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目的と手段の転倒って話

先日、とあるイベントで講演をした。
そこで話した内容について、少し書いておこうと思う。

とあるイベントというのは、アーバンデータチャレンジ2024(UDC2024)というもので、データとデジタルで地域を盛り上げようと活動する人たちを支援するのがその主な趣旨だ。2013年から続くイベントで、ちょっとした歴史がある。

UDCでは各地の取り組みを共有しながらメンバーの結束を高める目的で中間シンポジウムというイベントが行われる。今回の中間シンポジウムの開催地が宮城県石巻市で、その開催にあたって基調講演として地元大学から代表として講演の依頼をお引き受けした、というのが大まかな経緯である。

依頼があったのは確か9月の頃だったと思うが、その頃から何を話したものだかといつも頭の片隅で引っかかりがあった。なぜかというと、あたしはそれほどデータデータした活動をしてきたわけではないからである。

研究や授業でデータを使うことはもちろんあるし、分析のためにプログラムを書くこともあるが、アプリやサービス開発という目的でPCに向かい合ったことはない。だから、このイベントの趣旨と自分のやっていることが、どうにも噛み合ってない感じで、何を話すべきか少し悩んでしまったというわけだ。

結局何を話したかというと、このお話のタイトルにもあるように「目的と手段の転倒」である。話してみた感触というかリアクションはそれなりに悪くなかったような気がするけれど、もうちょっと煮詰めることができたのは間違いないので今後何かの機会で同じ話ができる場合にはその部分詰めます。

講演の、というかこの中間シンポジウムの配信アーカイブが公開されているので、講演の内容については興味があれば動画をご覧いただきたい。下のYouTubeの1時間40分ほど経過したあたりから、30分間あたしの講演部分が放送されている。

さて、以下ではこの講演内容について、もう少し詰められた気がする部分も含めて簡単に振り返ることにする。

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