parapluie
座席の反対側 焦点が合わない
厚い粒が降る夜に 僕は傘をさした
気が滅入った君は 唐突に呟く
しつこい風は 頬を撫でた
だって だって そう言ったから
迷いもなく吐き出した
その言葉は 形容できない
差しても守れなかった
座席のこっち側 目線が合わない
耳を切る音 大動脈が切れた
落ち込んでる僕は こう呟いた
どうせ僕なんかダメなんだ
だって だって そう言ったから
迷いもなく吐き出した
その言葉は 形容できない
差しても守れなかった
だって だって そう言ったから
迷いもなく吐き出した
その言葉は 形容できない
差して守りたかった