読書感想~森田療法~
■今回読んだ本
■感想
自分のことが書いてある一冊だった。
だから読んでいて辛くもあり、楽しくもあった。
そして、たくさんの気づきが得られた。
不安や葛藤を取り除くのではなく、不安や葛藤を抱えるのは人間として当然であるという認識のもと、自分が生きたい方向に進む。
自分にとって目から鱗だった。
これまでは、不安や葛藤を取り除こうとしていた。
でも、それらを持っているのは人間として当たり前であり、それらを抱えたまま取り除かず、苦しいのは重々承知のもと行動に移していく。
最初は苦しいが、経験や気づきを経て苦しさは和らいでいく。
不安や葛藤が起こるのは、自分にとって当然のことであり、それを取り除こうとしない。
僕は、賭けることが怖い。
失敗したら嫌だなって思う。
でも、人生とは賭けの連続なのだ。
それに今更ながら気づいた。
賭けられないのは、不安や葛藤をゼロにしてから行動に移したいと思っているからだ。
でも、不安や葛藤がゼロになることはあり得ない。だから、何も行動できないのである。
もちろん、賭けない人生もそれはそれでありだ。
でも、自分はそうやって生きていきたいのか?
いや、賭ける人生がいい。
この本で何度も出てくる、「あるがまま」に生きるとは、人間としての欲望に従って生きていくということ。
これからは沢山賭けていこうと思った。
教条主義的な発想「こうあるべき」「〜しなければならない」という最大の敵。
これと僕は共存しつつも、人生の中で何度も勝っていかなければならない。
死ぬまで。
慣れたら勝手に勝てるようになるらしい。
目の前のバイトに取り組もう。その決心がさらに固くなった。
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