高校数学に打ちのめされる
高校数学に打ちのめされている42歳のおじさんの話をする。
数学をちゃんとやり直そう、と決意し五カ年計画を遂行中の我が人生は、高校数学に打ちのめされ続ける毎日を迎えている。
チャートが解けない
解けない。いやというほど解けない。大学教員であることも、多少なりとも数学を使う分野で仕事をしているということも、もうそういう自分のキャリアが恥ずかしくてしょうがなくなるほど、解けない。
まがりなりにも受験勉強をして、国立二次試験の数学も勉強した過去はある。それでも、解けない。取り組んでいる問題が難しいんでしょう、と片付けられるのならば、せめてプライドも保たれようが、なんのことはない、チャート式の「黄色」(基礎編的な位置づけ)に掲載されているごくごく基本的な問題だ。
ちなみに、チャート式とは、受験数学参考書の定番中の定番で、数学の受験勉強をしたことがある人ならおそらく誰でも知っている本だ。簡単な順に白→黄色→青→赤と4種類あって、現役の高校生のころは青をやっていたと思う。東大を狙う人なんかは、赤を携え解答に勤しむのである。
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