ダイキアクシスと石鎚山公衆トイレの深い繋がり
愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置する西日本最高峰の山「石鎚山」。
その石鎚山では毎年、環境啓発登山活動として「グラウンドワーク石鎚」が開催されており、ダイキアクシスは第一回目からこの活動に参加しています。
今回はそんな石鎚山とダイキアクシスの繋がりについて、そして6月2日に開催されたグラウンドワーク石鎚に参加した樋口さんの感想をご紹介します!
グラウンドワーク石鎚とは?
グラウンドワーク石鎚は、石鎚山の自然環境保全を図るために愛媛県が開催している活動で年に2回、春と秋に開催され、約100名が参加します。土小屋登山口から出発し、登山道の清掃、危険個所の発見、シカ食害箇所の発見等を行いながら山頂を目指します。
また石鎚山の山頂付近の公衆トイレに砂利を運搬する活動もしています。
ダイキアクシスは石鎚山公衆トイレの排水処理を行っています!
土小屋登山口の公衆トイレには当社の膜処理浄化槽が設置されており、2の鎖(標高1820m地点。山頂まで30分程の距離)公衆トイレには電気水道が無くても排水処理が出来る他社の土壌処理式の山岳トイレシステムが導入されています。
それら2つの公衆トイレの排水処理装置メンテナンスをダイキアクシスが請け負っており、美しい石鎚山の自然を守り、登山者の皆様が快適に登山が出来るお手伝いをしています。
このような経緯でグラウンドワーク石鎚を開始する際には声をかけていただき、初回から今までずっと参加しています。活動当日には、ダイキアクシスの社員から石鎚山のトイレについての簡単な講話も行っています。
実際にグラウンドワーク石鎚に参加した樋口さんの感想
皆さんこんにちは!
ダイキアクシス・サステイナブル・パワー(※ダイキアクシスのグループ会社)西日本事業所のぐっちーこと樋口です。
この度、グランドワーク石鎚環境啓発登山にて初めて石鎚山に登頂してきました。
応募した事を家族や友人、同僚などに報告すると、皆から笑われ「無理無理!」「止めとけ止めとけ!」と馬鹿にされたメタボ道まっしぐらの中年男性です。
日頃の運動不足がたたり日々息切れと格闘している時に、今回の募集記事を見て、こんな自分を変えたいと思い応募し、参加させて頂きました。
参加が決まってからは毎日ワクワクと不安で少し青春していた学生時代を思い出したり…と、それはそれで楽しい毎日を過ごして当日を迎えました。
一緒に参加したダイキアクシスのメンバーとは初めて会いましたが、皆さん凄く気さくに話しかけてくれて、不安が一気に吹き飛び心から「楽しめるぞっ‼」と凄く気持ちが楽になったのを今でも覚えています。
いざ登山スタート!
始めは緩やかな登り下だりを少し繰り返し、まだまだ回りの景色を楽しむ余裕があったのですが、あいにくこの日は霧が深く見渡す限り真っ白っ!(ガーンッ)
それでも皆さんと色々な話をしながら楽しく(1番休憩所)にたどり着く事ができました。
(あれっ?案外楽勝かも、、、笑)
20分程皆さんと談笑しながら休憩した後、次の2番休憩所へ向けスタート!(ワクワク)
2番休憩所への道のりは少し霧も晴れた場面もあり、初めて険しい岩肌と「初めましてっ!」をし、石鎚山を登ってるんだと実感して感動を覚えました。
(嬉しくて写真を20枚くらい連写してしまいました)
まだまだ景色を見る余裕もあり、日常生活では中々見ることのない景色を堪能しながら2番休憩所へ到着。
チョコレートで糖分摂取、おかきで塩分摂取。
これがまぁ美味しかった♪
「山で食べる糖分・塩分最高―っ!」と心の中で叫んでいましたが、「ここからが本番だから!」とのひと言で一気に気が引き締まりました。
いざ本番の3番休憩所へ向けてスタート!
スタートして間も無くは今までと変わらず景色を楽しむ事が出来ていたのですが、「はぁ~はぁ~」いつの間にか息切れが、、、汗。
徐々に息切れのボリュームが↗↗
かなりな声量だったとおもいます。前後を登られていた方々、うるさかったと思います。(ごめゼ~ッんなハァ~さい!ゼェ~ハァ~ゼェ~ハァ~)
噓でしょっ‼という階段や上り坂が続く続く…汗
いつの間にか喋ることも景色を見る余裕もなくなり、石鎚山の偉大さを身をもって実感しました。
何とか遅れを取らず3番休憩所へ到着。
ここでは、皆さんと喋る余裕もなく、ただただ呼吸を整える!この行為に全集中‼深呼吸の型‼(苦笑い)
やっと呼吸が少し整ってきた所でいざ山頂へ向けてラストスパート‼(この時の感情は自分でも分かりません)
呼吸は整っていたはずなのに1分もしない内にハァ~ハァ~…1分もしない内にゼェ~ハァ~ゼェ~ハァ~(消耗早っ!驚‼)
上を見上げるどころか前を見る余裕もなく、ひたすら足元を見ながら自分自身と格闘していると山頂へ向けての最終休憩ポイントである2の鎖公衆トイレに到着。
このトイレは設置場所が車道もない山岳地にあり維持管理に費用と労力がかかる為、トイレを使用する皆さんからチップを頂き、清掃やメンテナンス費に充てているそうですよ。
そしてダイキアクシスの施設営業部のメンバーが毎年登山シーズンの開所と閉所のタイミングでメンテナンスにここまで登っているのだそう。皆さん知っていましたか?仕事で石鎚山を登られている方々がいる事を‼(すっすっすごいっ!)
記念にトイレを使用したのですが足腰が震えたいへんでした。(チップ代安い!自分がメンテナンスをすると考えたらぞっとしたので、クーポン+800円入れさせて頂きました)
景色もまったく見ないまま着いた時はトイレがある所が山頂なのかと思っていましたが、話を聞くとどうやら違うみたい。汗(マジかぁ~っっっっっ‼)
「見てごらん上に少し見えている階段を登りきると山頂だよ!あともう一息!頑張ろう!」
の言葉で折れかけていた気持ちが茶柱の様にピーンッと立ちました。
ついに山頂へ!
息切れも足腰も限界突破していましたが、後は何とか気力で山頂を目指すのみ!
ポイントからポイントへの距離は一番短かったけど、これまでの疲労蓄積もあり一番長く感じたラストスパート。
足が上がらず中々思うように進むことができなくなっていき、皆から少し遅れて自分のペースで一歩一歩登っていると皆から励ましの言葉を頂き、物凄く嬉しかったのを覚えています。
皆からの精神的サポートもありなんとか山頂へ到着。
もう、とりあえずガッツポーズをしながら「うぉぉぉぉぉお!やったぞぉぉぉぉぉ!」と叫びました。
こんなメタボ道を突き進んでいる自分でも頑張ればできると思い本当に嬉しかったです。
山頂で食べるおにぎりは本当に格別で美味しかったぁぁぁ♪
山頂到着時は霧が深く、あまり景色は見えませんでしたが、休憩している間に霧が晴れていき、景色も見渡す事が出来て、天狗岳にも挨拶する事もできました。(あれは本当に人が登る所なのかっ?)
感動も冷めやまぬ内にいざ下山。
下りは膝への負担と足首を痛めやすいとのことだったので足元をしっかり確認する事を心がけながら、よくここを登ったなと気持ち晴れやかに登山口まで下山できました。
今回、初めて石鎚山に登頂しましたが、景色に感動したのは勿論、他部署のメンバーと交流を持てた事も嬉しかったです!日頃なかなか他部署のメンバーと接する機会が少ない中でこの1日は自分にとってかなり貴重な日となりました。
ご一緒させて頂いた皆さん、しんどかったですが本当に楽しかったです。ありがとうございました。
ちなみに筋肉痛とは5日間壮絶な戦いを繰り広げました!
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樋口さんの体験談はいかがだったでしょうか?
石鎚山公衆トイレを西日本で一番綺麗な公衆トイレにするために今後もメンテナンス、そしてグラウンドワーク石鎚に取り組んでいきたいと思います!
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