本との遭遇覚書・自分を休ませる方法
マイノリティ支援に対して、マジョリティが「あいつらばかり特別扱いしてずるい」と言うおぞましさ。
それは知識、経験、想像力の欠如によるものなのか。マイノリティのしんどさがどこから来るのか知らず考えず思い至らないのか。
だから伝えることが必要なのだろう。
だから僕は本を並べる。知り考え思うため。
これは社会問題を扱う本ばかりでなく、娯楽小説からも伝えることができると信じている。
本を読むことで、他者を想像する力を得ることができる。その力は他者だけでなく自分を知る力ともなり、自分を救ってくれるだろう。
だから僕は本を並べる。
何故本を読むのかと問われたら、楽しいからと答える。
でもそれだけじゃない。
本を読むことで自分の中に蓄えができる。その蓄えが自分を救ってくれることがある。その蓄えが道に迷って行き詰った時に、新たな道を示してくれる。
きっと大丈夫だよと思える力を与えてくれる。そう信じられるのも本を読んで得た蓄えのおかげだと思う。
『学校では教えてくれない 自分を休ませる方法』(井上祐紀)と遭遇。
休むことの大切さ。事例を挙げて「起こった」→「感じた」→「どうなった」でしんどさの原因を整理して対処する。
自分の今の状態を知ることや、感情と思考を分けることの必要性を伝える。
これもまた自分の中の蓄えを作ってくれる本。自分だけでは見えなかった道を示してくれる本だろう。
具体的に示されている本は、緊急に何とかしなくちゃいけない心身状態に特効薬となる。でもしんどくてつらい時に読むのは難しい。だから日頃からこんな本があるよと伝えておきたい。だから僕は本を並べる。
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