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Vol.11縁起の良い「福を呼ぶ年賀状」の制作秘話

クリエイティブにまつわるトピックスや、ユニークなソリューションをクリエイター目線でご紹介する「ユニクリ!」。今回は、弊社からクライアント様にお送りした年賀状のクリエイティブについてご紹介します。


“福を呼ぶ、はじまりのお茶”の年賀状

新年の始まりに飲むお茶は心身を整え、厄除けにもなる縁起のいいものと伝えられています。そこで、クライアントさまに“福”をお届けできるようにと企画したのが、この「福を呼ぶ、はじまりのお茶」の年賀状です。

年賀状は、新年最初のコミュニケーションとなる大切な贈り物。だからこそ、おめでたさと“新しい年が健やかにスタートできる”縁起の良さを両立させた特別なものにしたいと考えました。

お正月の縁起物とクリエイティブデザインを組み合わせることで、お客様に“驚き”と“ほっとする時間”を同時にお届けします。


クリエイティブへのこだわり

1.縁起のいいモチーフを散りばめたデザイン

ビジネスのご挨拶であることを念頭に置きながらも、縁起の良いモチーフを多く取り入れることで、クライアント様が受け取った瞬間から「新年のおめでたい気分」が感じられるようデザインを心がけました。

2.色味を徹底追求して理想の仕上がりに

赤色に引っ張られ、ゴールド部分が赤っぽく出てしまったサンプルも…

今回、協力いただいた京都 ごえん茶の「おちゃより」のパウチは、通常の紙への印刷とは紙質や仕上げ工程が異なる初めての印刷方法のため、当初は想定とは違う色味で仕上がってしまいました。

サンプルを何度も取り寄せ、写真で確認するだけでなく、実物を郵送し、密にチェックのやりとりをさせていただきながら微調整の繰り返し。3回ものサンプル出しを経て、ようやく理想の発色に。
遠方にもかかわらず、丁寧に対応してくださったごえん茶さまの協力なくしては完成することはできませんでした。

3.中身のお茶にもこだわりを

大切なお客様にお送りするものなので、中身の茶葉も昔から玉露の産地として知られる京都府宇治田原町産の玉露を使用しました。丁寧な手摘みと伝統製法を用いた深みのある旨味や豊かな香りが特長。まさに「福を呼び込む」にふさわしい贅沢なお茶です。


思いついたきっかけは?

今回のアイデアを思いついたきっかけをアートディレクター 諸岡に聞いてみました!


制作してみてどうだったの?

お送りしたクライアント様に連絡すると、たくさんの温かいお言葉をいただくことができました。

従来の年賀状よりも“体験”や“楽しみ”をプラスできたことが、大きな手応えとなりました。お茶を味わいながら、ほっと一息ついていただける時間も新年のご挨拶の一部として貢献できたのではないかと感じています。



ユニクリ!では、今後もこのようなクリエイティブにまつわるトピックスや、ユニークなソリューションをクリエイター目線でご紹介していきます。
 
来月もお楽しみに!
 
 
スタッフリストーーーーーー
企画制作:諸岡・矢部
協力会社:京都 ごえん茶
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ライティング/コピーライター 伊藤

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