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小倉記念、全頭血統考察!!



こんにちは!!

今週は久々の全頭考察をしたいと思います!

近年は人気どころが信頼できる重賞になりつつありますが、過去には18頭中15番人気が絡むような荒れ具合のある重賞ですので、しっかり考察して的中のお手伝いができたらと思います!


それでは今週もよろしくお願いします‼️‼️





⬇︎小倉芝1200mの攻略記事も是非!⬇︎





小倉芝2000m、コース解説

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4コーナー奥のポケットからスタートホームストレッチ一杯に使う先行争いになる為、基本的に枠は関係無く先行争いが出来る。故にスピードに乗った状態で1〜2コーナーの若干の上り坂に侵入するため前は苦しくなりやすく本来は先行が不利気味のコース。

2コーナーから4コーナーにかけては緩やかな下り坂が続く為、後半にかけて加速がしやすいコース形態になっている。なので、徐々に加速していくすることに向く血統や長く脚を使う事に向くタイプが活躍しやすい。






〜〜小倉記念、好走血統〜〜



✅トニービン持ち
✅スピード型Nasrullah持ち(特にBold Ruler)
✅徐々に加速する事に向く血統







トニービン持ち



言わずと知れたこのコースの好走血統。

トニービン自身はスタミナの根源の一つでもある
Hyperionの特徴が濃く出ている系統で、タフなレースに強い。コース解説でも触れたように2コーナーから続く緩やかな下り坂により後半の持続力勝負になりやすい。トニービン持ちはそのスタミナから後半の持続力勝負には強いし、決して基礎スピードを邪魔しない所もこのコースに強い要因。

昨年も勝ち馬メールドグラースは父のルーラーシップがトニービン持ち。また、3着には父がトニービンの後継であるジャングルポケットのノーブルマーズが好走。2016年にはディープ×トニービンの11番人気クランモンタナが勝ち、2014年には同じ父、母父のサトノノブレスが勝利と父系に入っても母方に入ってもその良さを見せる点が伺える。





🔵トニービン持ちは父系、母方に関わらず注視!



スピード型Nasrullah持ち




これはローカルコースらしい小回りの形態な為、追走要素の一つとして取り上げたい。

主にはBold Ruler。次点でRed GodやPrincely Giftなどが該当。特にPrincely Giftは次項でも取り上げる『徐々に加速する血統(下り坂血統)』にも該当している為相性の良い血統要素の一つ。

ただ、これは単体で評価するというよりかは全体のバランスとして追走要素になっているかも加味して判断したい。特にBold Rulerについては元はダート適性の根源のような血統なので主張が強すぎるとタフな流れに弱くなりがちな面もある。あくまで助長としてある事がベスト。

昨年も母方にBold Rulerクロスを持っている6番人気のカデナが2着に好走(後に小倉1800mの小倉大賞典も勝利)。また、先ほども取り上げた2016年の勝ち馬クランモンタナは3代母父がBold Ruler系。2014年の勝ち馬サトノノブレスは母母父がBold Ruler系。更に2011年の15番人気で2着に好走したキタサンアミーゴも母父がトニービンで母母父がBold Ruler系と上手く追走要素としてBold Rulerが目立っていると良い事の例と取り上げたい。



🔵母方のBold Rulerには注意!!
🔵Red GodやPrincely Giftも○




徐々に加速する事に向く血統



これはいわゆる『下り坂血統』

下り坂の惰性を生かして(仮に坂がなくても)徐々に加速していき持続的にスピードを発揮する事に適性が向くタイプで、この要素が相性の良さを見せる他のレースでは天皇賞春(京都・3200m)などでも取り上げた。

具体的な例では前項にちらっと触れたPrincely GiftやKlairon、Round Tableなど。特にPrincely Giftについてはステイゴールドが内包している事からもその需要は多い。

一昨年の3着はマウントゴールドはP Princely Giftのクロスを持っていたし2016年と2015年にはそのステイゴールドの牝系出身でPrincely Giftを持っていたベルーフが共に2着に好走。また、前項でも取り上げたサトノノブレスは3代母父にIrish River。この馬は母父にKlaironを内包。

正直無くても良い要素ではあるが、持っていてプラスになる事は間違いない。



🔵Princely Gift、Klairon、Round Tableなど持ちは注目でマイナス要素にはならない。





〜〜小倉記念、出走馬全頭考察〜〜

人気馬考察(想定1〜5番人気)

サトノルークス

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8ヶ月ぶりだった鳴尾記念8着から臨みます。
菊花賞2着の実績もあり、56キロのハンデはここでは妥当と見る。

父のディープは散々取り上げたクランモンタナやサトノノブレスなどの好走馬が居る相性の良い種牡馬。同産駒は基礎スピードが高いだけに小回りコースではあるがここでも対応力の高さを見せる。

母父Sadler's wellsはスタミナ色の強い重さのある系統。それだけに仕上がりの甘さもあった前走からの叩き2戦目はローテとしては○だが、、、

母のリッスンは🇬🇧のマイルG1勝ち馬で🇬🇧2000ギニーを勝ったヘンリーザナビゲーターと同牝系であるように欧州色の強い牝系。それだけにこの日本ではどちらかというと非根幹距離に向く見方もできる。兄弟にいるタッチングスピーチも重賞クラスでの好走歴はローズS勝ちに京都記念2着、エリザベス女王杯3着といずれも非根幹距離。サトノルークスも好走歴は非根幹距離のセントライト記念と菊花賞の2着。このコースは2000mで根幹距離に当たるのでその差がどうか。

母母父のIrish Riverは好走血統で取り上げたKlairon内包馬である事からも悪くはない相性ではあるが、、、

前走は故障明けで走る感じを中々見せなかった点からもどこまで立ち直ってるかを含め、好走は視野に入れたいが頭を逃す事は想定したい。






ランブリングアレー

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垂水S1着から臨みます。母母のプリンセスオリビアはこのレース2着の経験があるトーセンラーやラッキーライラックの母父でもあるFlower Alleyの母に当たる名牝。またSadler's wellsの特徴が前に出てきやすい牝系でどちらかというと重さがある点は見逃せない。

ただ、この馬の場合は母父がシンボリクリスエスでRoberto系。これと合わさりハイペース耐性の良い方に向いている。この2連勝も前走が前半5F58.4、2走前の前半5F57.9と速めのペースでの好走になっている。今回は逃げ経験もあり前目に行ける馬が何頭かいるため並び次第ではペースが上がるだろうし、重賞クラスになっても追走できるだろう面は多いに安心感ある。

連勝ディープの勢いももちろん評価したいし、自在性のある脚質からも枠を選ばず自分の力を出せる所も小回りコースでは高評価できる点。






サマーセント

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マーメイドS1着から臨みます。父のハービンジャーはサンプルが少ないが2017年2着のサンマルティンがいるように字面からは相性は悪くない。ただ、この馬自身の性格的な特性でもあるが外枠が欲しい所で、かといって外枠に入って好位の外から回す競馬をして果たして開幕週の小倉芝でどこまでという印象もある。

斤量が前走比で増える事からも強くは推せない要素が多いのだが、、、ただ、前走のように前々から押し切るような後続に足を使わせる展開ならばチャンスはある。ただ、同型が何頭かいるだけに枠の並び次第では厳しい展開を強いられそう。同産駒はそういう点でダメな時はダメというような脆さもあるため切っても良さそう。






サトノガーネット

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不良馬場だったエプソムC9着から臨みます。

率直に言うとピークの終わったディープ産駒という見方をせざるを得ないという印象です。この馬の好走の指標として上がり上位の脚を使えてるかどうかが挙げられるが、、、例えば穴を開けた中日新聞杯では重賞に入ってからの3走で負けてはいたが上がり2位の脚を使えていた為評価を落とせなかった。そこに比べれば近走は不十分ではある。

ただ、金鯱賞はドスローの後方で展開不向き。阪神牝馬SとVMは距離不足で追走苦。前走は馬場が向かなかったと見ればまだ見直しの余地があるか。ここが試金石と言った印象でもしここで素直な負けを食らうようなら追いかける必要は無いだろう。

ちなみに血統的には父ディープという面しか評価できない笑







ノーブルマーズ

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昨年の3着馬。七夕賞13着から臨みます。前走は流石に負けすぎな印象も抱くが、、、前走はやはり前目につけていた馬には厳しい展開と馬場だったのでまだ見直しは効くか。前走以前の重賞ではしっかりトニービンの効力が利くべき所で効いて好走しているので、改めてトニービンの相性が出るこのレースなら昨年の再現があっても良い。

去年のこのレースで早い時計にも流れに乗れる新味を見せたし早くなるであろう馬場にも対応はできるだろうし、母父がRoberto系である事からも本来はハイペース耐性はあるタイプ。枠の利があればベストだし前走からパフォーマンスを上げて不思議ではない一頭。







中穴人気馬考察(想定6〜10番人気)

タニノフランケル

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ダートレースの吾妻富士S13着から臨みます。

流石に近走の内容から巻き返しは難しそうな気もする。Frankel産駒はDanzigが内包されているために好凡走の差が激しいタイプでもある。同産駒も何らかの刺激をキッカケに激走する例も多く、今回芝に戻る事でその引き金を引く可能性はあるが、、、

昨年のこのレースで4着してから4ヶ月の休養はあったもののパッとしない成績。同型も多いし流石にパフォーマンスの上昇は見込みにくい。






サラス

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マーメイドS14着から臨みます。昨年マーメイドSを勝利した力量馬でそこから10ヶ月の休みを明けてそろそろ走り頃な気もするが、、正直故障のダメージでまだ怖がりながら走ってる様子も見られまだ様子を見たい所ではある。

オルフェーヴル×Bold Ruler×Sadler's wellsでラッキーライラックに似たような血統構成で、それだけに小回りの2000mで後半の持続力を求められるようなこのコースは適性としては高いレベルであると思うが前述してるどれだけ闘争心が戻ってるかが心配。ただ、気持ちさえ整えば平気で巻き返すのがオルフェーヴル含めたステゴ系の特徴なので当日のパドックの気配は注視したい。







レイホーロマンス

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函館記念5着から臨みます。

ハンデも引き続き51キロはこの馬にとっては手頃な印象。ただ、最大の懸念としてはやはり脚質か。開幕週の小倉の芝は内側が綺麗で前残りの傾向にあるので差し届かずというシーンは十分に考えられる。せめて愛知杯のように馬群の間から捲って来れるような展開は欲しいか。

父のハービンジャーは悪くないし、母にBold Rulerを抱えてる辺りは実績通り小回りでも追走しつつ脚を溜められるためコース適性は高い。牡馬相手でも差せる展開ならしっかり上がり上位の脚を使えるだけに当日の馬場をしっかり見極めて査収したい。







ミスディレクション

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尼崎S1着から臨み、昇級初戦で重賞挑戦になります

父のミスキャストはかなりサンプル数が少ないが、サンデーに好走血統のトニービンを内包しているハーツクライのようなタイプと考えてもらって良い。現に前走も2000m→2200mの距離延長で勝利を挙げているしその前に好走している、4走前のサンタSでは5Fのペースがその前走比で1.5秒ほど遅くなっていて追走が楽になった分最後まで脚が持ったという印象。

そう考えるとここはペースがUPしそうだし距離短縮と評価しきれないローテになっている。脚質的に枠次第では展開の恩恵を受ける可能性は考慮するし、トニービン持ちというだけだも適性が向く可能性はあるため押さえても良いが、、、

力量面に加えて厳しいローテである事は強調しておきたい。







アールスター

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垂水S6着から臨みます。ここは格上挑戦でのレース。

父のロードカナロアはこの小倉の芝2000mで目立つ種牡馬ではないが、持続的なスピードは使えるし母父のStorm Catが内包しているBold Rulerもあるため追走もしっかりできる。牝系次第では適性が向く印象でこれは問題ない。

母父のサッカーボーイはステイゴールドの叔父で当然牝系にPrincely Giftを抱える。母方の牝系は地方ダートのパワーを要する馬場で活躍馬を多く出しているフエンス牝系。奥の要素からもタフな流れやパワーを要する馬場の方が合う印象で、良馬場の想定なら均一的なラップの展開が欲しい所。ただ、この馬も同型が多い点は展開面の予想で注意したい。







爆穴馬考察(想定11番人気〜)

ショウナンバルディ

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阿武隈S13着から臨みます。

父はミスプロ系のキングズベストでどちらかというと母方に注目したい。母のバノヴィナは🇦🇺出身の牝系で目立った活躍馬は居ないが、Danzigを抱えていることもありもう少し短い距離やタフな芝になった際の方がカテゴリーとしては合う印象を抱く。

奥にKlaironを抱えている点は見逃せないが、流石に時計が早くなるであろう開幕週の芝で小回りの根幹距離では適性からずれる印象を持つ。







ロードクエスト

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中京記念11着から臨みます。2000mの経験は3歳のクラシック時まで遡るように距離はやはり不安ではある。ましてや後半の持続力を求められるレース質ではより難しい所がある印象を持つ。

ただ、父のマツリダゴッホはBold Rulerが強調されたサンデー系で小回りは○。また夏馬じみた馬を出す事も多い。ロードクエスト自身は目立った成績はないが夏場でもパフォーマンスを落とさない点は十分取り上げるに値する。

この馬の好走の引き金として揉まれずに運ぶ事がマストになる。ここ3走がそうだが、揉まれずに運べれば上がり上位をしっかり使えるだけに不気味な存在。差しが効くかどうかはしっかり見極めたいが立ち回り一つでまだ巻き返せると見ている。







アメリカズカップ

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米子S13着から臨みます。父のマンハッタンカフェは1800.2200mなどの非根幹距離で成績を上げることはよく言われている。数字としては極端な大差ではないがそれでも根幹距離で走る事にプラスにはならない印象を持つ。

牝系も、🇭🇰クイーンエリザベス二世Sや🇺🇸BCクラシックなどを勝ってるReven's Passや🇺🇸ダートG1を勝っているジャストアズウェルなど海外で活躍する馬を出す牝系だけにより非根幹距離の方が良さはでる印象。

ここは成績的にも静観が妥当か。






現状の印



◎ランブリングアレー
○ノーブルマーズ
☆ミスディレクション
△サトノルークス
△サトノガーネット
△アールスター
✔︎ロードクエスト




先行馬が多数いる事や開幕週で内有利の馬場が予想されるだけに枠の並びで印の順は相当変わりそうだが、それでも◎ランブリングアレーは1番軸向きと見る。パフォーマンスを落とす要素もさほどなさそうだし連勝ディープの勢いは侮れない。

ノーブルマーズは去年との比較もあるがやはり枠の恩恵は受けたい所。






本日は以上になります!!

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大吉@血統予想
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