時短家電をいくつか紹介
はい! おはようございます!
家事もそこそこやってる田舎の大工です。
全国の職人の皆さま、いかがおすごしでしょうか??
ということで、キッチンの設計をしてる時に家電をどう配置するとか考えてる中で、そもそも家電は何を使うと良いのかな、とか思ってしまったのでまとめてみました。
あわただしい現代社会の生活で、すこしでもやらないといけないことにかける時間を削り、心豊かにやりたいことへの時間を増やす、というのが、ぼくとしては、そうしていきたいというのが切なる願いです…(笑)
やらないといけないこと、というと、家事とかになりまして、比較的、便利な家電で解決できることも増えてきました。必要は発明の母、とはよく言ったもので、多くの人が求めるものが次々と現れてきて、なんとも便利な時代です。
時短できそうな家事の代表格として、掃除、料理、洗濯、朝のしたく、などがあるので、長年にわたり住宅設計をしてきた建築士として(笑)、時短家電とは、を深く考え、お客様からの要望も訊き、実際の使い勝手もヒアリングしながら、で実際のところどうよ?、というのを書いていきたいと思います。
掃除の時短家電について
・ロボット掃除機
掃除をしていて、これを家政婦さんがやってくれてたら、毎日の生活はどんなに快適になるんだろうか、なんて夢みたことはありませんか??? ぼくはあります。残念ながらそんな夢は今のところかなわずにいますが、我々にはっ! ロボット掃除機があるじゃないですかっ!!笑
ロボット掃除機になるべく広い範囲を掃除してもらうためには、とにかくそこまで自走してもらわなくてはいけませんから、段差のないバリアフリーな住宅になるように設計するのもお忘れなく。留守してる時は扉を開けておけば、ほとんどのエリアを掃除しといてくれて、充電ステーションにも帰ってこれる、ということができるように、クローゼットの扉の下部分を切って通れるようにしたり、階段下を充電ステーションにしたり、どういう経路でロボットに掃除してもらうのかを考えておきましょう。
・スティッククリーナー
充電式のコードレスになったスティッククリーナーは、収納にそんなに場所を取らないので、取りやすいところにあるクローゼットに収納することができて、出し入れで往復する時間が減らせますし、気軽に掃除機をかけることで、重たい掃除機を出すのが面倒でおっくうになり、掃除の頻度が落ち、どうしようもなくなってからやるよりは、早くて負担なくできますし、その後の動きも軽やかになります。ものすごい掃除をした後って、もう何もしたくなくなってダラダラと休憩しちゃいませんか? ぼくはします!笑
なので、スティッククリーナーを1階と2階にそれぞれ収納して、クローゼットの中にはコンセントもつけちゃったりして、常に充電する、というのも忘れずに。
・高圧洗浄機
ケルヒャーとかが有名ですが、高圧洗浄機は、外回りのタイルとかコンクリートとかの黒ずみ汚れをきれいにするのに便利で、デッキブラシとか、タワシでゴシゴシするよりも、ものすごく速くできてしまうので、時短したいならおすすめの時短家電です。玄関アプローチ、駐車場といったところが汚れやすいんだ、という方で、いくら汚れてても気にならない、という方以外はこういうのがあってもいいかもしれません。
あと、保管の注意事項として、凍結するような時に内部に水が残っていると、水が氷になる時に膨張して、中の部品やホースのコネクタが壊れることがあります。使い終わってホースをつなぎっぱなしで、水もしっかりパンパンに残ってる状態で凍結して壊れた…という、そんなバカみたいなことする人いるの?と思われるかもしれませんが、げんに、ここにいます。。。泣
ゴシゴシするのが好きで、趣味みたいなもんだ、という方は、ゴシゴシされてたらいいと思います。
ご家庭で使うんであれば、小型で良いんじゃないでしょうか?
メーカーとしては、定番のケルヒャー、国内メーカーの京セラなんかもいいです。ぼくは現場のものを洗ったり、現場で汚れたクルマを水洗いしたりもよくするので、使う頻度と耐久性で、ケルヒャーにしていますが、みなさんはお値段と用途に応じて選んでみてください。
・自動芝刈り機
家は庭があって、はじめて「家庭」になる、なんてキザなことを言うつもりはありませんが、庭は良いです。グリーンを眺めながら暮らしていけるのは幸せだな、とぼくは思います。とはいえ、広い庭を全部、木を植える植栽でどうにかするとお金も大変なので、それじゃマサ土でも入れとく?とかすると雑草がものすごいことになってしまうので、いろいろ実際にかかる値段を比べてみると、結局は芝にするのが1番リーズナブルで、自動芝刈り機に定期的に小まめに刈ってもらうのが楽で安くすみます。貴重な休みにしぶしぶ重い腰を上げて自分で芝を刈る労力と休憩時間も含めたあなたの時給、もしくは外構屋さんに定期的に芝刈りしてもらって毎年延々と払い続けるお金、なにもせず自然のたくましさに驚愕しながらこんなのを求めていたんじゃなかったのにと庭を見ながら後悔していつしか都合の悪いことには目をそむける人生(笑)、、、、に比べると、自動芝刈り機は1番リーズナブルな選択肢じゃないかと思います。
まあ、冗談はさておき、自動芝刈り機も電気で動くので、収納場所と電気のコンセントを確保するように設計しておいてください。
料理の時短家電について
・電気調理鍋
電気圧力鍋ともいったりするみたいですが、食材を切って入れておくだけで、煮込み料理やあれこれがつくれてしまう、まさに時短家電。ものによっては混ぜてくれたりもするので、つくりたいものに応じて選んでみてください。ウチでつくったことがあるものとして、カレー、シチュー、筑前煮、肉ジャガ、筋煮込み、赤飯、おこわ、ぜんざい、温泉たまご…などなど、火の加減をみるのにコンロにつきっきりになるところを、タイマーセットでお任せにできるのですから、他のことができる、出掛ける前にセットしておけば晩に帰ってからすぐに食べれる、とか、時短と楽が一緒になったすごい家電だと思います。
しかも、圧力鍋ですから、かなりおいしくできます!! 肉ジャガなんて、普通はコトコト煮込むだけですから、あんまり圧力かけないですよね。そこまでされるあなたはスゴイです!! でもそれがスイッチポンで圧力かけてくれるので、もう、ほんとにおいしいんです。
これは、時短というだけでなくて味としてもおすすめなので、ぜひとも検討してみてください。
・オーブンレンジ、ノンフライヤー
オーブンレンジという、電子レンジと電気オーブンがセットになった家電がありますし、ノンフライヤーという油を使わずに揚げ物ができるという家電があります。
電子レンジをどう使うか、でオーブンレンジとノンフライヤーのどちらにするかを選んでいただいたらいいと思いますが、基本的に電気ヒーターで油を使わずヘルシーに揚げ物をつくるという画期的な家電です。揚げ物って、大好きじゃないです? ぼくもですが、息子たちも唐揚げもとんかつもコロッケも、めっちゃ大好きです。でも揚げ物って、適温にするまでの手間、おいしく揚げるテクニックもなかなかですが、そのあとの油の処理も、揚げた鍋の洗いも大変じゃないです? それが油を使わないで揚げ物をする、というコペルニクス的な発想で、調理も、片づけも、しっかり時短してくれる家電として、オーブンレンジとノンフライヤーはおすすめです。
・フードプロセッサー
料理をするイメージって、まな板の上で包丁でトントン切る、というのが半分、残り半分がフライパンで炒める、みたいなのってないです? その包丁で切るのも、大きめならまだしも、みじん切りとか千切りとか、マジ勘弁して、って言いたくなるものが、おいしくなるんで、日本中で繰り返されている調理なんじゃないでしょうか? それをフードプロセッサーなら安全に指を切る心配もなく、バーっとすばやくやってくれるのですから、これもおすすめです。
これが5万円とかするなら、躊躇するのも無理ないことですが、結構いいものでも2万円しないくらいなので、これこそ時間をお金で買うことを思えば、かなりコスパの良い時短家電なんじゃないでしょうか????
・食器洗い乾燥機
キッチンを新しくされると、必ずといっていいほど選択肢に入ってくるのが、この食洗機を入れようか、浅型でいいのか、深型にしようか、海外製のフロントオープンにしようか、リンナイのフロントオープンでもいいか、そもそもなしにしようか、、、と悩みに悩む選択肢になります。
基本的に高温で、節水して洗うので、おすすめするのですが、それでも手洗いが好き、という方もありますので、それはどちらにされてもいいと思いますが、毎日いつも使う食器が同じ、というのであれば、洗って乾燥させたらそのまま収納として使い、また次の食事でそこから出して使う、という無限ルーティンさせることもありかも、と思っています。
洗濯の時短家電について
・洗濯機、洗濯乾燥機
最近は川で洗濯をされる方も少なくなり(笑)、スイッチポンで洗濯してくれる便利な時代です。それだけでなく、洗剤もタンクに入れておけば毎回適量を使ってくれるのもありますし、もちろんお風呂の残り湯も使ってもくれます。
洗濯機にはドラム式とタテ型があるのはご存知の通りですが、汚れ落としが比較的強いのはタテ型になります。もちろん、衣類の繊維に優しい、節水だとか、それぞれのタイプに良い点はありますので、比較しながら選ばれてください。
洗濯だけでなく、乾燥機能も備えたものもありますので、洗濯機単体にして乾燥は別にするのか、1台で乾燥まで済ませてしまうのか、は暮らし方はそれぞれです。
・ガス乾燥機
もしも、お子さんが多い、洗濯物が多い、となると、洗濯しながら同時に乾燥までするようになることが想定されるなら、ガス乾燥機をおすすめします。洗濯乾燥機は電気で乾かすので、乾燥に3時間ほどかかります。洗濯から乾燥まで1ターン4時間(1+3)かかるのを2ターン、3ターンするとなると、なかなかなものです。これを洗濯1時間、すぐにガス乾燥機1時間、その隣で平行してまた洗濯1時間、またすぐガス乾燥1時間、とかすると、3時間で2ターンが終わり、4時間で3ターンが終わってしまいます。
これは家事をする身からすると、画期的な技術革新的な時短家電になってきます。だからこそ、ぼくはおすすめするんです。
ちなみに、デラックスタイプは機能がよくなってるのもありますが、なにより、フィルターがフタ側にあるので、メンテしやすくなっています。フィルターの掃除は、ぼくはほぼ毎日やってまして、1週間を越えるときついです。結構な頻度で掃除することになります。これがスタンダードタイプだと奥にあるので、毎回おっくうになります。乾太くんを設置する高さにもよりますが、洗濯機の上にするとかちょっと高いところだと、かなり困難なことになるというのはイメージしやすいんじゃないでしょうか?
・衣類除湿器
普段はほとんど使うことはないんですが、気温が低くて湿気の多い梅雨の時には、これがあると部屋を少し暖めながら除湿もしてくれる、というまさに再熱除湿エアコンみたいなもんです。衣類を干してる場所の近くでやるほど、効果的です。
朝のしたくの時短家電について
・電気ケトル
朝はコーヒー、という方も多いかもしれません。ということは、お湯を沸かすことから始まりますが、電気ケトルを使っていきましょう。コンロでヤカンに火をかけるのが好き、という方もあるでしょうから、それは別に否定はしませんが、時短ということなら、電気ケトルです。あと、鍋でお湯を沸かす時も、先に電気ケトルで沸かしてから鍋に移すと、それも時短になります。
メーカーや機種によって、お湯を沸かすスピードも違ってきて、電熱線ヒーターの出力もまちまちですし、保温できるタイプだと沸かすのも早くなります。
ぼくはコーヒーはプレスで淹れるので、注ぎ口が大きめの電気ケトルを使いますが、ドリップでコーヒーを淹れるということであれば、注ぎ口が細くなってる電気ケトルだと、ちょっとずつ調整しながら注げますので、注ぎ口も気にしていきましょう。
・アイロンスチーマー
パシッとアイロンの効いたシャツを着るのは気持ちよく、逢う人へのマナーでもあります。とはいえ、あわただしい朝はすこしでも早くアイロンがけしたいもので、アイロン台を出してアイロンが温まるのを待って、、、とする時間がもったいないのですが、温まる時間も早く、アイロン台を出すことなくハンガーにかかった状態でささっとアイロンがけができるというのは、とても時短になります。
洗濯が終わってからのハンカチからシーツからなんでも大量のアイロンがけをするなら、アイロン台の上でじっくりとするのが効率も良いのですが、その日に着るシャツをパッとアイロンしたいだけなら、こういうスチームアイロンが早いです。
機種によって、スチームだけでなく、普通のアイロンコテのついてる、ついてない、という違いもありますので、どういうお洋服をお持ちで、朝アイロンをかけるのはどういうお洋服なのか、ということでよくよく検討されてください。アイロン台の代わりに熱を受けるミトンの用意もお忘れなく。
まとめ
ということで、長年にわたり住宅設計をしてきた建築士として(笑)、時短家電とは、を深く考え、お客様からの要望も訊き、実際の使い勝手もヒアリングしながら、で実際のところどうよ?、というのを書いてみましたが、いかがだったでしょうか???
すこしでもみなさんのお役に立てば嬉しいですし、こんなことまで考えてくれている建築士にわが家の設計をお願いしたい、と思って、ぼくに依頼していただければ幸いです(笑)