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優しさについて

大変お久しぶりです。大黒エンタシスです。
最近は少し忙しく、また他の趣味に時間を割いていたのでnoteの更新をしていませんでした。
ごめんちゃい♡
さて、久しぶりに話したいのは「優しさについて」です。

僕の性格や育った環境

メインの話題の前に、僕のバックボーンについてお話しします。
上に歳の離れた姉がいて、素行の悪い姉と、それを叱る親が身近にいる環境で育ちました。また、僕の父親は家族が関係ないことでもイライラしていると大きな音を出す人です。ハラスメントってやつですね。
そんな環境で育ったからか、無意識に人に嫌われない立ち回りを心がける性格になりました。
別にそれで生きにくくないと思っていたし、いわゆる八方美人であることを悪く言う人は少数派だったので、そこまで気になりませんでした。
ですが、優しい理由が「人に嫌われたくない」というのは、実はとても生きづらいです。
理由は簡単で、「嫌われないために優しくなければいけない」という鎖に縛られ、また本来生まれ持った優しさではないので、「優しさ」という「技」を使う状態になっています。ポケモンが「たいあたり」を使うとPPを消費するみたいなもんです。

優しさが持つ危うさ

先ほど優しさを使うのはポケモンが技を使うようなものと言いましたが、これが当たり前になっていると「優しさ=アイデンティティ」になってしまいがちです。
「〇〇さん優しいね」と言われるのは確かに気持ちがいいし、なんだか安心します。でもそれって、なんだか悲しいことだなって思うこともあります。
自分から優しさを取り去ったときに、一体何が残るんだろう?
となってしまうと、とんでもなくつらいです。
また、ちょっと優しくしないだけで見向きもされない人間に成り果てる状態は大変孤独です。
勘違いしないでほしいのは、当たり前ですが優しさが悪いことではないということです。
僕が主張したいことはこうです。

正しい優しさ

基本的に人間は、好意を寄せた人間に対して自然と優しくなるものです。僕はこの優しさがポケモンでいう「特性」みたいなもんだと思ってます。その場にいるだけで効果を発揮するもの。
心を消費して優しくなるわけではなく、普通に接しているだけなのに優しい。この状態が一番楽だしお互い気持ちいいですよね。
もちろん、全ての人間に対してこの理屈が通用するとは到底思いません。むしろ親密な仲であっても、時には意識的に優しくすることがあるでしょう。
意識的に優しくする頻度や程度を自分で調整できるかどうか?
ここが大事だと僕は考えます。
これは「この人にはこの程度優しくしておこう」という打算的な話をしているわけではなく(人によってはそれが必要なタイミングはあるかもしれませんが)、自分の心が擦り減るほど優しくする必要はないということです。
繰り返します、自分の心が擦り減るほど優しくする必要はないです。

あなたはあなたなのだから

技としての優しさを使っていて、それがアイデンティティになっている人、世の中にたくさんいると思います。
そりゃそうです。社会に出たら嫌でも人の目が気になるもんですから。
陰口を言う人だってたくさんいます。
ある種、処世術だと思います。
ただ、優しさだけで生きるのは至難の業です。
特性としての優しさではなく、自我が芽生えてから獲得した優しさが選択肢として手元にあり、それを使えるのは素晴らしいことです。そもそも優しさを持ち合わせていない人だっているんですから。優しさって当たり前にあるものじゃないんですよ。
問題なのは、優しさが選択肢から除外されたときに何ができる人間か?だと思います。
例えば仕事では「事前に準備できる能力・技」が使える人は重宝されます。
ここに優しさはなく、「未来の自分が大変だと嫌だから」という理由で動くと思いますが、上司からすれば「スタートダッシュでなかなか躓かない」というのは大変ありがたいことだと思いますし、例えば事前に確認事項のまとめを作っていれば、同僚から「それ俺も使わせてくれない!?そういうのあったらって思ってたとこなんだよ!!」なんて頼られることもあります。
というわけで、優しさという技を使う一方で、優しさ以外の技選択肢を増やしておくことをおすすめします。
今例に挙げたようなことだけではなく、たくさんの要素が複合されてあなたという人間を作っていきますし、その人間味が増していけば自然と人が集まってくるものです。
今の自分にどんな技が使えるか見直すのは苦しい作業だと思います。
手持ちのピカチュウが「でんきショック」しか使えず、じめんタイプを扱うトレーナーに挑むことになったら絶望ですよね。「わるあがき」するしかなくなるんですから。
それを自覚するのは本当に苦しいですが、逆に言えばそれを乗り越えると活路が一気にひらけてきます。

なんとなく上手い例え話ができたっぽいところで、そろそろ仕事に戻らなければいけないので失礼します。

それでは👋

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