子宮頸がん検診でひっかかりまして⑭ ~入院の日~
入院の日。
13時ごろに来てくださいと言われたのですが、息子たちの世話などをしているうちに、時間が経ってしまい、30分くらい遅れての到着(ノД`)・゜・。
エレベーターを上がり、入院する棟へ移動して、婦人科の前で待っていること約20分。
そこから、看護師さんがやっってきて、何枚かの書類に必要事項を記入し、それを渡すのに15分。結構、入院する前だけでも時間がかかりました。
おそらく、私の後に説明受け、書類記入をする人が、私が遅れたことにより、先にその応対を看護師さんがしていて、私たちは待つことになってしまったのです。時間通りに行っていれば、時間はかからなかったと思います。完全に時間遅れたせいです(;'∀')時間通りに行くの大事です。
息子たちがいつもと違う場所にテンションがあがってしまい、その待っている間、説明を聞き、書類を記入している間も暴れまくり、てんやわんやで全然、落ち着かない(:_;)
入院するときは、息子たちとはしばらく離れてしまうので少し、センチメンタルな場面になるかと思いましたが、病院内を暴れまわる息子たちをおさえようと疲れ切る夫とその息子たちを一喝し、怒号を浴びせる鬼のような私。
という、地獄絵図のような場面となり看護師さんも苦笑い。
この時、息子たちは、お義母さんたちに預けるべきだったと思いました(;'∀')
「もう、ママ行くよ!!」と怒り気味にいい、息子たちに背を向けて、スーツケースを引きながら、しばらく歩き、さすがにこんな別れた方はいやだなと、ふと思いました。なのでもう一度、笑顔でじゃあね、ばいばい!を言おうと、90年代のトレンディドラマっぽく振り向き、
「じゃあね、ばい・・・・」まで言うと、
遠くで息子たちがダッシュして、エレベーターのボタンを押しているところが見え、夫も彼らを追って行ったので、振り向いた私の後ろには誰もいませんでした。ちびまる子ちゃんだったら、ヒューっと木枯らしが吹くような場面でしたwww
あっさりとさっぱりとお別れした後、看護師さんに病室を案内されました。
隣の人に気を遣うのが嫌だったので、個室にしてもらいました。
そして、個室にして正解だったなと思いました。
静かだし、きれいだし、何よりシャワー室がついているので自由な時間にシャワーに入れるのも、よかったです。
看護師さんから、
手術は15時開始予定。(これは麻酔説明のときも聞いています。ほんとは、午前中のうちがよかったけど、こればかりは仕方ないですよね。)
今日は21時以降絶食。
明日、朝6時~10時の間に、経口補水液や飲む点滴を約1.5リットル補水
術後4時間は動けない
などの説明を受けました。
看護師「説明は以上ですが、ほかに質問などありますか?」
と聞かれたので、手術が遅めなので夕飯のことが気になり、夕飯は出るのか聞くと、
看護師「はい、夕飯はでます。ただ、前の手術が予定より遅れた場合は、夕飯は2時間の取り置きなので、それ以上だと簡易な食事となります。まぁ、遅れるといっても、そんなに遅れることは稀なので安心してください」
と、言われ、よかった(^-^)とこの時の私は安心しました。ですが、安心してはいけなかったのです。
【常に最悪の状況を想定する。】
これは誰かの言葉だったと思います。確かに。と今は思います。
手術編で詳細は書きますが、今、言わせてください。
その稀に当たりましたけどね!!!!!( `ー´)
ここからは、明日の手術までの安心しきっている私として書いていきますYO☆
看護師さんは、「では、明日の手術までゆっくりしていてください」
といって、部屋をでていきました。
ゆっくりしていてください。
控えめに言っても、
最高です(*´▽`*)
息子が生まれてから約5年。こんなにゆったりした気分になったのは、本当に初めてでした。もちろん、明日は手術だし不安じゃないと言ったら噓になりますが、誰にも何にも追われない自分だけの無駄で暇で何にもない時間。
こんなに贅沢なことだったんだ・・・。
まず、部屋着に着替えて、ベッドに膝を抱えてすわりました。窓からはやわらかい光が入ってきて、静かで穏やかな時間に先ほどの怒号を浴びせる鬼は完全に消え去っていきましたwww
明日の手術の日は、鬼の中の鬼がでてくるんですけどねwww
そこからは、動画タイム( *´艸`)
プライムビデオで最近、ハマっているアメリカのドラマ
「This is Us」を鑑賞。
このドラマ、心に刺さるセリフが多いんです。
その中でも、好きなのが、シーズン1の最初の方のセリフ。
3つ子を出産中に1人が助からず、失望の中にいる父親に、出産を担当した老齢のお医者さんがかけた言葉です。
「最初の子供はお産で亡くした。それがこの職を選んだ理由だ。こう考えたいんだ。この子を亡くしたことで、他の大勢の命を助ける道に私は導かれたんだと。こう考えたいんだ。君も年老いたとき自分の経験を若者へ語るだろうと。人生が差しだす酸っぱいレモンをレモネードに変えた経験を。」
手術することが決まった時期に見ていて、そのとき、この言葉を聞いて、私は何だか涙が出てきました。
時に人生は思いがけず、酸っぱいレモンを私たちに差し出す時がある。それは、レモネードに変えられるということ。
今あるこの状況は、人生が差し出した酸っぱいレモンだとして、私もいつかこのレモンをレモネードに変えることができるだろうか。
私も変えたい。
今、差し出されたこの酸っぱいレモンをレモネードに変える。変えてみせる。
そう思って、自分を奮い立たせました。
そんな素敵なドラマを見続けていると、気づけば、夕方になり夕飯が運ばれてきました。
たらの西京焼き
カリフラワーの和え物
ごはん
カボチャスープ
一瞬でたいらげちゃいました(*´ω`)おいしかった(^-^)それから、買ってきたケーキとカフェオレを食後のデザートにして、21時以降の絶食に備えました。
今なら思います。デザート食べておいてよかった(:_;)
夜更かしする気マンマンでしたが、12時をまわることもなく、寝落ちしてしまいました(;'∀')
そして、いよいよ、手術の日を迎えます。
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