歯列矯正したら大嫌いだった集合写真が好きになった

自分の顔を写真に撮られるのがずーっと好きじゃなかった。

歯並びは最悪で笑顔の状態を撮られたくなかった。

だからいつも写真を撮る時は無表情か少し口角をあげるだけ。

それに嫌だという感情が顔を強張らせていて、写真の中の俺はいつも不機嫌で楽しくなさそうな表情をしていた。

その写真を見て現実を再確認してさらに落ち込む。

そんなことの繰り返しだった。

でも、歯列矯正をしてから180度変わった。

歯並びが少しずつ良くなっていくにつれて自分の顔を好きになっていった。

写真を撮る時も少しずつ自然に笑えるようになっていった。

そして写真の中の俺は、いつしか歯並びが悪かった頃と、別人のような笑い方をしている。

歯並びが悪くても自分の顔に自信を持てというのは、俺にとっては違ったようだ。

これからはいっぱい自分の写真を遺していくぞ。

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