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2020デビュー‼️新種牡馬考察第2弾‼️


こんにちは!!

今回は以前出した2020年にデビューする新種牡馬たちの考察の第2弾として、まだ取り上げていない種牡馬達の考察をして行きたいと思います👍

現2歳がデビューするのも目の前ですのでなにかの参考にして頂ければ幸いです!


⬇︎第一弾はコチラから!⬇︎




エイシンヒカリ


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主な実績:毎日王冠、香港C、イスパーン賞(1着)


有難いことに多数のリクエストを頂いたこともあり、1番に取り上げさせて頂きました。ディープインパクト産駒の逃げ馬ということでディープ系種牡馬の中では異質な存在になりそうな予感はしている。ディープ×Storm Catという数々の活躍馬を輩出した配合で、同配合産駒の代表格キズナが既に種牡馬として短距離からダートまで幅広く活躍している事もあり、この馬にも幅広い活躍が期待される。
日本ではG1勝ちはなかったが、フランスと香港で勝利を挙げた辺りや、先日の桜花賞で同牝系のスマイルカナが重い馬場の桜花賞で先行押し切りの競馬をした辺りも一般的なディープ産駒とは違う点だろう。

細かく掘り下げていくと、母方にStorm CatとCaroというスピードを助長する血統に奥にはKey to the MintというHyperion由来のスタミナのある馬がいる。重い馬場になった時や海外の芝でも活躍できた辺りはここら辺か。また、母の奥にBold RulerがいるのでStorm Catが内包しているSecretariat経由のBold Rulerとクロスしているなど、前傾ラップや追走力が必要になるシーンでも活躍できそうだしエイシンヒカリ自身が500kgと馬格もしっかりあるので、母方次第ではダートもラップバランス的に合いそうな気配はある。また、スピードを活かしたいタイプに当たると思うので、広いコースである事や外枠で揉まれない事などは好走条件になりそう。

配合相手としては個人的にはRobertoがもっと良いのではないかと踏んでいる。やはり先行して押し切るというスタイルを強化して欲しいという理想があるので欧州的な追走力やハイペース耐久のあるRobertoが良いだろう。また、Nashuaを内包しているのでHail to Reason のクロスとNasrullah3本、そこにDanehillやGreen Dancerを経由した欧州色の強いDanzig系、かけてNorthern Dancerクロスを作るのが個人的には理想系。エイシンヒカリの特性を上手く引き出してくれそうと感じる。



注目馬:シルミーヌ


母父のアポインデッドデイがRoberto系Danzig内包種牡馬である事や母の奥にもRobertoがいる点。さらにはA.P.Indyを内包している辺りでNasrullah的な追走力やスピードの持続力の応酬といった配合。また、同牝系から逃げ馬として福島記念などの重賞3勝しているマルターズアポジーがいるなど競馬ぶりのイメージも被る。やはり先行押し切りかスピードの違いで逃げ切るようなレースをこの配合からは期待したい。




ラヴリーデイ

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主な実績:宝塚記念、天皇賞・秋、1着



キングカメハメハの後継種牡馬にあたります。キンカメの後継ではすでにロードカナロアやルーラーシップなど、すでにG1馬が出ている種牡馬を出していますので、この馬も期待は自然と上がるでしょう。母型にはNijinsky内包のダンスインザダークやトニービン、ノーザンテーストにRobertoと、欧州的なタフな血統が並ぶ。この馬自身、突出した切れ味などはないがペースなどを問わずに安定した競馬ぶりができていたのは母方からしっかりとスタミナを補給していた辺りが大きいだろう。また、Nijinskyやトニービンなど長い上がりを使うことに長けた血を持っている辺りは広いコースや主流コースに合いそうな雰囲気。

配合相手としてはサンデーが薄まってる事もありサンデー系牝馬をつけて、瞬発力を助長しても良さそうだ。とにかく融通性がありそうなのもこの馬の長所になるので、特に先入観を持たずにその都度の配合でバランスを見たいと感じる。個人的な理想としてはBold Rulerを入れてより早期から先行して良さが出るように持って行って欲しい。


注目馬:シゲルテンチョウ


kingmanboの3×4にサンデーサイレンスの4×3があり、字面的にも綺麗で整った美しい配置、、、というのは完全に好みだが笑笑
母方のアグネスタキオンとサクラバクシンオーからスピード型のNasrullahを補給してる辺りは理想に近い。置きに行ってると思われそうだが、こんな感じのスタンダードな配合が安定して活躍馬が多くなりそう予感、、、






ホッコータルマエ


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主な実績:帝王賞、JBCクラシックなどダートG110勝



ラブリーデイに続きこちらもキングカメハメハの後継種牡馬。母父系のRed Godはどちらかというと芝向きのNasrullah後継ではあるが、母のマダムチェロキーがダート4勝している辺りや同牝系から南関の牝馬交流重賞で二度の3着があるコスモプリズムがいる点などが、ダートでトップに上り詰めた所以か。また、中距離を中心に活躍したのは母の奥のRomanなどが土台として活きた形。

この馬の牝系は地方で活躍した子が多く、ホッコータルマエ同様に地方の方が活躍の場が広がる可能性は高く中央の早いダートだとややスピード欠けしてしまいそうな印象も抱くが、In RealityやDanzigなどダートの中でも早い部類の血と配合してバランスを見たいところ。



注目馬:ヤクモ

母のポロロッカは地方で6勝。祖母のシルクラフィーネからも地方勝利馬が多数いるだけに地方の方が向きそうなのは第1印象だが、、、

母父のスパイキュールは晩成のクラフティワイフの牝系で、ホッコータルマエ同様に息の長い活躍ができそうである。また、Secretariat経由のBold RulerクロスにIn Reality。RomanのクロスとRobertoの並びでスタミナとスピードのバランスがとてもよく映えるのが好感。ダートの1400m以上であれば、馬場問わずに活躍出来そうな印象を受ける。






トーホウジャッカル

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主な実績:菊花賞1着


スペシャルウィークの後継種牡馬として貴重な存在になりそうな同馬。また、Nijinsky内包のサンデー系という意味ではほかにダンスインザダークとその後継しかほぼ居ないのでこれもまたNijinskyの血を受け継ぐという意味でも現段階では貴重である。

Nijinskyの特徴としては長く上がりを使うことにある。また、タフな馬場やタフな展開(初経験距離なども含め)にもパフォーマンスを落としにくい点が挙げられる。トーホウジャッカル自身も菊花賞を勝ったように、そう言った辺りはダンスインザダークと近いイメージを持っても良さそうだ。

ただ、牝系に目を通すと、🇺🇸のダートマイラーであるQuiet Americanを筆頭にマイル以下で中央5勝のルタンティール、母のトーホウガイアも地方ダートのマイル以下で7勝。フジキセキ産駒の兄妹トーホウアマポーラはCBC賞勝ちなど比較的早い一族という事が見て取れる。トーホウジャッカル自身が菊花賞以降ぱっとしなかったのも実はマイル前後に適性があり、Nijinskyの効力で菊花賞を勝つまでに至ったという事も今では言えるだろう。

配合としては母の速さを活かすような配合ば望ましいか。Nijinskyでスタミナの補填はそこそこ出来ているのでStorm CatやDanzigなどのNorthern Dancer系でクロスを入れても良さそうだ。


注目馬:トーホウディアス

母のトーホウプリンスはダート短距離で4勝。祖母のトーホウアスカは2歳の短距離重賞で2着と3着がある。遡れば根岸Sを勝ったグロリアスノアがいる牝系で総じてPrincely GiftやBold Rulerクロスが由来するスピードに溢れた血統。また、早期から活躍できる牝系であることからも、未勝利や新馬から積極的に馬券を狙っても良さそうだ。

トーホウジャッカル自身ののイメージで中距離を使われた場合は疑問視したいが、短距離であれば芝・ダート問わずに活躍できそうだ。





マクフィ

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主な実績:🇫🇷ジャック・ル・マロワ賞 1着


3年前から日本で供養され始め、その産駒たちが今年デビューの子達に当たる。父のDubawiはミスプロ系だが、Seeking the Goldの系列らしくスピードに溢れたマイラーで、🇮🇪のマイルと1400m G1に加え、🇫🇷のマイルG1ジャック・ル・マロワ賞を勝った。また、数少ないDubai Milleniumに後継として期待された背景がある。名前の通り、ドバイワールドカップデーのG1では芝・ダート問わずに毎年のように好走馬を出すように、多湿のドバイの地らしく水分をやや含んだ馬場が得意である。

日本でもこのDubawi後継のモンテロッソが、ダートの稍重や芝でもタフめな良馬場で好走例が多いのもこういった所以がある。

このマクフィ自身は母父に欧州的な追走力のあるDanzig系のGreen Desertがいる。また、奥のNever Bendクロスなどからもよりタフさが加わった印象。また、Klaironなどが由来となり、徐々に加速するようなラップバランスや下り坂で上手いこと走る子が多くなりそうな気配がある。配合や馬場次第ではマイルCSなどで好走する子が出てくるかもしれない。

配合としてはマイル前後をこなす土台を活かすタイプに持っていきたい。Bold RulerやPrincely Giftなど、スピードに振れたNasrullahを重ねるのが基本形になりそうだが、日本の多くの牝馬に該当するサンデー×ミスプロの配合馬にもつけられてバランスも良くなりそうな辺りはその受け口は広そうな印象。




注目馬:ホープケツァール

様々な活躍の場がありそうという意味で同馬を指名する。マクフィに母父はスペシャルウィークという配合で、奥にいるStorm CatとともにNorthern Dancerの3本持ちとバランスはとても良さそう。また、牝系を辿るとspecialというNureyevの母であり、またSadler's wellsにもつながる名牝がいることでさらに能力の奥は深そうな印象を受ける。トニービンからのスタミナ供給も良いし、芝の中距離を中心に馬場を問わなそうな血統構成と言って良さそう。






クリエイターⅡ

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主な実績:🇺🇸ベルモントS 1着



日本でもダートでおなじみのA.P.Indy系Tapitの後継種牡馬として活躍が期待されている。既に門別で勝ち馬が出てきている辺りはBold Rulerクロス由来の仕上がりの速さとともに、ダート特有の前傾ラップに対する適性はA.P.Indy系らしいといったところか。またTapitにはNijinskyも内包しているため、長い上がりを使うことにも長けている。東京のダートで活躍できるのもこの辺りが所以と言った印象。また、母父のDamascusもダートの名血。

総じてダートなら距離問わず活躍の場が広そうな印象。

配合としては、ここから芝向きに転化させるのは正直きついので、ダートで汎用性を効かせる配合が良いだろう。ミスプロ系などはクロスする面も合わせて安定株だが、Tapit自身はNorthern Dancerとの相性も良いためStorm Cat持ちも良いだろう。




注目馬:エルメスグリーンの18

叔父にディーマジェスティなどがいる名牝シンコウエルメスの牝系。芝の高速馬場に強いイメージのあるこの牝系だが、母のエルメスグリーンはBold RulerとRobertoなどのパワー要素が強いのかダートで2勝を、挙げている。また、兄弟のハナサキやシャンボールナイトなどもダートでの勝ち馬。特にシャンボールナイトに関しては芝馬のノヴェリストをつけてもダート好走しているので母の影響力が高いとも言える。

ダート向きのクリエイターⅡを付けることでよりダートに特化していることは間違いないので、ダートに出走した際は是非買いたい。逆に牝系の影響から芝に使われるようならバッサリ切ってもいいかもしれない笑






ハクサンムーン

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主な実績:セントウルS 1着
高松宮記念 2着、3着



返し馬で回る馬としても有名で、そういった背景からファンの多い馬でもあった。故にかリクエストを頂いた所もあり取り上げさせて頂きます😊

父はアドマイヤムーンに母父にサクラバクシンオーと、Forty NinerとPrincely Giftらしいスピードがこの馬にもつたわっている。前哨戦とはいえセントウルSではロードカナロアを倒したほど。また、Mill ReefとBold Rulerも合わせたNasrullahクロスからもスピードの持続性に富んだ構成である。また、気性難で知られるモガミがいる辺りがハクサンムーン自身の癖を生んだと言っても過言じゃなさそうだが、そういった面からこちらは安定感というよりも爆発力に振れてる印象もある。

配合としては持続力を助長しつつハイペース耐久のあるタイプでRobertoやSadler's wells持ちなどが良さそうか。



注目馬:ウインクの18

母父には名牝バレークイーン牝系のミラクルアドマイヤ。トニービンやSadler's wellsなどのスタミナの根源もありつつ、母の奥からはPrincely Giftが出て来るためにクロスしているのも好感が持てる要素。チューリップ賞を勝っているエイシンルーデンスに1200mを5勝しているエーシンリジルがいる牝系ということもあり、1200〜スピードを求められるマイルまではスタミナの要素から守備範囲になりそうな構成と見る。




今回は以上になります‼️

最後までご覧頂きありがとうございました!!
POG選出や、新馬戦などの2〜3歳戦のご参考にして頂いたら幸いです!😊また、この記事を書くにあたってリクエストを寄せて頂いた方々、ありがとうございました!!



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