見出し画像

【バレル研磨解説①】バレル研磨とは?

有限会社 秋山産業は、大阪府でサンドブラストバレル研磨に関する機械・材料や各種研磨機材の販売、歯科技工用研磨材料の製造販売を行っております。

サンドブラストバレル研磨。。。
あまり聞き慣れないワードかと思います。「全く聞いたことが無い!」という方もおられるのではないでしょうか。

でも意外と、身近な生活の中で使われるモノの製作に、「サンドブラスト」「バレル研磨」がたくさん活躍してます。

今回はそんな秋山産業が取り扱う”マニアック”なジャンルを、皆さんに是非知ってもらいたく、なるべく親近感を持って頂けるような説明できればと考えております。

今回は「バレル研磨」について数回分けてわかりやすく説明していきたいと思います。第1回目は「バレル研磨とは?」です。


バレル研磨とは?

『バレル』とよばれる研磨槽(研磨タンク)内に非加工物とメディア(研磨石)を投入し、それらの相互摩擦作用させる研磨加工技術です。
(ちなみに「バレル=樽」という意味で、研磨槽を「樽」に見立ててそのように呼ぶようです。)

バレル研磨機と研磨槽(研磨タンク) ※回転バレル研磨機の場合
研磨槽(研磨タンク)に非加工物とメディア(研磨石)を入れた状態
※遠心バレル研磨機の場合(まだ、水とコンパウンドは未投入です)

相互摩擦作用の方法は主に2種類で、「回転運動により摩擦させる方法」と「振動運動により摩擦させる方法」があります。

回転運動により摩擦させる方法」を採用する機種として、回転バレル研磨機遠心バレル研磨機などがあります。

回転バレル研磨機
遠心バレル研磨機

次に、「振動運動により摩擦させる方法」を採用する機種として、振動バレル研磨機がございます。

振動バレル研磨機

他にも、回転運動を様々な面でレベルを高めた装置や、回転運動と振動運動の両方を組み合わせた装置などもあります。

バリ・カエリ取り、傷取り、メッキ下地処理、光沢仕上や断面の丸み付け等の各研磨工程において、自動的で多量の加工物を処理できることから数多くのモノづくりの現場で利用されております。しっかりと設定条件が確立できれば、難しい知識を必要とせず簡単に表面処理の自動化を行なうことができるのが特徴です

バレル研磨自体は古くからある研磨技術ですが、難削材や複雑形状に対応できる工法が日々確立されており現在も進化し続けております。また、今の社会課題となっている人手不足対策として、研磨作業における自動化・省人化が期待できることから、さまざまな業界から注目を浴びております

いかがでしたでしょうか?
次回はこの「バレル研磨」について、もうちょっと掘り下げていきたいと思います。
ご興味ございましたら引き続きお読みいただけましたら幸いです。

【バックナンバー】サンドブラストの説明はこちら

過去にはサンドラストについて解説させて頂きました。サンドブラストに興味がございましたら是非ご覧下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?