シンガポール2・3日目
皆さま、こんばんは!
マツムラ(M)です。
ただいま、シンガポール🇸🇬におります。
何を隠そう、SEA majorの視察に来ているのです。
本日から開幕したSEA majorについて、e-sportsシーンを盛り上げたいと思う広告会社としての視点も込めて、前日のエントリーからレポートしたいと思います。✏️
昨日14時頃、選手のエントリーを間近で見るため、会場のサンテック・国際会議展示場へPGWの工藤社長と神園プロについて行った。てくてく歩いて行くも、会場の建物に入って、受付までの道がわからん!みんなで若干の遭難。これは、我々の英語力が低いからなのか!と思いつつも、なんとか辿り着く。普通に辿り着いてる日本人プロゲーマー、凄い。もしかしたら、こういう情報とかも、道中に記したり、もっと丁寧に出してあげることで、初めて大会に来るゲーマーのストレスを減らせるかも。また来たい、って思える人が増えるのかも。
(メンバーたちでパシャリ。)
困難はまだ続く。エントリー受付には二種類ある。プレイヤーと、オーディエンス。僕らが行った時は、オーディエンスの受付は閉まっており、プレイヤーの受付のみが空いていた。受付が二つあることに気づかないオーディエンスのY、K、Mは、オーディエンスなのにプレイヤーの受付で名前を探してもらう。受付の方がいくらキーボードを叩いても見つからない僕らの名前。読み込めないQRコード。気まずい沈黙。アンジャッシュばりのすれ違い。「soul calibur?TEKKEN?Dragon ball?」そう聞かれ、ようやく気づく。「No,we are audience.」あぁなんだ、という顔をして、受付の方が「OK.OK.」と言い、無事パスをくれる。なんだか恥ずかしい。オーディエンスが前日に来るなんて、想像してなかったのだろう(違うかも)。僕らは熱心なのである(自分で言うな)。選手であるTのパスを見ると、「Hero」と書いてある。いいじゃん、その表現。かっこいいじゃん。TはHeroなのである。今日は中に入れなさそうなので、掲示作業が進む看板をパシャリと撮り、解散。一緒に来て下さった神園プロが、海外のプレーヤーに話しかけられたり、談笑したりしていたのが格好良かった。誇らしかった。僕なんもしてないですが。
(2人のHero。)
そして今日。朝7時半に起き、9時を目処に会場に向かう。今日は無事スムーズに着いた。おぉ、盛り上がってるじゃないか!!と、待機列を見て思う。競技開始の9時に会場内に入るつもりで待っていると、一向に通してもらえる気配がない。スタッフに話を聞くと、なんと10時からしか入れないらしい。え、オーディエンスいないのにプレイさせちゃうの?せっかくの試合なのにもったいない使い方をしてる気がする!そしてオーディエンスの待機列を見て、その近くにモニターをつけ、中の様子が見られるようにすればいいのに、と思う。絶対みんな喜ぶって。暇だったので辺りをウロウロしていると、孫悟空がいるじゃないか!!写真を撮ってもらう。全然荒々しくない、とても丁寧な悟空でした。ありがとうございました!
(こう見えてとても穏やかな孫悟空。写真掲載okもらいました。)
そんなこんなで10時になり、会場に入る。中はすごい熱気だ。神園プロの予選に間に合うように、一目散にソウルキャリバーの予選会場へ向かう(僕らはお世話になっている神園プロを応援している)。お、よかった、間に合った。神園プロ、予選から配信台でのプレイ。配信台の前には、ゴザが敷いてある。ゴザ!これは、アジア感を出すための演出なのか!?神園プロが登場し、チームメンバー一同、パシャパシャと写真を撮ってしまう。THE ミーハー。許してください。試合の方は、安定した試合運びを見せつけ、勝利。だが神園プロのプールは、地獄らしいのである。ゆっととさん、邪神さんなど、強豪が揃う。二試合目の邪神さん戦。惜しくも負けてしまう。悔しそうに配信台から降りてくる神園さんを見て、こちらまで悔しくなる。共感は強い。もっと選手の裏側に迫るコンテンツが、ノンプレイヤーや初心者の心に響くと思う。つくりてえ。そしてルーザーズでの戦いとなったが、神園さんは再度安定した戦いを見せる。次の試合に勝利し、プールの中でのベスト8決定戦を迎える。配信台での闘い。最初は相手を圧倒していた神園さんだが、次第に相手が慣れてきたのか、一進一退の戦いに。いつの間にか、皆が声を出している。手に汗握る展開の中、神園選手が勝利を決める。その瞬間、配信台に乱入してきた選手がいた。壇上で熱い抱擁を交わす二人。アツすぎる展開。持ちかけたカバンを投げ、力こぶをつくり、腕を叩き客を煽る神園さん。会場が沸く。人気のある選手はやっぱりエンターテイナーなのだなあ、と熱戦でぼうっとした頭で考える。さあ、神園選手は明日へ進んだ。(クライマックスの激アツシーンは、PGW社長、工藤さんのTwitterにて→ https://twitter.com/gskudo/status/1182903626836037633?s=21)
もう一人、忘れてはいけないHeroがいる。我がBAWのT(=hano選手)である。時間軸がごちゃごちゃになるが、神園選手のベスト8決定戦は14時頃に行われた。ばっくりとしたスケジュールを頼りに、当初僕らは14時ごろにTの試合が行われると踏んでいた。どちらも応援したかった僕たちは、ほぼ同時に試合が始まる場合のシミュレーションを繰り返していたが、待てど待てど(暮らせよ)、Tの名前は呼ばれない。結局、Tの名前が呼ばれたのは16:40だった。慣れていない僕らからすると、もう少し綿密なスケジュール表が欲しかったなぁ。緊張の面持ちだったTは、いつしかアケコンを抱えた地蔵のように直立し、その面持ちは安らかでなく、完全に疲労していた。その分、ようやく名前を呼ばれた時は、盛り上がった。チームメンバー+工藤さん・神園さんがTの周りで応援する。さながら、新星のスターである。相手はフィリピンの通称「サイドステップランサー」。事前の調査で相当の強者であることはわかっており、愛称からめちゃくちゃイカツイ人かと思っていたが、とってもニコニコした、気さくないい人だった。朝の待機中も思ったのだが、ゲーマーのひとは、元々のイメージと違って(すみません)、優しい人が多かった。もし、ゲームの世界に飛び込む勇気がなく、ためらっている人がいたら、とりあえず話してみるといいと思う。来るものを拒むことは、しないはずだ。終始和やかなムードで試合は進む。だが、時折コンボを当てたり、1ラウンドとったりするも、Tは負けた。悔しがるTに「よかったですよ」としか声をかけられない一方、一番メンバーの中で一番うまいと思っていたTでさえ一試合目で負けてしまう、鉄拳の難しさ、奥深さが心に重くのしかかる。とはいえ、まだルーザーズでの戦いがある。気持ちを切り替えて、みんなで送り出す。が、まさかの次の試合が不戦勝。EVO Japanに続き、不戦勝ボーイとなったT。とはいえ、「本当の」一勝が欲しいT。気合いを入れて、二回戦に臨む。二回戦の1ラウンド目、なんとTが先取する。これは..!と思い盛り上がるが、やっぱりまだ甘くはなかった。惜しい攻撃や、ミスなどがあり、そこまで圧倒的な差ではなかったものの、負けてしまった。今度は、「よかったですよ」のかわりに「お疲れ様でした」が口を出た。今度は、本当に「お疲れ様でした」と思ったのだ。神園選手に抱かれながら、悔しさを口にするT。かっこよかったです!
(サイドステップランサーとの一戦。写真掲載okもらいました。机と机の間が狭くて、ヒヤヒヤする。出入りする人とプレイヤーがぶつかって、かわいそうな目に合うプレイヤーがいるのでは...と心配になる。)
(ルーザーズでの相手と。勝っても負けても、仲間になれるのが、コミュニティ結束の強いe-sportsのいいところだと思う。)
(熱い抱擁。お疲れ様でした!!)
まだ、SEAM2019は続きます!今日はこの辺で!また明日!!
M