クイーンS、全頭血統考察!!
こんにちは!
今週はまた重賞の血統考察にシフトしてお送りしたいと思います😊
ここ4週の福島と札幌の全レース予想はなんとかプラス収支!!好調に調子に乗り過ぎず冷静に考察して行こうと思います笑
それでは今週もよろしくお願いします‼️
札幌芝1800m、コース解説
*netkeibaより抜粋
スタート後は約180mと短いホームストレッチ。故に先行馬は内から順に隊列が決まりやすい。外の馬が強引な行くような場合はハイペースになる事を覚悟した方が良いと思います。小判型のような小回りコースで、函館や福島に比べるとコーナーで加速した際のロスはやや少なく血統的にも直線でスピードを出せるタイプの血統が台頭しやすいのはその辺り。3コーナー辺りに坂があるように描かれていますが、約+30cmから直線ゴール手前にかけて約-30cmと惰性的に下りが続くわずかな下り坂だが、血統傾向を見ていると意外と見過ごせない。特に前半ゆったり流れて後傾ラップになった際は徐々に加速していくようなタイプの脚を使える馬をチョイスすれば良いか。
直線は短い故、逃げ・先行馬が有利なのは基本だが、前述したようにコーナーでの加速のロスが小回りコースの中では少ない故、函館などに比べれば差しは決まりやすい。
〜〜クイーンS、好走血統〜〜
✅天皇賞・春の好走血統
✅母方にダート血統
✅Nasrullahクロス
✅天皇賞・春の好走血統
コース解説にもあげたように3コーナーから直線手前に置いてわずかに下り坂がある。ここで徐々にスピードに乗るという性質や加速しやすいコーナーの形状であると言う事が京都の外回りと若干リンクする点は見過ごせない。
また、後傾ラップになりやすく息の長い末脚が求められる点も共通点。今年のメンバーを見渡すと逃げたそうな馬が数頭いるので枠次第ではハイペースも想定されるが、隊列が決まりやすいコースの性質上基本は後傾ラップを想定したい。
そうなると長く脚を使う観点からノーザンテースト、Nijinsky、Danzig辺りは好相性。また徐々に加速する事に相性の良い観点からPrincely Gift、Klairon、High Line辺りが良い。
✅母方にダート血統
ダート血統と言うと前傾ラップへの適性を助長するパターンが多いが、母方に来ることで前項の長く末脚を使う点を助長出来れば良い。
特に相性が良いのはネオユニヴァースなどが抱えているSharpen up。昨年こそそのネオユニヴァースの後継であるヴィクトワールピサ産駒のスカーレットカラーが2着に来ているが、2017年は母父ネオユニヴァースのアエロリットが勝ち、2着にはSharpen upを抱えるフェアリードール牝系のトーセンビクトリーが入った。なおトーセンビクトリーは2018年にも7番人気ながら4着に入っている。
また、Sharpen upに限らず追走力を助長するBold Rulerなどももちろん好相性。
✅Nasrullahクロス
これは今の札幌芝の傾向にも当てはまるが、、、
先週の土日の札幌芝の連対馬は日曜日7Rのモンブランテソーロを除いて全てNasrullahクロスを持っていた。Bold Ruler×3もしくはRed God×Prince Giftなどの異種Nasrullahクロスが特に○
〜〜出走馬全頭考察〜〜
✅人気馬考察(想定1〜4番人気)
スカーレットカラー
昨年の2着馬。ヴィクトリアマイル15着以来の臨戦となります。実績からも間隔を開けてのレースは問題無い。昨年2着ではあるが、血統的にはNasrullahの追走要素が欠けていたりする点などからそこまで強調材料が無く、そういった背景からやはり溜めて上がりを活かす競馬が⭕️で去年は緩く流れ脚をためることが出来た分好走に繋がったが今年に関しては去年よりペースが上がりそうな点がどうか。また、父、母ともに🇬🇧色の強い血統ではあるが、洋芝適性がそこまである血統構成では無いのでむしろ去年のレベルを疑いたい。
また、ヴィクトリアマイルの考察時にも挙げたが揉まれ弱い面がある故に枠次第では届かない位置で競馬しなければならない可能性も。また先行馬の配置なども含めて想定できるペースは十分に査収したい。
フェアリーポルカ
福島牝馬Sで重賞連勝を決めそれ以来のレースになります。
仕上がりやすい母父アグネスタキオンからも休み明けはそこまで苦にしないと思います。ルーラーシップ×アグネスタキオンは俗に言う小回りニックスなんて言われる配合パターンですが、まさにその代表例と言って良いでしょう。前述したトーセンビクトリーと同じフェアリードール牝系でSharpen up内包に加えアグネスタキオンからBold Rulerの追走力を補給し血統としてはかなり好相性。
懸念としては特殊馬場だった2走前の中山牝馬Sこそ2番枠から勝っているが本来は器用な立ち回りができるタイプではない為、枠は選びそうな点か。
コントラチェック
ヴィクトリアマイル14着から臨みます。このコースに意外と相性の良いディープインパクト産駒で、母方には好走血統にあげたSharpen upを始めNijinskyやNasrullahクロスを抱えるなど血統的な相性に関してはほぼ言うこと無い。
洋芝実績としては未勝利のみで、兄弟にも洋芝の実績がある馬はいないが、同牝系から🇺🇸芝重賞勝ち馬や、🇬🇧と🇮🇪の2000ギニーで3着と好走したStubbs Artなど世界の芝で活躍する背景は十分ある牝系であることから問題ないと見る。
この馬の場合どちらかというとどれだけ自分の競馬に徹することが出来るかなのでそういった枠に当たるかどうか注目したい。
ビーチサンバ
ヴィクトリアマイル9着から臨みます。ここ数走は差しに徹してる中でも安定して上がり上位を使えてる辺りは内容は悪くないですが、展開待ちな面が強いのは否めません。距離延長は追走面からプラスに出そうではありますが、血統上は追走要素の薄い構成であることからハイペースで中団より前目につけてた際は脚が溜まらない可能性を考慮したい。そうなるとこの距離でも後方から運ぶ事にはなりそうで展開待ちになりそうか。秋華賞のように積極策に出る可能性もあるが、先行馬が揃った今回では考えにくい。
末脚を活かす点でもこの馬の気性面でも外枠が欲しいか。
✅中人気馬考察(想定5〜8番人気)
カリビアンゴールド
巴賞3着から臨みます。父ステイゴールドに母父がCape Crossと字面からも洋芝適性は伺える。
現に札幌と函館では(1-3-3-1)と好相性。唯一の凡走は去年のWAJSで、重賞好走後で疲労があった状態である事と、パワータイプではない同馬が斤量も普段より重い56キロ、更に乗り慣れていない騎手と敗因は明確で以前適性は高い。母父は好走血統にもあげたKlaironを内包している為、前走や昨年のクイーンSのようにラスト4F辺りから徐々に加速していくラップへの適性はメンバーでも抜けている印象。
再三になるが先行馬が揃った今年はその後傾的な加速ラップになるかどうかが好走のポイントになりそうだが、父がステイゴールド点でも牝馬同士なら消耗戦でもそう大きくは崩れにくいと判断する。
シャドウディーヴァ
エプソムC16着から臨みます。前走は結果として馬場が合っていなかったとは言えそれでも負けすぎな印象を受ける。ハーツクライ産駒は本来晩成傾向にあるが、Danzigをつける事で早期から活躍できる傾向にあるのは有名なお話。ただ、晩期に入るとDanzigのスピードや前向きさが加減と集中力が続かなくなってくる辺りが勝ってくるのか、むしろ距離短縮やハイペースで一変しやすい。ロジクライやマイスタイル、ペイシャフェリシタなどはその代表例。そういった面では同馬もそろそろその時期に入って来た可能性も。
その分ハイペースが予想される今回はハマる可能性もあるが、個人的には1400m以下のカテゴリーで見たい気持ちもある。加速ラップが得意なHigh LineやKlaironなど好走血統に挙げた所も内包しているし、血統相性自体は悪くない。想定できるラップ次第ではまだ甘い評価ができない印象。
リープフラウミルヒ
マーメイドS11着から臨みます。父のステイゴールドはカリビアンゴールドでも触れたように洋芝適性は問題ない種牡馬。
母のピノブランはダートで2勝している辺りクロフネの主張が強いタイプで、このリープフラウミルヒもどちらかというとダート的な前傾〜均一めなラップでの好走歴が多く、母の奥のメジロマックイーンやNijinskyからも消耗戦で強さを見せる。前走はその前傾ラップでの一戦だったが、距離延長の分甘くなった形。
1800mに戻るのは都合が良いし、ペースも合えば巻き返しはあると見る。
アロハリリー
福島牝馬S11着から臨みます。父ハーツ×Danzigの配合が見受けられる点で懸念はシャドウディーヴァで述べた通り。現に昨年の小倉で連勝したのも時計が早い馬場に変わった点と距離短縮のローテで連勝をしている辺りこの馬もその傾向は当てはまるか。(小倉自体トニービン持ちが相性が良いのは否めないが、、)
母の奥にウインドインハーヘアの字が見られる所からも🇬🇧出身牝系の中でも高速決着の均一ラップに適している面は大きい。当日の時計の出方に注目しつつ査収したい所。
また、今回ブリンカーをつけてくるよう。前述したハーツ×Danzigの前向き加減とがブリンカーで良い方向に集中の持続としてでる可能性は高い。ただ、そうなると活かすには前走のような前目から運ぶ積極的な競馬をして欲しいと感じるだけに展開向くかどうかの不安はある。
✅穴人気馬考察(想定9番人気〜)
サムシングジャスト
2月の初音S1着から臨みます。近走は馬体が成長した事で成績に繋がってきた印象。
血統的には母方にはタイキシャトルやStorm Cat、更にIn Realityのスピードの根源でもあるWar Relicも奥に抱えてるなどパワーと速さを兼ねてるダート血統が揃う。近走はほぼSペースで流れて中団から差すという競馬をしているが、血統からは追走力もしっかりありハイペースになっても競馬できる印象。そう行った側面からは重賞初挑戦に加え先行馬揃いでペースが上がりそうな今回も対応は出来そうな印象。
休み明けの出走経験は3歳時のチューリップ賞のみだが、本来はスピードある血統で仕上がりも早そうと感じるだけに休み明けも問題は無さそう。
器用な走りができるタイプだし、枠も選ばずコース形態も合いそうな印象。穴候補の一頭として考えられるだけの要素はあると感じる。
ナルハヤ
マーメイドS4着から臨みます。この馬も展開の鍵を握る一頭で、枠の動向が気になる所ではありますが、、、
単純に前走はハンデ戦の軽斤量で単騎逃げ→斤量増で逃げ馬揃いのシチュエーションが向くがどうかいささか疑問ではある。ただ、血統的にはFappianoとHaloのダート的な速さが前に来ている所でLyphardのタフさが土台になってるような血統構成。逃げそうな馬の中では一番逃げに向いた血統である事は強調材料。また、父が非根幹向きのサクラプレジデントである事や、実績的にも2000mよりは1800mの非根幹距離向きで1800mの芝であれば(1-4-3-2)の好成績。
純粋にこの200m短縮は追い風なので前走同様の競馬ができればと好走は可能。
オールフォーラヴ
京都金杯9着から臨みます。重賞戦線に来て、今ひとつ好走しきれないという印象は抱きますが、、、それでも前走は勝ち馬がサウンドキアラでしかも同馬より斤量が1キロ重い状態で1.0差ならここでは力量的に足りそうな気もする。
母のレディアルバローザは🇺🇸ベルモントSなどを勝ったタバスコキャットと同牝系で、そういった背景からも前傾〜持続的な流れで強いのは府中牝馬Sからも明らか。そういった意味でペースが上がりそうな今回はハマる可能性はあるし、小回りの中でもスピードに乗れるこのコースは合うと見る。
自在性がある脚質だし、器用な立ち回りも悪くないだけに枠も問わない。自身の力を出せる状態で洋芝さえ乗り切れば地力は足りると見るだけに面白い存在になりそう。
レッドアネモス
マーメイドS7着から臨みます。近走は体調が整わない中での出走が多くようやく前走で馬体的にも復調気配が見られた所での今回。状態面の査収は他の馬より慎重に行いたい所。
血統的には母父サクラバクシンオーの系統であるPrincely Giftは好走血統にも挙げたようにこのレースでも相性の良い血統。2016年にはダンツキャンサーが11番人気で3着に入ってるように穴血統としても注視したい。ただ、Princely Giftのスピードの強さが前に出すぎているからか、使える脚が短めでどちらかというと溜めて瞬発力を活かすようなレースに向いてる印象。
今回ペースが流れそうな中で脚を溜められるかどうか疑問が浮かんでしまう。
タガノアズワド
マレーシアC1着から臨みます。この馬も逃げ経験が豊富で展開の鍵を握る一頭。前走は重馬場の中、5F59.2の早めのペースで逃げ切ったのは評価できる点。
父は好走血統のSharpen upを抱えるネオユニヴァースだが、その分急坂などにも強いダート的なタフさやパワーに適性が向いてる印象で今回のおそらく時計が早いだろう馬場と展開ではスピードが不足してしまうような印象を受ける。母方にStorm Cat、Fappianoと早い血統が揃ってはいる為、淡々と逃げられる展開が欲しい所。
モルフェオルフェ
福島牝馬S16着から臨みます。この馬も逃げ経験が多い馬で展開面の鍵を握る。さすがに力量的にも展開的にも厳しい点は多そうだが、、、
近走を見ているとバテて止まっているというよりは途中で集中力がなくなって後退してしまっている印象で、やはり気性の荒い父オルフェーヴルからも短い距離で集中の持続を促すか、長い距離に変えて楽な追走を促すかなどの刺激が必要か。(個人的には後者の方が芽が出そうと感じているが)
さすがに次走以降の条件替わり次第で狙いたい。
現状の印
◎アロハリリー
○サムシングジャスト
▲フェアリーポルカ
△カリビアンゴールド
△リープフラウミルヒ
△オールフォーラヴ
展開的にも枠の並びを見ないとなんとも言えないところはあるが、、、
現状では逃げそうなコントラチェックやタガノアズワド、ナルハヤ、モルフェオルフェ辺りが前でやり合いペースが上がり縦長になる展開を想定。すると前を追いかけつつ漁夫の利が得られそうな一列後ろに展開利があると見る。
◎はアロハリリー。先行経験がある馬の中では一番ハイペースになって面白みがある血統だと考えるし、ブリンカーをつけてくる辺りから集中の改善も見込める。内に閉じ込められるようになってしまうと崩れてしまいそうだがそうならないように積極的に運んで欲しい。
対抗のサムシングジャストはまだ、見せていないハイペース適性に期待したい。
字面からも血統相性が良いフェアリーポルカにも重い印を。
本日は以上になります‼️
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