YouTubeで他のチャンネルとコラボする方法
ジェイ・エイブラハム著の「ハイパワーマーケティング」を読んだ方ならわかると思いますが、ジョイントベンチャー(JV)は強力な手段になり得ます。
簡単にいうと業務提携みたいなものですね。YouTubeでこれと似ているのは、他のチャンネルとのコラボになるでしょう。
YouTubeを観る人はYouTubeにいる
ここで重要な点は、"YouTube動画を観る人は、YouTube動画を観ている"ということです。
当たり前のことを言っているように聞こえますが、要するに、他のチャンネルのYouTube動画を見ている人は、あなたのYouTube動画を見てくれる可能性が高いということです。
これはつまり、ふだん動画を見ない人をYouTubeに連れてくるステップを飛ばすことができるということです。
さらに同じ業界・ジャンルのチャンネルであれば、同じようなユーザー層がチャンネル登録していると考えられます。あなたのチャンネルにしか登録していない人が相手のチャンネルに登録したり、相手のチャンネルにしか登録していない人があなたのチャンネルに登録してくれたりするわけです。
もし適切な相手と上手くコラボすることができれば、チャンネル登録者数が増えることになるでしょう。
コラボをするYouTubeチャンネルの選び方
それでは、コラボをする時には、どのようなチャンネルを選ぶべきでしょうか?
ここでは、シンプルに4つの基準を考えてみましょう。
1. 相手のチャンネルを気に入っている
まず大前提として、あなたが好きなチャンネルを選びましょう。これは意外と重要なことです。コラボをする相手と気持ちよく話ができたり、あなたの自然な笑顔が出る相手であることが大切です。
動画はあなたの人柄が全面に押し出される遺憾無く発揮されるので、もしあなたが相手に何か思うところがあると、それは動画を見ている視聴者に伝わる危険性が常にあります(事前にボツになればまだ良いですが…)。
相手のチャンネルを応援していて、一緒に成長していきたいと思うチャンネルを選ぶようにしましょう。
2. 相乗効果のあるチャンネルを選ぶ
クロスセルという言葉を聞いたことがあるでしょうか?マクドナルドで言えば、「ご一緒にポテトもいかがですか?」と聞かれることです。
つまりコラボをするチャンネルと一緒に見れば、もっとユーザーにとって役に立つことができるのであれば、最高のコラボになるでしょう。
大切なのは観ている人にとって価値があるかどうかです。
3. チャンネル登録者が少し多いチャンネルを選ぶ
コラボを依頼したからと言って、誰でもコラボを受け入れてくれるわけではありません。動画を一緒に撮影するのは、いつものやりかたとは異なるプロセスになります。
人によっては面倒だと感じる人もいるでしょうし、本当に良い動画を一緒に作れるか怪しいと考えるかもしれません。
また、あなたのチャンネル登録者が1,000人程度しかいないのであれば、100万人登録者がいるチャンネルにいきなりコラボを申し込んでも、受け入れてくれる可能性は低いでしょう。
同程度の規模のチャンネルなら、お互いに同じぐらいのメリットがあると考えられます。あとは、伝え方によってコラボをしてくれる可能性を高めることができるでしょう。
4. 既にコラボをしたことがあるチャンネルを選ぶ
一度もやったことがないことをやることは、どうしても不安がありますよね。YouTubeでのコラボでも同じようなことが考えられます。コラボをしたことがないから、コラボをするのが難しいと考えて、断られる可能性があるということです。
しかし、コラボを経験したことがあるのであれば、コラボをするメリットもデメリットもある程度わかっています。何度もコラボをやっているチャンネルであれば、またやってくれる可能性は高くなるでしょう。
コラボを受け入れてもらいやすくする連絡の秘訣
コラボを申請するのは、広報やPRを行う際にテレビ番組にプレスリリースを送るのに似ています。相手にとってメリットがあるように伝えたり、相手のことをよく理解していると伝わることが大事です。
コラボをしたいと連絡する前の準備
まず相手のチャンネルの動画を、事前にたくさん観ておきましょう。
少なくとも直近の動画10本程度は観ておくと良いでしょう。もしあなたが普段から相手のチャンネルの動画を見ていて、そのチャンネルのファンであるならもっと良いです。
この時、相手のチャンネルの視聴者層を考えたり、どんな動画を作れば相手のチャンネルの視聴者のためになるか、思考を巡らせることができます。
コラボをするのであれば、相手も自分や自分のチャンネルのことをよく知ってくれている人と一緒にやりたいと思うことでしょう。
もう1つやっておいたことが良いことがあります。それらの動画を観た際には、できれば高評価やコメントを残しておきましょう。
…とはいえ、「コラボをお願いする直前だけコメントを残しているな…」と思われる可能性もあるので、コラボしたいと思っているチャンネルには、普段からコメントをしておくのが理想的ではあります。
あなたがいつもコメントをしてくれているなと、好印象が記憶に残ってくれる可能性もあります。コラボ相手が事前にあなたのチャンネルを観てくれるかもしれません。
コラボを連絡する際の文面
コラボを連絡する方法は単純です。コラボしたい相手のチャンネルを観ていれば、基本的に連絡先が書いてあることが多いです。メールアドレスだったり、Twitterだったりするかもしれませんが、なにかしらの手がかりはあるはずです。
あとはここにメールを送っていくだけですね。メールの文面には以下のような内容を送ると良いでしょう。それぞれ説明してきます。
1. 相手の動画への感想
2. 相手のチャンネル視聴者へのメリット
3. あなたの強み
4. コラボをした時の動画案(3~5つ)
5. 動画収録時間や場所
6. 撮影の日程調整
1. 相手の動画への感想
相手の動画をみた感想を、連絡をする時にメールに含めておきましょう。
好意を持って動画を見てくれているとわかれば、あなたに好意を持ってもらえる可能性が高まります。返報性の法則ですね。あなたがちゃんと動画を見ている証明にもなります。
2. 相手のチャンネル視聴者へのメリット
コラボによって、自分にどのような効果があるのだろうか…と考えるのは意外と面倒な作業です。これを事前にあなたがやってしまいましょう。
よくある間違いは、この作業を相手に任せてしまうことです。そうなった場合、あなたの想定しているメリットを思い浮かべてもらえるか、相手任せになってしまいます。
3. あなたの強みのアピール
あなたのチャンネルがやるのが、相応しい理由もつけられるとさらに良くなります。もし、あなたが何かしらの専門家として認識されているのであれば、権威性を示すのも効果的です。
あなたが何か特別な情報を持っていて、それを相手のチャンネルの視聴者が知らないことだとすごく良いでしょう。あなたの強みである点をアピールすることで、面白そうだと思ってもらえれば、コラボできる確率は高くなります。
例えば、ペットのチャンネルを観ていたら、動物病院の医師とのコラボは観たくなりませんか?
4. コラボをした時の動画案(3~5つ)
次に考えておくべきことは、コラボした時の動画の内容についてです。
どんな動画を撮るのかは、重要な問題です。コラボをした時にどんな動画を撮るのがわかれば、動きやすくなるでしょう。
動画の案を3~5つ程度、連絡をする時に事前に出しておくと、いくつかいいことがあります。コラボをしたい気持ちが真剣だと思ってもらえますし、いい企画であれば相手が動画の案を考えなくてもよくなります。
5. 動画収録時間や場所/ 6. 撮影の日程調整
最後に、動画収録にかかる時間や撮影場所を伝えます。もちろん、相手の希望があれば随時調整するように伝えます。
もしコラボを受けてもらえるのであれば、都合の良い日程を返信してもらうようにお願いしましょう。
まとめ
これらの要素を含めて相手に連絡をすれば、コラボをできる可能性は大きく高まるでしょう。
大事なことは、相手にとってどんな良いことがあるのかを具体的に伝えること。もう1つは相手の面倒な作業をできるだけなくすようにすることです。
誰だって面倒なことは好きではありませんからね。気になっているチャンネルがあれば、ぜひ挑戦してみてください。
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