占いに霊感は必要なのか?
わたしは占い師になりたい方向けの講座を開催しているのですが、よく聞かれることがあります。
それは、占いって霊感が必要なんですか?
ということ。
もともと統計学という学問的な視点から占いの勉強を始めたわたしとしては、むしろ目が点になる質問でした。
えっ?そこが気になるところなのですね・・・。
わたしは自分が井の中の蛙だったと感じました。
調べてみたら、確かに、電話占い師さんのできる占術のところに書いてありました。『霊感』『タロット』『オラクルカード』『数秘術』『四柱推命』
霊感がある方をわざわざ選ぶ方もいらっしゃるそうですね。
世の中的に占いをお仕事に取り入れたい方で、占い師と名乗るのに抵抗がある方とない方は半々くらいのように感じました。
確かに霊感がある方に見てもらったら、自分の知らないことを教えてくれて良さそうですが、霊感がない方でもできる先読みがタロットカードだと思っています。
セッションを重ねれば重ねるほど、カードと仲良くなり、自分の表現力は増し、直感力が高まっていくと思っています。
じゃあ、タロットやってるんですか?と聞かれますが、、、やってないです。
わたしがやっている占術は四柱推命という、生年月日から占う東洋の占術なのですが、持ってる性質や性格、運気などを占います。
でもお誕生日の表(命式と呼びます。)から読み解いていくので、鑑定すればするほど、人を観る力が養われ、表現力や直感力は高まっていくと思っています。君子、占わずという言葉があるように、最終的には占わずにその方を見抜き、適切な言葉を掛けてあげられるようになりたいなと思っています。
営業マンや病院の先生も、たくさん人を見れば見るほど、相手がどうゆう方なのか、どうゆう病気なのかを瞬時に見抜くことができますよね。営業マンはトップ営業マンとなるし、お医者さんであれば、そうゆう方を名医と呼ぶのだと思います。
霊感とは最初から持って生まれている方もいれば、その能力を後から開花する方もいる。持っていなかったとしても。人の話を聴く力、読み解いた後に伝えていく力があれば、霊感がなくてもまったく問題はなく、人を占えると思います。どちらにせよ、人は第六感のようなものをみんな持っているということは確かです。
なんとなく、気が乗らないとか、気分とか、気合いとか、景気とか、天気とか。人はたくさん気というものが身近にあり、自分自身でも扱っています。
このように書いた気というものを目に見えないからといって、否定するということがないように、人間がもつ力を否定せずに受け入れていったときに、また自分の新しい道が拓けていくと思うのですよね。
自分が持つ、直感力を否定せずに。
占い師とは、依存するものではなく、ヒントをもらうものである。
わたしはみんなが自分の中にあるものを自分で読み解けるようになっていってもらいたいのです。
その協力ができる占い師になりたいと思っていますし、そのような活動をしております。