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日常を撮ろう

旅や特別なイベントがあった時に、カメラを持って写真を撮る人はとても多い。
せっかく非日常なので、その記録を収めたい。
その気持ちはとてもよく分かるし、自分も写真をたくさん撮ると思う。

ではそうした非日常以外の、普段の毎日通う道すがら、自分の部屋、家族などの日常はなぜ写真を撮らないのだろうか?

その理由は多分、日常に感動がないからだと思う。
毎日が当たり前すぎて全てが記号化されて、何も心が動かない。

そんな時こそカメラを手に持ってみよう。
日常が劇場になる。

普段歩いている道も季節ごとの小さな花が咲いていることに気づくだろう。
家族の形も永遠に続かないことを知り、尊く思うだろう。
今住んでいる部屋の引っ越すかもしれない。

写真は過去へのタイムマシンだ。
写真を見返してみると、その時の情景、日常が何か特別なものに思える。

日常こそ写真に撮ってみよう。
きっとその写真が宝物になるから。

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