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高校生に響く!青春ショートストーリーの制作秘話

クリエイティブにまつわるトピックスや、ユニークなソリューションをクリエイター目線でご紹介する「ユニクリ!」。
今回は、弊社がWEB MOVIEの制作でお手伝いした全国生コンクリート工業組合連合会様のお仕事をご紹介します!


若年層に響くドラマ仕立てのショートストーリー

地方の工業高校に通う幼馴染の3人。
男子2人は大親友で、お互いにコンクリート甲子園を目指し、切磋琢磨しあっている。
そんな2人の姿を、羨ましくもあり、少しうざったくも感じながら、居心地が良いからいつも一緒にいる女の子。
この3人が描くコンクリート甲子園をテーマにした青春ストーリー。

制作したポスタービジュアル

今回のターゲットは高校生。
TikTokをはじめ、若者の間でトレンドとなっているドラマ仕立てのショートストーリーにすることで、興味を持ってくれる人を増やすことができると仮説を立てました。
 
コンセプトは、「リアルな高校生活とオーバーに描いた青春」です。
単なる告知動画ではなく、コンクリート甲子園をテーマにした高校生のリアルな日常と、その中の青春の1ページをちょっとおおげさに描くことでクスッと笑えるWEB MOVIEを目指しました。

高校生に寄り添ったストーリーにすることで自分ごと化しやすく、大会参加者にも、そうでない人にも見てもらえるのではないかと考えました。

リアルな学校生活を演出するために

・廃校舎で撮影

リアルな教室の雰囲気を再現するため、もともと高校だった施設で撮影しました。机や棚は揃っていたのですが備品は一切なかったので、地球儀や掲示物など実際の教室にありそうなものをみんなで意見を出し合い準備しました。

・主演オーディション開催

ショートストーリーは役者が命!
男女30人以上の中から3人を選抜させていただきました。実際に役の演技をしてもらい、登場する3人のキャラクターイメージと役者さんの話し方や雰囲気などの個性がマッチしているかを軸に審査しました。
 
男性キャストに関しては、演技力に優れた最終候補6人のうち、2人が同じ高校の同級生で友人同士であることが発覚(オーディションに参加していることはお互い知らなかったそうです)。雰囲気もイメージしていたキャラクターも近く、今回の“幼馴染であり大親友”という設定にもぴったりなことから、今井暖大さんと久野 渚夏さんの2人にお願いしました。

・雨から晴れにするライティング

撮影当日の天気予報はあいにくの雨。
しかし、当初の設定では、さわやかな青春の1ページを連想する晴れた日を想定していたので、なんとかできないか前日にライトマンへ相談していました。

そして当日、撮影場所に向かうと、1m以上もある大きなライトが屋上から2つ吊り下げられていました。「これで晴れの日のような画が撮れますよ!」と窓からの景色を明るく演出してくれました。おかげで、下図のような雨の日とは思えないくっきりとした明るいシーンを撮影することができました。

外の景色をライトアップしたシーン

撮影直前にストーリーを大幅!変更!?

撮影直前に起こったアクシデントを
アートディレクター諸岡に聞いてみました!

当初は、コンクリート“甲子園”になぞらえて男子2人が校庭でキャッチボールしながら会話をするストーリーで撮影する予定でした。最終の打ち合わせを終えて、役者さんのスケジュールも押さえていました。

変更する前のキャッチボール篇の絵コンテ

しかし、前述した通り撮影当日は雨でした。
もともと晴れの予報だったものが、撮影日が近づくにつれて晴れからくもりに、撮影3日前には雨予報に変わってしまいました。小雨なら決行できると考えていたのですが、午後からは大雨の予報。

急遽、撮影2日前に屋内撮影用のコンテに大幅変更。前日に全国生コンクリート工業組合連合会様に修正内容を確認し、了承をいただきました(急遽のご対応、本当にありがとうございました!)。

変更後の教室篇の絵コンテ

ただ、実際に撮影してみると、当初のキャッチボールする企画よりも教室内で撮影する方が、より高校生のリアルな日常や青春がイメージできる動画に仕上げることができました。

全国生コンクリート工業組合連合会様からも「よりリアルな高校生のシーンになりましたね」と言っていただけ、土壇場に調整したクリエイティブをいい方向に進めることができました。

制作してみてどうだったの?

掲出した広報誌

ユニクリ!では、今後もこのようなクリエイティブにまつわるトピックスや、ユニークなソリューションをクリエイター目線でご紹介しています。
 
来月もお楽しみに!

スタッフリストーーーーーー
営業:堀江・南・東條
企画制作:村田・諸岡
制作会社:株式会社gootbox
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ライティング/コピーライター 伊藤

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