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カサデオリーバ day4 / 白塗り、下書き


中野ミューラルプロジェクト
カサデオリーバday4
2023/3/1 (Wed)
ホワイト塗装 / ヌリーズ、下書き/アーティスト

4日目。前日シーラー塗装した上に、白いペンキを塗装します。
ペンキは、壁面に塗る場合、色によってムラが出たり下地の色が透けたりします。初めに白 (もしくはモノトーンの別色、また絵のベースカラー)をベタ塗りしておくと、上からどんな色を塗っても白いペンキの上に塗る状態になるためかなり扱いやすくなります。

こんなふうに、輪郭の内側のみを塗っています。


午後からは、乾いた白ペンキの上に、絵の下描きを開始。
今回は、タイルの目地をグリットにして、目地グリットの上に絵をのせた画像を作成、印刷し、それを参考にしながら壁に描き写していきます。

やってるうちにどこに今自分がいるか、わからなくなってきます。
何階にもまたがった現場だと尚更。

退いて見たらすぐわかることが、壁のまん前にいくと途端にわからなくなる現象が起こります。
それに、足場に登って高所での作業は、常に緊張感があり頭を使いながら制作するのがとても難しくなるのです!

壁画は、絵を描くといってもアトリエでの制作とはだいぶ使う脳味噌や身体が異なりますが、
その中でもとくに下絵の描画は、絵を図形として、その構造を数学的に理解する能力が必要です。


今回のアーティスト、高橋鉄平さんは絵の中身だけでなく、壁画の制作スキルの高さが光るアーティストです。職人的な能力の高さがあります。
現場を任せられる安心感というのも、重要な壁画アーティストの能力です。

アーティストプロフィールを紹介します!

高橋鉄平
1987年生まれ岡山県出身、文化服装学院卒 アパレルブランドへのグラフィック提供をは じめ、CDジャケット・広告など幅広く活 動。 個人の作品制作、展示や壁画なども積極的に 活動している。

参考作品

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