宇都宮に行ったって話①
先日宇都宮に行ってきた。
出張だ。
目的はLRT(現代的な路面電車:ライトラインと呼ばれている)の視察と宇都宮市役所でのヒアリング。総じて、宇都宮は結構本気だった。とりあえず今回はライトラインのお話を。
1泊2日の初日、ライトラインに乗ってみた。
かっこいい。あたしは鉄ちゃんではないが、これはちょっと心がくすぐられる。実際、乗客の中には結構鉄ちゃんっぽい人も多く、乗ったり撮ったりしていた。
宇都宮駅からまちの東側に向かって走るこのライトラインは、途中に高校・大学を通過しながら工業団地へと向かう。路面電車が走るまちは日本国内にいくつもあるが、路線を全線新設して開通させたのは全国初の事例で、大変注目を集めている。
あたしは今回生まれて初めて宇都宮へ行ったので全然知らなかったのだが、まちの東側へ向かう道路は社会問題化するほど渋滞がひどかったらしい。ライトラインが開業して1年経ち、こうした渋滞が緩和しているとの報告もある。https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20240301/1090016961.html
効果を見定めるには多分まだ時間を必要とするだろうが、少なくともあたしが乗った時には通勤時間帯にはほぼ満員で運行しており、市民の足としての役割は果たしていると感じた。宇都宮駅西側に路線を貫通させて、交通の東西の軸にするというのが最終的な目標のようで、それが実現すれば一層ライトラインの役割は大きくなるだろう。
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