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栃木宇都宮から鬼怒川、福島会津方面へグルっと一筆書きで回る「エクストリーム日帰り観光」

専門的な商材を扱っているいう仕事柄、日本中のいろいろな地域のお客様とお取引きさせて頂いております。
このため、1年に数回はお客様への定期訪問、装置納入目的で出張に行くことがあります。
コロナ禍になり出張する機会はかなり減りましたが、これからまた増やしていこうかと考えております。
オンラインやメールでのやり取りは確かに便利ですしこれからも広く活用していくでしょう。しかしながら、必要な時に人や現物と直接対面しながら仕事を進めていくことは私にとってとても大事なことです。
単純に「お出かけが好き!」「乗り物が好き!」というのも理由の一つとしてありますが(^_-)-☆。

さて昨年11月の話になりますが、1週間関東方面へ出張に行きました。
大抵の出張の場合はなるべく平日の間に行き帰りできるようにスケジューリングするのですが、たまに週末を跨ぐような日程になることもあります。
今回は土曜日と日曜日を現地で過ごすことになりました。
土曜日は茨城県水戸市から栃木県宇都宮市への移動日となりました。
さて日曜日はどうしよう。。。
直前までに過ごし方を考えた結果、朝から出かけて観光することにしました。

ただ、私の観光はちょっと特殊で、観光地での滞在時間は短めでいろいろな場所を転々をするスタイルです
「観光」というより「移動」です(笑)。
「移動」が好きなのだから仕方がない(#^.^#)
勝手に「エクストリーム日帰り観光」と名付けて、今回の旅程をご紹介したいと思います。
(じっくり観光をされる方にはあまりお勧めできないかもしれません💦)

旅程

今回はこのような旅程で日帰り観光を楽しんでまいりました。

NAVITIMEのトータルナビ機能を活用しております。

「JR宇都宮駅をスタートして、日光の玄関口である今市から会津方面に北上し、塔のへつり、大内宿、会津若松の各所を転々と回り、帰りは磐越西線→東北新幹線で宇都宮に戻る」という鉄道での一筆書きの旅です。

朝7時過ぎにスタートし20時頃に戻ってくる約13時間の旅になりました。

宇都宮駅(スタート&ゴール地点)

宇都宮には前日夕方に入りました。
仕事でよく訪問する場所の一つですが、コロナ禍になってから全く行っていなかったので3年振りです。

スタート時の写真を撮っていなかったので前日上陸時の写真です。

宇都宮と言えば餃子ですよね。
その日は「宇都宮餃子祭り」が開催中で、駅前のどこのお店も大行列で街がすごく賑わっているように見えました。

40分ほど並んでようやく3年振りに宇都宮餃子を堪能。
今回は「青源」さんというお店に行きました。
こちらはメイン(!?)が味噌屋さんなのですが、味噌で食べる餃子を出してくれるお店で私にとって大のお気に入りです。食後には毎回自宅のお土産として餃子用味噌だれを買ってます。

味噌で食べる餃子。写真は焼き餃子ですが味噌味の水餃子もあります。

下今市駅

宇都宮駅からJR日光線に乗って旅はスタート。
日光手前の今市駅で下車し、10分ほど歩いて東武鉄道の下今市駅に到着。
下今市駅は東武日光線と東武鬼怒川線が分岐しているターミナル駅です。
東武鬼怒川線から先は、野岩鉄道→会津鉄道と福島県の会津方面に線路が伸びています。

下今市駅の駅舎。クールでかっこいい。

東部鬼怒川線では下今市駅から蒸気機関車「SL大樹」が運行されているのですが、今回は残念ながら乗ることができませんでした。

駅の南側にある転車台
その奥のレンガ作りの車庫を見ると蒸気機関車の顔をわずかに拝むことができました
大樹の客車。元国鉄14系客車ですね。めっちゃ懐かしい!
ディーゼル機関車もありました。元国鉄のDE10形。

下今市駅から塔のへつりへ

子供の頃に現役バリバリだった懐かしい「昭和時代の車両」を見ながら待ち時間を過ごしましたが、今回実際に乗る車両は東武鉄道の最新鋭の特急型車両「特急リバティ会津号」です。これに乗って終点となる福島県南会津町の会津田島駅まで北上します。

東武特急リバティ。戦隊モノっぽい顔つきがかっこいい!
窓から紅葉の時期ならではの美しい山々の景色を楽しめます。

会津田島駅で会津鉄道のディーゼルカーに乗り換えて最初の目的地である「塔のへつり」に向かいます。

会津田島駅に到着。
会津鉄道の車両に乗り換えです。

塔のへつり(滞在時間約30分)

「塔のへつり」は南会津地方の有名な渓谷で、国の天然記念物に指定されている景勝地です。塔の形が立ち並ぶ断崖という意味から「塔のへつり」と名づけられたようです(へつりとは地元の言葉で断崖のこと)。
初めて行きましたがその景色に圧倒されました。断崖絶壁がこのような形になるなんて自然の力は本当に凄いですね。

塔のへつり。断崖絶壁の形がすごい!
塔のへつり。自然の力の凄さを体感できる場所です。

塔のへつりから大内宿へ

塔のへつり駅から再び会津鉄道に乗り一駅先の湯野上温泉駅へ。
1~2時間あたり1本しか来ないので乗り遅れは厳禁です。

湯野上温泉駅は駅舎が茅葺き屋根となっておりとても良い景観です。
温泉と名の付く駅ですので駅前には無料で足湯が楽しめるところもあり、帰りの待ち時間に堪能することができました。

湯野上温泉駅の駅舎
駅舎の中には囲炉裏がありアットホームな雰囲気です。

湯之上温泉駅からシャトルバスに乗り10分程度で大内宿に到着しました。

大内宿(滞在時間40分)

「大内宿」か江戸時代における会津西街道(下野街道)の宿場町の一つで、茅葺き屋根の民家が街道沿いに立ち並ぶ観光スポットです。
全長約450mの街道沿いに、茅葺き屋根の様々なお店や飲食店が立ち並んでおります。たくさんの観光客で賑わっていたので人気の観光地なのですね。

完全に予備知識ゼロの状態で行きましたので、ここまで見どころや立ち寄るところがたくさんあるとは思っていませんでした。
帰りのシャトルバスとその先に接続する列車の時間を考えるとあまり時間を確保できない💦今回はお昼ご飯と簡単な散策だけになってしまいました。
滞在時間40分で立ち寄る場所では無いですね。
次回来る機会があればじっくり回りたいと少し後悔しつつ後にしました。

大内宿。たくさんの茅葺き屋根の民家が立ち並びます。
たくさんの観光客で賑わっています。

なお、お昼ご飯はお蕎麦をいただくことにしました。
大内宿の名物は「ねぎ蕎麦」というものらしいのですが、私はあまりねぎが好きではないので山菜蕎麦をいただきました。

山菜蕎麦。美味しかったです!

ちなみに大内宿名物の「ねぎ蕎麦」とはこのようなもの。
イメージしていたものを完全に上回っていました(笑)
ねぎ好きにはたまらないでしょうね(*^▽^*)

大内宿名物のねぎ蕎麦

鶴ヶ城(若松城・滞在時間30分)

大内宿からシャトルバスで湯野上温泉駅に戻り、会津鉄道でさらに北上して福島県会津若松市の西若松駅へ。
ここからまちなか周遊バス「ハイカラさん」に乗って約15分。鶴ヶ城に到着しました。

会津若松市内を走るまちなか周遊バス「ハイカラさん」は市内観光の足にお勧めです。

鶴ヶ城は戊辰戦争(会津戦争)で有名ですね。
戦国時代には黒川城と呼ばれて、伊達政宗や蒲生氏郷など有名な武将が治めた城でもあります。
私はちょっと歴史が好きなので、今回の旅で最も行きたかった観光地になります。で滞在時間30分なんかい!って突っ込まれそうですが・・・。

鶴ヶ城(若松城)

東山温泉(滞在時間40分)

「せっかくだから温泉にでも立ち寄りたいなぁ」ということで、バスに乗って会津若松市東部の東山温泉に。癒しの日帰り温泉を堪能しました。

東山温泉

会津若松駅

東山温泉からバスで会津若松駅へ。
ここでもまちなか周遊バス「ハイカラさん」が大活躍でした。

会津若松駅の駅舎
駅前の白虎隊の銅像が会津若松に来たんだなぁと感じさせてくれます。
あかべこもお出迎えしてくれます。

会津若松駅は磐越西線、只見線が乗り入れえるターミナル駅で、頭端式ホーム、島式ホームが複合で存在する駅構造が非常に面白いです。

頭端式ホームを正面からの望む。

11年ぶりに全線復旧して1ヶ月経過した只見線の列車も停車していました。只見線は美しい景色が続くローカル線で有名です。機会があれば是非全線走破してみたい!

17時発ですが只見線を全線走破する列車としては最終列車。もし乗るなら計画性が必要です💦

会津若松駅から宇都宮駅へ

会津若松駅で1時間ほど列車を待って磐越西線で東は郡山駅へ向かいます。
郡山駅からは東北新幹線に乗って一気に宇都宮駅まで。
さすが新幹線を使うと移動が速い!観光しながらですが10時間掛けてやってきた会津若松から2時間ちょっとで宇都宮駅まで戻ってきました。

これで一筆書きが完了です!

磐越西線の快速「あいづ」
東北新幹線はやはり速い!E2型「やまびこ」。この車両も古いのであと何年乗れるだろうか。

とにかく1日中駆け足な観光でしたが、私なりにとても満足な日帰り旅行になりました。さて、次はどこを「エクストリーム日帰り観光」しようか。

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