ユニコーンS 血統解説‼️🔥

こんばちわ！

本当は書く予定無かったのですが、まぁ自己満用という事で仕上げました。笑

という事で、今週もよろしくお願いします‼️🔥

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大吉の【血統講座】｜大吉@血統とパドック予想｜note

〜〜東京ダート1600m、コース解説〜〜

＊画像はnetkeibaより抜粋

2コーナー奥のポケットからスタートします。
芝部分の距離差と2コーナーで若干内に曲がる事でスピードに乗り切れなかった内の馬が包まれやすい点などから外枠有利のコースになります。長い向正面では緩やかな上り下りがありますが、直線形状でスピードに乗りやすい事とポジション取りが激化しやすい為にペースはそこまで落ちず。緩むのは3コーナー〜4コーナーの中間になる事が多いです。

広いコースの影響か隊列は決まりやすく、長い直線のイメージの割には前も残りやすいコースになっています。

適性としては、前半の早めのペースについていく追走力とポジションを取れる自在性。加えて、溜めた後しっかりと上がりを使えるかどうかが大事になりやすいコースになります。

〜〜ユニコーンS、好走血統〜〜

✅スピード一辺倒の血統△
✅ハイペース耐久要素

✅スピード一辺倒の血統△

具体的な要素として挙げるならば、ダート型のミスプロ系やStorm CatやVice Regent、Princely Gift、Danzigなどといったスピード要素だけであったり強調され過ぎている血統構成だと難しいと感じます。

元々、このコースは直線が長いこともありゴールドアリュール産駒を始めとしたサンデー系も台頭しやすいようにスピード一辺倒で乗り切るのは難しく上がりがしっかりしている事も大事になってくる為です。

下級条件ではスピードのみでも能力の差で乗り切れることもあると思いますが、クラスが上がる分一筋縄ではいかない事は頭に入れておきたいです。

🔵2020年　2番人気9着
レッチェバロック(父Caro系×母父Gone West系など)

🔵2019年 1番人気7着
デアフルーグ(父Danzig系×母父Vice Regent系)



🔵2018年 2番人気9着
グリム (母父Princely Gift系、母母父Danzig系)



🔵2017年 1番人気7着
リエノテソーロ (父Gone west系×母父Danzig系)



..etc

✅ハイペース耐久要素

これは前項のスピード一辺倒△の逆とも言えますが、、、上がりがしっかりしてないといけないとは言え芝のレースのように溜めて瞬発力を出す、、というレースにはほぼならず、むしろ馬場も相まって前半の3Fが35.0を切る事がほとんどです。

故に早目の流れに乗っている中でも最後まで粘っこく脚を使えるかは大事な要素になります。

具体的にはRobertoやSadler's wells (≒Nureyev)、Mill Reefなどにイメージを持って頂けたらと思います。

もちろん重すぎる血統はマイナスですがこれらも要素としてはマイナスにならない血統という事は強調したいです。

🔵2019年 1〜3着ノーザンテースト持ち

特に、、2着デュープロセス (母父Sadler's wells系)


🔵2018年 7番人気3着
エングローサー (母母父Sadler's wells)


🔵2017年 5番人気2着
ハルクンノテソーロ (父Nureyev系)


🔵2014年 7番人気3着
バンズーム (父Roberto系)

...etc

〜〜出走馬血統解説〜〜

＊ここでは血統評価をA〜Dで評価していきたいと思います。たまにSが出てきます。笑
基準は下記の通り。　

①好走血統に沿っているか。
②そのレースで求められる能力に沿っているか。
③その馬が前走より血統的に条件が良くなるか。
④素質を感じる血統背景であるか。

の以上4点。加えて、そこからその他条件がついて回り、それが良い方に出そうか、悪い方に出そうか、その辺りを±を付けて評価していきたいと思います。

✅ジュタロウ

血統評価：B-

3歳1勝クラス1着から臨みます。

父はFappiano系のArrogateに母父がA.P.Indy系のMineshaftというダート色の強い米国産馬らしい配合。
Deputy Ministerの3×4を持ち、更にはForty Niner≒Prospectors Deliteを持ち合わせるなど、ダート方面のパワーと突進力、更にはDomino血脈が刺激された血統構成。その上で、父Fappiano系らしい高速馬場への適性もありますし、大箱向きの柔らかさもある。ダートのレースであれば基本的には適性を問わないタイプで自身の展開に持ち込めるかがポイントになるでしょう。

勝利した2戦とも湿ったダートでの勝利とありスピードのあるタイプにも感じますが、前述の通りパワーもしっかりとある分、馬場は問わない。それよりもスムーズに先行しある程度前半から突っ込んだペースで流れに乗れるかが好走の鍵になる。

出来れば外の偶数枠が欲しい所です。

✅リメイク

血統評価：A

端午S1着から臨みます。

父は貴重なTapitの後継であるラニ。母父にはキングカメハメハという配合。母方はRainbow Questやコマンダーインチーフ、更にはウォーニングなど欧州のG1で活躍した馬を輩出しているWhere You Lead牝系出身の良血馬。
父のラニはTapitの後継ではありますが、Sadler`s Wells～Ribotなどから馬力を補給している特有の淡泊さが出にくい種牡馬。特に同馬は母方のキングカメハメハが内包するMiesqueによって刺激されており、ダート血統の中でもしっかりと馬力や底力と言った所を取り込んでいる血統構成です。

ここまで6戦とも1400mを使って来ており、今回が初マイル・初延長ローテ。ここに対応出来るかがポイントになりますが、個人的には一発回答出来るかどうかは別として将来的には対応できる、むしろ東京マイルはベストに近いと感じています。

ダート血統の弱点になりやすい淡泊さが無く、しっかりと溜めを作って上がりを使って来れる点はこのコースでは評価したい点。反対に突っ込んだ前傾的なペースでは脚が上がってしまいそうな印象。前走のようなミドルの入りで上がりを活かす形が出来ればと思います。

✅ハセドン

血統評価：B

青竜S1着から臨みます。

父はRoberto系のモーリス。母父がドイツ血統を内包し耐久性に優れたマンハッタンカフェという配合。奥には母方で活きるMachiavellianを内包し、HaloとTom Rolfeが刺激されパワーを求められるシチュエーションで俊敏な素軽さを発揮するのに長けた血統構成です。

ダートにスイッチし3戦3勝。更に３戦続けて上がり最速と能力の高さを見せている。追走要素が薄い分、前半で無理をしない今のスタイルがあっている印象です。前走は差しが決まりやすい馬場状態であった事もありましたが、それを差し引いてもダートレースでの上がり性能は世代トップクラスであると感じました。

ここ３戦より多頭数になる課題はありますが、差し届く展開・馬場があれば追い風になるか。

✅インダストリア

血統評価：C-

NHKマイルC５着から臨みます。

父はキンカメ後継でエピファネイアの全弟に当たるリオンディーズ。母父がハーツクライでサンデーの3×4持ち。母はインダクティで半兄のケイデンスコールとは3/4同血という関係になる。近親には中長距離で活躍したバランスオブゲームやフェイムゲームが居て、遡るとステイゴールド等を輩出したダイナサッシュ牝系出身の良血馬です。母方はスタミナやパワーがあるやや重めな並びですが、エフフォーリアと同様にシーザリオ（スペシャルウィーク）のスピード源をハーツクライのスピード源で刺激した形になっており、見た目以上に基礎スピードの高い血統構成になっています。

スピードを刺激された血統構成と見ているので、ダート替わりはマイナスに感じます。ただ、ダートレースの中では芝要素も求められる東京ダートマイルという点は唯一の救い。

砂を被らない事、芝要素がより求められる速い馬場で上がりを活かせる事。前半の追走をなんか起こってクリアする事。などの要素が絡んで活路を見出したい。

✅コンバスチョン

血統評価：B-

UAEダービー11着から臨みます。

父がStorm Cat系の中でもDamascusなどのパワーが活きたディスクリートキャット。母父がパイロというダート色の強い配合。近親にはJBCレディスクラシックを勝っているファッショニスタがいる血統馬です。
Storm Birdの4×5、ないしはStorm Cat≒Blue Birdの3×4を持ち、スピードを求められるダートにも強いタイプの配合。パワー要素も豊富に含んでおり、ダートの幅広い馬場でのスピード勝負に対応できる血統構成と言えます。

今回海外帰りにして約3カ月ぶりの一戦。血統的には休み明けでも問題無く動けるタイプではありますが、ダートの世代トップクラスが集結するこのレースでは他の順調にローテを歩んできた馬達に仕上がりの面で劣り敗戦するというのが海外帰り＆久々の馬のこれまでの歴史。

適性的には何も問題はない。むしろ良馬場の方が良いかと感じます。出来次第。

✅セキフウ

血統評価：B-

UAEダービー8着から臨みます。

父はStorm Cat系のヘニーヒューズ。母父にはKingmamboという配合で、半兄にはビッグアーサーがいる血統馬。母方でSadler`s Wells×NureyevのSpecialクロスを持っており、一定程度の馬力を補強したタイプ。素軽くなりやすい父ヘニーヒューズの不足しがちなパワーを母方で補った血統構成と言えます。

同馬も前述のコンバスチョン同様に海外帰りで約3カ月ぶりの一戦。父的にも血統上は休み明けのフレッシュな状態でも走りますが、他の順調にローテを歩んできた馬達に仕上がりの面で劣る可能性は否めない。

同馬も仕上がり一つか。

✅バトルクライ

血統評価：C

青竜S3着から臨みます。

父はフジキセキの後継に当たるイスラボニータ。母父はキングカメハメハという配合。奥にはブライアンズタイムとブレイヴェストローマンを抱えており、Romanのパワー・スピード源が活きた血統構成になっている。ある程度前半から流れていき耐久性を問われるような展開に向いている血統構成です。

前走はそういった耐久性を活かし、延長ローテで上昇できたという印象です。今回は同距離ローテの分、慣れがプラスに出ればと感じます。前半からある程度締まった持続力・耐久性を求められる展開で浮上か。

✅ヴァルツァーシャル

血統評価：B

青竜S4着から臨みます。

父はミスプロ系の中でも、芝などでも上がりを使って来れる柔らかさを持ち合わせたマクフィ産駒。母父にFappiano系のエンパイアメーカーを持ち、ミスプロのクロスを持つ。ミスプロクロスを含めて随所に前向きさと柔らかさを持ちつつDanzigのクロスなどによって締めて早期からも動ける血統構成です。

Danzigなどの追走要素もありますが、基本的には溜めて長く脚を使う事で能力を発揮するタイプ。また、揉まれ弱さや一本調子感もある分、スムーズに立ち回れる外枠の方が良さを発揮しやすい。

前走は位置取りと上がりの差から、ハセドンとは勝負付けが済んでいるような感じもありますが、ミドルよりやや遅めのペースで溜めた際はまだこちらに分がある可能性もあると感じています。外枠替わりのプラスもあれば追い風か。

✅タイセイディバイン

血統評価：C+

NHKマイルC10着から臨みます。

父がキンカメ後継のルーラーシップ。祖母がロンドンブリッジという配合。菊花賞馬キセキとは7/8同血という関係性に当たる血統馬です。Ahonooraなどの下り坂加速が効いた一族でもあるのですが、同馬は母父がダンスインザダークに変わった事でKey to the Mintからパワー・耐久性を補給しており、よりTeddyやTom Rolfeと言った所が効いた急坂などもやれるタイプ。やはりスピードの持続力に向いた血統構成で、血統が近いキセキにパワー・突進力を足したようなタイプです。

ダート替わりがポイントになると思いますが、血統の字面からはプラスにならないと感じています。ダート適性という意味ではそこまで強調される要素は無いと思います。
ただ、前走の解説時にも触れましたが、『元々スタートでやや後手に回ることがあったり勝気な所があり、そのくせ抜け出すと気を抜いて甘くなるなど、癖のある所が目立ち勝ち上がりに時間を要しましたが、距離短縮によって集中力が良い感じに保たれてここ2走の好走に繋がっているかと思います。（なんか、ディアンドルとかホウオウイクセルとか、アルメイダミノル、トモジャタイクーンとかもそうですが、ルーラーシップ×サンデー＋Nijinskyって癖馬多いイメージ、、、Nijinskyのクロスが効きやすいんですかねぇ、、）』という見方をしているので、初ダートが気性面で良い刺激になる可能性はある。

好位を確保できて砂を被らない等の恩恵がある際は決して油断できない存在と感じます。

✅ペイシャエス

血統評価：B+

青竜S5着から臨みます。

父はゴールドアリュールの後継に当たるエスポワールシチー。母父には耐久性に富んだワイルドラッシュという配合。Ribotのクロスを持ち、パワーと耐久性が目立つ。更にはLasadell×Specialの5×6×5を持ち馬力も助長。父方のスピード源をGiant's Causewayが内包するChieftainによって引き出されるニアリーを持ってはいますが、基本的にはパワーや耐久、馬力と言った所に寄った血統構成と言えます。

前走は差しが効きやすい馬場状態の中、前から運んで0.4差の5着は見所十分。新馬戦同様に前目から運ぶことで進歩があったと捉えて良いのでは無いかと思います。

適性的には中山ダ1800ｍの方がフィットするだろうとは思いますが、前から積極的に運びスピード不足をカバーする立ち回りが出来れば浮上があっても良いと感じます。他に先行馬が手薄な印象ですし、押し切る形を作れれば。

✅ロードジャスティス

血統評価：B

3歳1勝クラス1着から臨みます。

父はミスプロ系の中でもスピード要素を取り込んだFort Larned。母父は同じくミスプロ系のDistorted Humorという配合でミスプロの3×4を持つ。
祖母Sherriff's DeputyからはドバイWCやプリークネスSなどダートG１を7勝しているCurlinがいる血統馬です。Tom Rolfeのクロスから来るパワ－とDomino血脈のスピードが絡んだ前向きさのある血統構成です。

前走は前向きさの強さが活きて、久々＆短縮ローテというシチュエーションに対応出来た印象。前走に比べて上積みが見込めるかというとイーブンな印象。

ただ、筋の通った血統背景ですし、軽くは扱えない一頭と感じています。

✅ティーガーデン

血統評価：B

NZT5着から臨みます。

父はキンカメ後継のドゥラメンテ。母父がRoberto系のシンボリクリスエスという配合で、ミスプロ×RobertoのNashuaクロスが発生。
またミスプロ×Nureyev同士のKingmambo≒ソニンクのニアリーを持ち、持続力や馬力と言った所が強調されたいわゆる”Specialで締めた配合”。その上でサンデーの3×4を持ち、Halo素軽さも足した上で母ルミナスパレードはBold Rulerが強調されている。半姉にはソングラインがいる血統馬です。
どちらかというと小回り気味のコースで持続力やパワーを活かすシチュエーションがあっているタイプの血統構成です。

パワーを活かせるダート替わりはプラスになっておかしくないですが、大箱コースで、となるとややマイナスな印象。ただ、芝では少しスピードが足りない、、、という馬にフィットしやすい舞台でもあるので、個人的には軽く扱えない。

砂を被らない枠が欲しい所。

✅テーオーステルス

血統評価：C-

3歳1勝クラス1着から臨みます。

父はキタサンブラック。母父がキングカメハメハで基礎スピードが補完されたまとまりのある配合。祖母エイシンルーデンスは牝馬重賞2勝。この祖母がサンデー×テスコボーイ＋Bold Rulerなので、ざっくり言ったら父と近い組み合わせになる。故に父≒祖母の1×2とも言えなくもない。強いインブリードを元にした前向きなスピードがある血統構成です。

前述の通り、前向きなスピードがあり、更にスピード方面の素養があるNasrullahを内包し軽さ混じりのタイプ。今回初のマイルで+200mの延長ローテ。ここは評価し辛い。

前向きさを活かせる短縮ローテで抑えたい一頭。

✅ビヨンドザファザー

血統評価:C+

3歳1勝クラス1着から臨みます。

父はダート色の強いミスプロ系のCurlin。母父にはSadler's wells系のGalileoという配合。
母の奥にStorm Catを抱えNorthern Dancerの基礎スピードをしっかり取り込んだ血統構成で、本番🇺🇸らしいある程度前半から流れるペースを追走する方がフィットするタイプです。

後方から末脚を活かすタイプだけに、同馬が追走しやすいという意味でも、展開的にという意味でも前半から流れて前が潰れるような展開の方が良いタイプ。そういった展開になるかどうかは一つポイントになると思います。

ハイペースが見込まれる際は一考したい。

✅スマートラプター

血統評価:C-

青竜S12着から臨みます。

父はキングカメハメハ。母父にはVice  Regent系のフレンチデピュティという配合。母・祖母・曽祖母と三代に渡り、短距離を中心に(特にダート)勝ち星を上げて来た短距離向き一族。スピード源になっているイースタンフリートが効き続けている配合と言って良いでしょう。
また、同父×母父ではキラウエアやミュゼスルタン、スマートレイチェルなど、Vice Regentが効いたパワーに富んだ馬が多く出る配合の一つです。

シンプルに前向きなスピードとパワーがあるタイプの配合なので、前走もそうですが東京マイルは合わない印象。慣れが見込める分プラスに捉えても良いのかもしれませんが、それでも食指が動くほどでは無い。

短縮ローテ、急坂コース替わりで一考したい。

〜〜まとめ〜〜

〜〜現状の印〜〜

◎リメイク
☆ペイシャエス
△ハセドン
△ヴァルツァーシャル
△ロードジャスティス

◎はリメイク。

枠に利が欲しい馬も多いので、現状の段階ではどう並んでもこの馬たちは買いそうという意味で印を付けました。恐らく何頭か足すことになると思います。

そういった中で◎リメイクはシチュエーション問わずに好走できそうな一頭。前半３F３４秒前半などの超激流に巻き込まれるなどしなければ延長ローテも問題無くこなすだろうと見立てています。

☆ペイシャエスもすんなりと先行出来れば面白い一頭。穴で一考したいと思います。

本日は以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございます