2浪すべきか悩んでいる君へ。[記事NO3]
こんにちは。
今では大手企業のサラリーマンだけど、元不登校児の大吉neatです。
この記事では「大学受験浪人したけど結果がパッとせず、二浪すべきか悩んでいる諸君へ送る記事」となります。
簡単に自己紹介
私は底辺高校卒業後、2浪して難関大学へ進学し、大手企業で勤務、、、と上の中程度に成功しております。
結論、「やめた方が良い」です。
私は二浪して成功した=志望校へ合格できたと自己評価しておりますが、それでもおすすめできません。
えっ、自分はしたのに人には勧めないの?というツッコミはあると思いますが、それでも勧めません。絶対に勧めません。笑
その理由は2つあります。
①2浪した人のうち、ほとんどの人が目標達成できないから。
②2浪するリソース(時間とお金)を別のことに使った方が良いから。
順に説明していきます。
①2浪した人のうち、ほとんどの人が目標達成できないから。
人間には得意不得意があり、ある物事を頑張ることができるかというのはそれがあなたに適性があるか・ないかに大きく左右されます。
運動神経が良い人も悪い人もいます。美形な人もそうじゃない人もいます。
これは個人の個性と言われるものです。
そしてあなたは現役時代・1浪時代と既に2回失敗しています。つまり、あなたに受験勉強の適性は恐らくないです。あなたは今、その適性のなかった苦行をもう1年間続けようとしていますが、やりぬき、目標達成することができますか?また目標達成するための改善策(作戦・勝機)はありますか?
はっきり言うと、ほとんどの人は何もありませんし、あったとしてもその策は大したことないものであったり、壮大な作戦でもそもそも実行できません。誰でも毎日15時間勉強することを目標としているのだが、結局できないのです。
そして予備校に行ったとしても医学部コースを除けば2浪以上の年齢の人はほとんどいなくなります。つまり、仲間と言える人もいなくなってしまい、孤独な戦いが始まるのです。
また大学受験には詰め込みの側面がありますので、長くやっても新たな知識の獲得量を忘れていく知識量が上回ってしまう可能性が高く、単純に「長くやり続ければいつか花咲く」というものではありません。つまりだいたいの場合は2浪目の合格実績は前年度と同等またはそれ以下となってしまいます。
ゆえに二浪した人のほとんどが「失敗する」と言われます。※ただし数的根拠は見つけられませんでした。なので実は大多数が成功している可能性も0%ではありません。
是非もう一度上記の点を考えてみて、あなたが達成できる根拠があるか考えてみて、それでも延長戦の延長戦をしたいと望むのであれば挑戦してみてください。
ちなみに私は底辺高校を卒業しているためか、周りにも2浪した人が私以外にも偶然3人いるのですが、2人は現役時代と同じ程度のランクの大学(いわゆるFラン)に進学し、1人は連絡すら取れなくなってしまいました。(連絡が取れなくなった友人についてはニートになっておらず、私なんて目でないほど大成していると良いのですが…)
②2浪するリソース(時間と費用)を別のことに使った方が良いから。
先に記載した通り、2浪してもあなたが進学できる大学のランクがプラスになる可能性は低く、良く見積もっても失踪した友人を除いた私を含む1/3ぐらいの成功率です。(大学に入ってみたら2浪している人がほとんどいなかったため、実際はもっと低いかもしれませんし、ソースはないのですがもしかしたらずっと高いかもしれません。)
ゆえに、うまくいかない可能性が高いのであれば、その時間と予備校費用・試験費用を他のことに使うことも考えてみたらどうでしょうか?
例えば、理系の学生ならば修士課程に進学するのも1つありでしょうし、文系理系問わず私費で留学しても良いかと思います。
思いっきり趣味に使ったり、スモールビジネスを起こしてみるのも良いかもしれませんね。
ちなみに私はフィリピンの田舎に語学留学したことがあるのですが、4週間・週5日みっちり英会話レッスンを朝から晩までして、飛行機代と宿食事代込みで当時8万円でした。1年間滞在したときにかかる費用は、大手予備校に通った費用+受験費用と同等か以下かと思います。
1年間という時間と予備校の学費を使えばこんなことだってできるんです。一年机にかじりつき、高確率で失敗する苦行チャレンジを続けるぐらいだったら参考書では学べない勉強をしに行ってみてはいかがでしょうか?
それでも今、合格している大学には行きたくないんだ!という人へ。
なぜそこまでその大学に行きたくないのか考えてみましょう。
進学する大学のランクなら就職できないのでは…と心配している君へ
はっきり言いますと、あまり気にしなくても良いです。もしあなたが誰もが憧れる様な大企業に入りたいというのであれば2浪して難関大学へ入り、就職活動という運ゲーにかけるしかないです。就職活動という運ゲーは努力で多少はコントロールできるのですが、逆に言えば「多少」しかコントロールできません。もちろん大学受験も運の要素はありますが、私立大学ならば同じランクの大学は何校もありますし同じ大学でも複数学部を受験できるので、運要素はかなり低くなります。
少し話が少し逸れてしまいましたが、もしあなたが大手企業じゃなくても高い給料を稼げれば働く会社はどこでも良いと思っているのならば、学歴は必須ではありません。今の時代、学歴とプログラミングのスキルは同じぐらいの価値があります。また難しい英文は読めてもハローの一言を喋る勇気のない難関大卒ばかりです。学歴というフィールド勝負しようと思えば当然負けますが、他の物差しで測るフィールドで戦えば、学歴は不利には働きません。
ただし高学歴なのにプログラミングが得意だったり、英語がペラペラだったり、真面目で辛抱強く努力できたり、スポーツの全国大会で上位ランクに食い込んでいるハイパースペックの猛者たちもいます。上を見ればいくらでもいることはぜひ覚えておきましょう。
プライドが許さないんだ!という君へ。
もし就職なんてどうでも良い、自分のプライドが許さないんだ!絶対に嫌なんだ!とプライドが2浪したい理由の100%を占めるのならば、それはもう2浪するしかないです。
え?意外にあっさりですか?
外的要因は上記のように別のことを頑張ればなんとかなります。(就活の不安には語学かプログラミングなど)
ただし、自分の気持ちだけはなかなか変えられません。特に学歴は一生ついて回ります。大学という漢字を見るだけで後悔の念が湧きます。将来にわたって自己紹介する度に自分がその大学卒業していることを思い出します。何よりそんなに行きたくない大学に通っても毎日現実逃避するだけで何も得られずに卒業することになってしまうと思われます。
自分にその大学がお似合いであるという現実を認められないようであれば、もうこの1年間は倒れても頑張るぐらいの気概が必要です。ぜひ心を入れ替えて今のあなたが軽蔑している大学がお似合いの自分にならないように頑張ってください。
ちなみに別記事でも記載しますが二浪しているからといって就職活動で同級生よりかなり苦労するということはありません。ただFランで何もしないでダラダラしていたら当然苦労はします。
ではみなさんの素敵な大学生活か、つらくて仕方がない浪人生活がうまく行くことを祈っております。