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本との遭遇覚書・ライトノベルを残すということ その2

前回はこちら→「本との遭遇覚書・ライトノベルを残すということ

Twitter上で昔のライトノベルを「懐ラノ」と称し、紹介や魅力を伝える活動をしています。
もともと僕自身が読んでいない作品が多くあり、いざ読もうとした時に何を読んだらいいのかわからず、オススメを教えてもらおうと始めたものです。
それに加えて、読みたい本が手に入らない。何となく多くの本を眺めながら読む本を見つけたい。そう思った時にどこの店の棚にも並んでいない! という現状だったので、ならば自分の店で並べようとも思ったわけです。

昔のライトノベルや少女小説やジュニア小説を、実際に手に取って選んで読める場所が増えてほしい。そこに力を入れている古本屋が増えてほしい。
その手の話題で大吉堂の名前が挙がるのは嬉しいけど、他にもあってほしい。みんなで懐ラノを盛り上げましょうよ。

昔のライトノベル(懐ラノ)を手に取りやすくする一番の手段は、みんなが古本屋で懐ラノを買うことなんですよね。今は大量の懐ラノが処分されています。古本屋が処分するだけでなく、どこも引き受けてくれないから所有者が処分せざるを得ない状況もあります。
みんなが古本屋で懐ラノを買うようになれば、古本屋が懐ラノを「商品」として認識して、処分されることなく販売される。そうすれば買取りにも力を入れるから、家で眠っている本も流通されて世に残る。
さあみんなで買おう!

「懐ラノ」としてライトノベルの過去作品の魅力を伝えようと活動しているのは、現在のライトノベルが面白くないとか昔の方がよかったというのでは決してないのです。
それぞれに魅力があるから、それぞれの魅力を伝えたいのです。

ライトノベル(若者向け娯楽小説全般)の過去作品は、本当に次々と処分されつつあります。以前Twitterで行なった「懐ラノベスト」に挙がった作品でも、店頭で気軽に手に取れないものが多いです。
何とかして残したい。次の読み手に繋ぎたい。それが大吉堂の役割。でも悲しいかな力不足なのです。
処分されつつある懐ラノを、全て大吉堂で買い取ります! なんてことはできないのです。
でもそれくらいの気概は必要なのです。もっと古本屋として力をつけなきゃいけないのです。どうかお力を貸してください。
まずは売上げ。そして仕入れ。踏ん張ります。稼がなきゃー

てか、今まであれこれと新聞やテレビやネットニュースで大吉堂を取り上げてもらいましたが、懐ラノをメインに扱われたことはないのですね。
ライトノベルの過去作品を並べている稀有な古本屋として、どこか取り上げてくれないかなあ。

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