【2024年最新】保健師公務員試験(専門試験)の超具体的な出題内容を解説!
保健師公務員試験の具体的な問題や勉強方法って情報が全然ない...どう勉強したらいいの?
このような悩みを解決する記事をご用意しました!
僕は現在、保健師として働いていて、3年前に保健師の公務員試験を受けて現役で合格しました。
そこから、Instagramやブログ等で公務員試験についての情報発信をしています↓
https://www.instagram.com/takumi_syukatsu
当時の僕も、皆さんと同じように保健師公務員試験の勉強方法や出題範囲を色々と調べていましたが、ほとんど何の情報も出てきませんでした。
・自治体のホームページを見ても、過去問は1問くらいしか載っていない。
・公務員試験専用の参考書はない…
全然、情報が出回ってないんですよね。
唯一、先輩から
「保健師国家試験対策をしておけば大丈夫」
と言われたので、それを信じてひたすら勉強をしていました。
しかし、本当にこの勉強方法で大丈夫なのかなと不安を抱えながら毎日勉強していたのを覚えています。
そして、公務員試験当日「保健師国家試験で7割は取れる」くらいまで完成していたので、自信を持って受験しました。
しかし…
蓋を開けてみると惨敗も惨敗。
正直、保健師国家試験の勉強ってそんなに必要なの?と感じました。
(合格できたので良かったですが…)
もちろん、保健師の専門試験ですので、保健師国家試験の知識が必要なのは間違いありません。
しかし、結論【保健師国家試験の勉強だけでは足りない】と実感しました。
そこで、保健師公務員試験を受験し、且つInstagramで情報を発信し、保健師専門試験の情報を収集してきた僕が!
保健師専門試験の超具体的な出題分野と対策方法を紹介します。
(令和5年度に出題された類似の問題も多数掲載してます!)
少しでも、看護学生、保健師学生の参考になれれば嬉しいです!
※この記事は【保健師専門試験 五肢択一式(40問)】を想定したものになっています。
保健師公務員試験の専門試験について
さっそく、本題に入っていきたいのですが、まずは保健師公務員試験の概要を押さえておく必要があるので、そこを説明します。
保健師公務員試験には「教養試験」「専門試験」「論文試験」「面接試験」があります。
自治体によっては、「専門試験」がなかったり「教養試験」が「SPI3」だったりと少し異なることはありますが、基本的には上記画像の流れで進みます。
教養試験は、どの自治体・どの職種もある程度同じような問題が出題されます。
具体的な対策方法は下記ブログにまとめているので是非、見てみてください!
しかし、専門試験は受ける職種によって出題内容が異なってきます。
保健師の専門試験の出題範囲は以下の4分野です。
自治体によって範囲が違う可能性があるので、受験を希望する自治体のホームページから【受験要項】を確認してみてください。
勉強を始める前に必ず確認しておいてくださいね!
とは言っても、上記範囲の記載だと具体的にどんな問題が出るのか理解できませんよね。
この後、詳しく具体的な出題内容を紹介していくのでもう少しお付き合いください!
【保健師公務員試験】専門試験の出題形式
上記のチャプターである程度の出題範囲が理解できたと思います。
では、次に疑問に思うのが
「どのような形式で問題が出題されるのか?」ですよね。
実は、保健師公務員試験の専門試験には、以下の2つの回答形式があります。
●五肢択一式(40問)
●記述式
それぞれ詳しくみていきます。
【保健師専門試験】五肢択一式
五肢択一式とは、5つの選択肢の中から1つを選ぶ方式です。
イメージは看護師・保健師国家試験の解答方法です。
保健師専門試験がある自治体の多くは「五肢択一式」が解答方法として採用されています。
(自治体HPの試験概要に【五肢択一式・選択式】とあればこの回答方法)
五肢択一式のメリットは
「あいまいな知識でも選択肢を絞れる」ところです。
そのため、広く浅く知識を詰めておくことでどんな問題にも対応できます!
【保健師専門試験】記述式
五肢択一式に対して記述式とは、空欄に当てはまる語句を記載するという出題形式です。
イメージは大学の定期試験のような感じです。
この記述式を採用しているのは「東京都の特別区等」です。
選択肢がない分、五肢択一式よりも深い知識の理解が必要になります。
ただ、特別区は過去問がかなり広い範囲で公開されているため、対策は立てやすいです。
特別区を受験される方は注意してください!
と、以上が出題形式についてでした。
出題形式が理解できたところで、ここからは具体的な出題内容の説明に入っていきます!
※今回の内容は「五肢択一式」向けになっています。
【保健師公務員試験】業務と結びつける出題内容
では、どんな問題が出るのか?
結論を言うと、
【保健師の業務で使う知識が出る】
ここに尽きます。
考えてみるとわかるのですが、これから保健師として働く人を採用するわけなので、保健師の業務内の知識が問われる問題が多いんです。
当時の僕は、そこまで考えられてなかった…
では、具体的な保健師業務には何があるのか?
行政保健師の業務として、母子保健、成人保健、高齢者保健、難病(障がい者保健)、感染症・食中毒などがあります。
【母子保健】では、名前の通り新生児や児童の予防接種・成長の過程、評価妊婦、産後のケアなどがあります。
【成人保健】では、生活習慣病を主に対策するので高血圧や糖尿病・脂質異常症などの知識が必要になります。
【高齢者保健】では、健康寿命を延ばすためにフレイルやサルコペニアなど身体面の健康づくり、認知症予防などの精神面での健康づくり、その他介護保険などの業務を行います。
【難病(障がい者保健)】では、クローン病やパーキンソン病など指定難病の対応がメイン業務です。
【感染症・食中毒】では、予防ワクチン(麻しん風しん、4種混合ワクチンなど)新型コロナウイルス感染症、結核、ノロウイルスなどの知識が必要な業務を実施します。
多くのサイトでは、保健師の専門試験は【保健師の国家試験対策】をしていればOKと書かれていますが、保健師の業務内容を見てみると
【保健師の国家試験対策】+【看護師の知識(疾患の基礎知識)】も必要になることがわかりますね。
そのため、専門試験で高得点を取りたい!という方は保健師の勉強だけでなく看護師の勉強も必要になります。
(そもそも、保健師の免許を取るのに看護師免許が必要なので、よくよく考えると看護師の知識も必要なのは理解できますね。)
【保健師公務員試験】専門試験の具体的な出題内容
ここからは
・具体的にどんな問題が出るのか?
・どの範囲を勉強しておけば良いのか?
ここを令和4年・5年度に出題された過去問を織り交ぜながら徹底的に解説していきます!
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