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五行易・断易のヒント集⑥
※過去のTwitterへの五行易に関する投稿をまとめてみました。大体時系列なので内容はバラバラですが、参考になることは多いと思います。
五行易である事柄を占った場合、その年の十二支(太歳)が卦に入ったならば気をつけたほうが良い。もしその十二支が不利な物ならば、それはその年の流年が運に悪い影響を与えている。逆に有利な物なら流年が良い影響を与えている。
家を売買したり、貸し借りする場合の用神は父母。具体的に相手が決まっているなら応爻も参考にする。高く売れるか?なら、これも買い手が買ってくれるか?なので、父母が強ければ高く売れる。お金の意味のある妻財は忌神になる為、基本的には用神としない方が良い。でも風水は別。
暗動について
暗動は大きく分けると二種類ある。日に冲されて暗動する場合と独発の爻位に冲されて暗動する場合。基本的には冲される爻位が弱ければ日破、強ければ暗動となる。
暗動の条件
①月建から助けられて(旺相)、日辰や独発に冲される。
②月建から合されて、日辰や独発に冲される。
③月建が長生で、日辰や独発に冲される。
④月建からの旺相や長生や相合がなくても剋されていない場合には、日辰や独発に冲されれば暗動する。しかしこれは弱い暗動である。
⑤動爻から生じられて日に冲されれば暗動する。
①〜⑤までの条件がなく、月建から剋されて日辰に冲されれば日破となる。
暗動について
・用神が伏神なら日辰に冲されても暗動にはならない。堤抜されやすいと解釈する。
・動爻が日辰に冲されても暗動にならない。弱ければ無効化され、強ければ動きが激しくなると解釈する。
・変爻が日辰に冲されても暗動にならない。冲されれば無効化されることが多い。
年(太歳)は最も大きいものであるため、国や政府機関を表すことがある。月は自分より大きいもの、日は自分自身と同じくらいのものと解釈すれば良い。時期で見れば太歳は最も遠いもの、月は遠いもの、日は最近だと考えても良い。
通常はある事柄を占ったら、未来の吉凶だけを判断するかも知れないが、実は卦は現状も表しているので、卦がどういう風に変化していくかを見極めるのも大事である。例えば、用神が弱いが原神が独発したりすれば、今は悪いが後に良くなる場合などである。
五行易で具体的な数を判断するのは至難の技。しかし、出来ないことはない。基本的には五行と十二支の数を使う。水は1(子)は6(亥)、木は3(寅)と8(卯)、火は2(巳)と7(午)、土は5(辰と戌)と10(丑と未)、金は4(酉)と9(申)になる。
・納甲の歌
乾内甲子外壬午、坎内戊寅外戊申。
艮内丙辰外丙戌、震内庚子外庚午。
巽内辛丑外辛未、離内己卯外己酉。
坤内乙未外癸丑、兌内丁巳外丁亥。
五行易での射覆(しゃふく・せきふ)の用神は基本的に応爻になる。卦宮は物の外形や構造、六獣(六神)は物の性質や使い道、六親は物の性質、十二支は形を表しやすい。空亡は穴や空洞、月破は欠けた物や壊れた物、墓は包まれた物や収納されている物などを表す。
『凡そ断法の根本観念は、地支関係の道理を推演するにあり。故に伯温は、生剋制化の一理に包接さる丶むねを提示しているのである。心をひそめて卦に就き、以下の原則に法りその関係の道理を考察するとき、自らの現象の奥を把握することを得ることが出来るのである。』
諸口悦久 納甲易断法原則精蘊
ロジックだけじゃ五行易は当たらないし、直感だけでも五行易は当たらない。だから面白い。
古典は参考にするが盲信はしません。あくまでエッセンスを得る為に読みます。なぜなら、我々と同じく占いも進化の途中で完成形ではないと思うからです。
占った事柄に関連した人の生まれ年が卦に入ることを『命爻(めいこう)』という。命爻が卦に現れた場合には、重要な情報を表しやすい。占った事柄に対してどのように思っているか、関わっているかなどを判断できる。
ある事柄に対して、一番最初に占った卦は非常に重要。卦の結果が悪いからって何度も占うと外れやすくなる。なので、最初の卦はちゃんと記録して結果が出たら確認すること。選択を変えたり、改善をすれば変わることもあるが、最初の卦の不利な情報は小さな不順として現れたりする。
四柱推命で貴命でなくてもガッカリする必要はないです。例え賤命でも突き詰めれば反転します。貴人より奇人を目指しましょう。
生まれた時間がわからないなら、五行易で一生運は見れます。これは総合運なので年運の見方と同じです。ただし、五行十二支の強さで吉凶を判断するので、当然結果は厳しく出がちです。注意しなければいけないのは、悪い結果だからって諦めてしまうことです。その結果をどう活かしていくかが大事です。
五行易は厳しく残酷な占いと言われますが、これは吉凶をハッキリ出すのでそう感じるだけです。結果的にこんなに優しい占いはないと思います。吉凶がはっきりわからないと、具体的に改善できないと思いません?
運が悪いからって落ち込む必要はありません。運が悪い状態は陰であり、陰がなければ陽も生まれません。運が悪い時にこそ失敗から学べることが多いからです。つらい陰の時期は次の発展に向けての準備期間なのです。私の場合は陰の時期があったからこそ五行易に出会うことができました。
相談者から何も情報を得ずに当てることはかなり難しいですが、より精度を高めるために注意して見るべき場所はあります。
①動爻→物事や状況の変化
②有病(月破や空亡など)の爻位→運が弱いところ
③伏神→隠していること
④初爻→考えていること
⑤世爻→相談者本人の情報
季節柄漢方に頼ることが多くなってきました。市販の漢方でもバッチリ合った時は充分効き目があります。まあ、五行易で占ってから決めますけど。
家族の爻位
初爻‥子供、孫
二爻‥妻、夫
三爻‥兄弟姉妹、いとこ
四爻‥母親、叔父、叔母
五爻‥父親
六爻‥祖父、祖母
基本的に五行易では十二運で吉凶は判断しないが、独発の場合には吉凶を表す場合があるので注意が必要である。用神が強くても死と絶が独発すれば凶で、用神が弱くても長生が独発すれば吉になりやすい。
運は変化するんです。だから易があるんです。
五行易をアプリで占うと正確で便利ですが、一つだけデメリットがあります。アプリでは卦を書き間違えることができないからです。アナログで出した卦は書き間違う可能性がありますが、その間違った卦が実際の事象に合っている場合があるのです。
なぜ難解な中国占術が好きかって言うと、私の命式に官殺と印があるからかも知れません。なのてあまり直感的すぎる占いは向かないのです。五行易や四柱推命はパズルを解いていくような楽しさがあります。かといって普通のパズルは好きではありません。
諸事の爻位
初爻‥意図、心構え
二爻‥自分、私的
三爻‥家事、家族
四爻‥人事、仕事
五爻‥公共、政府
六爻‥国事、国際
偶然は必然
占いの本などで、内容がうすいだの間違ってるなどすぐ文句を言う人がいますが、私にはその気持ちは分かりません。何か一つでも心に響くことや有用なことが書いてあれば、その本を買ったかいがあるからです。
五行易の改善の効果が感じられない場合には、一旦その改善をやめてみると逆に効果があると気づく場合があります。
ちょっとした不利な事や上手くいかない事があった場合には私は不運だと思いません。なぜなら、それで一つの不運を済ませたことになるからです。
五行易以外の占術に夢中になると、何故だか不運な事が起きて五行易で占うように引き戻されます。多分、五行易に嫉妬されているかも知れません‥‥(笑)
退神と進神の表現は面白いです。用神が退神になる場合には基本的には凶ですが、紛失物や元彼、元カノとの復縁を占えば、戻ってくるという意味になり吉になります。進神になれば遠くに行ってしまうということで、凶になります。
八卦は宇宙の言葉
月日からの助けがないという事は天からの助けがない事になります。でも諦めるにはまだ早いです。卦自体は現実世界を表すので、他の爻(環境・他人)が助けになったり、自分で努力する事もできます。まさしく人事を尽くして天命を待つです。
昔、何かの武術の本で感情的な人の方が上達しやすいと書いてありました。多分、占いもそうです。
占いに特殊能力は入りません。必須な能力は本を読めることぐらいでしょうか。直感は後からついてくるので心配入りません。
五行易に慣れるまではなるべく太過になりやすい日は占わない方が良いです。例えば月日共に同じ五行だったり、土と火がそろう月日がそうです。なぜなら吉凶の見極めが難しくなるからです。
易は知りたいという気持ちが強ければ強いほどスキルは伸びます。易は意識の働きが重要であり、その強い気持ちが知りたいと思ったことを正しく卦に反映させることが出来るからです。しかし、立卦したあとでも強い気持ちを引きずっていると、バイアスがかかるので吉凶判断は冷静に。
人生の転機となる幸運は一見不幸な姿をしてやってくる
占いで向き不向きや適正を判断して、自分を限定するのもいいとは思いますが、一番大事なのは日々の行動の積み重ねです。
八純卦(乾為天・兌為沢・離為火・震為雷・巽為風・坎為水・艮為山・坤為地)から八純卦に変わる場合は注意しなければいけない。普通五行易の吉凶は用神を見て決めるが、八純卦の場合は八卦自体の象意が強まるので、それが吉凶に絡んでくる可能性がある。
人に想いは伝わらないかもしれないが、時空には想いは伝わる。しかも問えば答えてくれる。その上改善もできたりする。それが卜占。
占いに煮詰まった時には何か別のことに興味を移しましょう。占いのことを忘れた時に必ずヒントが現れます。
占いに興味がない人に占いの良さをいくらアピールしてもムダです。なので、なるべく関わらないようにしましょう。ちなみに私はいまだに故郷の家族に反対され続けています。
占い師の真の敵はバイアス
運勢の改善で五行色を使う場合も多いと思いますが、実は色単体ではあまり効果がありません。使う場合にはなるべく他の物と組み合わせるようにしましょう。例えば、妻財が火で弱い場合には赤やピンクのアクセサリーなどを使ったり、父母が水で弱いなら黒やグレーの服を着るなどです。
この世はどうせ『苦』なんだから、占いで少しぐらい『楽』してもいいよね
もし、用神や原神が二つ発動すれば一つは具体的な情報や性質、一つは吉凶を表したりする。また、弱ければ問題点が複数あることなどを表したりもする。これは忌神、仇神の場合も同じである。何故わざわざ二つ発動するのかを良く考えなければならない。
応爻が用神や世爻にとって不利な五行や相冲の場合には、他人に頼ってもダメな時。そういう時は自分で努力するしかない。でも、抜け道はある。用神や世爻を強くする生まれ年の人なら助けてもらいやすくなる。
病気占いの場合に原神は治療(世爻を助ける五行のため)を表しやすい。強ければ治療を受ければ効果的で、弱ければ治療が効果的ではない場合が多い。また「この病院にかかっていいか?」などの占的を絞った問いならば、応爻は病院や医者を表すため、世爻や用神との相性が重要になる。
世爻を用神とした場合には剋されるのは忌神で、原神が剋されるのは仇神。仇神が発動した場合には世爻が仇神を剋する関係になるので、自分が動けば仇神を剋して改善できたりもする。忌神が発動した場合には原神の力を借りるほうが良い。
つくづく正統と呼ばれるものに縁がない人生。でも、いま正統って呼ばれてるものって元は異端だったことが多いでしょ。
期日を指定して占う場合には気をつけた方が良い。その指定した期日も卦への影響力があるから。ただし、吉凶を逆転してしまうほどの力はない。
十二経絡
子は胆、丑は肝、寅は肺、卯は大腸、辰は胃、巳は脾、午は心、未は小腸、申は膀胱、酉は腎臓、戌は心包、亥は三焦
運命は残念ながらほぼ決まっています。なぜなら、決まって無ければ占いは外れるからです。なのでどうやったら運命をひっくり返せるのかを常々考えています。
太過(大旺)は用神が強すぎる状態を言うが、やり過ぎ、過剰、選択肢が多い、注意散漫などの意味にもなる。ではどうしたら改善できるかと言えば、剋や冲は経験上あまり効果がない。洩らすか、太過の地支が剋する五行か、墓に入れるか、相合で動きを止めるかである。もちろん例外もある。
普段とは違う奇妙な出来事が起きた時、何かについて考えていれば、その考えていた内容や結果にリンクすることがあります。それが外応です。
日常のちょっとした吉凶の判断は外応が便利です。問いを持った時に周りに何が起きるか観察するのです。気分が良くなるような現象が起きたら吉で、気分が悪くなるような現象なら凶です。