子宮頸がん検診でひっかかりまして④
それから、2週間後。7月になってました。
夏が始まり、今年はどうしよう。コロナだしあまり、遠出はできないけど、どこかに行きたいなぁ~。海にしようか、それともグランピング的なことでもしようか。と気分はお出かけモードでウキウキ。
検査結果ことなど、頭の片隅にさえありませんでした。隅の隅の隅のほこりくらいなもんです。スケジュールのリマインド機能がなければ、おそらく、忘れていたかもしれません。今、考えるとリマインド機能様様です。
仕事終わりに検査結果を聞きに、レディースクリニックへ。受付をして、すぐに呼ばれました。
(あ~、早く帰れる~。やったぁ♪)
そんなことを思ってた気がします。はい、お気楽すぎて泣けてきます。今は、「気ぃぬかんとき!!」とそんな自分を𠮟りつけてやりたいです。
診察室へ入って、椅子に座ると先生が言いました。
先生「結果出たよ~。今から説明するね。これね。2525さんの結果。ここ、エイチ・エス・アイ・エル(HSIL)って出てるでしょ。これ、高度異形成~上皮内がんっていうのが疑われてるの。」
へ?
上皮内がん・・・・
上皮内がん・・・・・・
内がん・・・・・・・・・・
がん・・・・・・・・・・・・・・・・・
癌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
よく、奈落の底に突き落とされるっていうけど、これかぁ。って感じ。
奈落の底に突き落とされました。
ちなみに奈落の底って、
仏語。 地獄の底。 底の知れない深いところ。 どん底。
って意味らしいです。
底のしれない深いところ・・・・
まさにそんな感じ。
まぁ、今だったら、そんなにショック受けなくてもいいのに(^^;
と、思えるのですが、生まれてこのかた、なーんも大きい病気をしたことなく、ましてや、自分の身にガンなんて、そんなものが降りかかるとは夢にも思わなかったので、この時の自分にとってかなりショックなことでした。
先生が何か説明していましたが、先生の声が遠く、
こもったように聞こえて、例えるなら、水の中に潜って外の声をきいているような感じになりました。手の熱がスッと引いて、震えて、力が入りませんでした。
(聞かなきゃ、先生の話を聞かなきゃ。
でも、何を言っているのかわからない。追いつかない。
子供は?まだ、4歳よ?1歳だよ?
いやだ。頭ぐちゃぐちゃだ。
どうしよう。パパ、どうしよう。私、癌かも・・・・
しっかりしろ、私。しっかりしろ。しっかりしろ!!!!
でも、何をどう、しっかりするのよ・・・。)
そんな感じで、頭の中でグルグルいろんなことが回ってました。
先生「・・・2525さん?大丈夫?もう一度、説明するからね。」
私の様子に先生がそう言ってくれて、ハッ!!と我に返りました。おそらく、聞いてないのがわかったのか、先生が、もう一度、今度はゆっくり(いつも以上に)説明をしてくれました。
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