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₇₂ キュンキュンの可愛さについて

《 🍭 かわいいって、なんだろー? 》をテーマに、思いついたままポンポン書いてみる連載シリーズ。今回は、キュンキュンについて考えます!

意味の可愛さ

おはよーございます。きょうはすこし早めに起きて、いつもの「かわいい日課」から一日をはじめられそうです。お題はどうしよっかな〜って考えたところ「キュンキュン」が思い浮かびました。かわいいオノマトペウィークも最終日。『ムチムチ』『ふわふわ』『ぺたぺた』『トコトコ』『ぴょんぴょん』『プリプリ』とつづいて「キュンキュン」を選んでみましたが、どんな可愛さが見つかるでしょうか。さっそく書いてみましょう。いくつかオノマトペの可愛さを考えるなかで、まずは単純に、その音の印象を書いてみるのがいいなぁとおもってて。キュンキュン。どうでしょう。とがっているようで、なんとなくまるみも感じるような、ふしぎなかたちをしています。ぴょんぴょんのときにも書きましたけど、「ん」のつくオノマトペってなんかリズミカルで軽いんですよね〜。前へ進む、推進力みたいなものを感じます。キュンキュンの場合、音そのものの可愛さよりも意味の可愛さが強いんでしょうか。意味を辞書で引いてみたら「感情が高ぶって胸が苦しいような気持ちになるさま」「激しいときめきやせつなさを覚えるさま」と出てきました。おもってたよりも痛みをともなう感覚のようです。そっか〜、個人的な感覚としては、もっとライトに使えるイメージだったんですけど、みなさんはどうですか? それにしても「心ときめく瞬間」に音がついてるってだけで可愛いですね。少女漫画で生まれた表現なのかなぁ。少女漫画はほんの少ししか読んだことないんですけど、めっちゃおもしろいですよね。KAWAII のけんきゅうも兼ねて、もっといろいろ読んでみたくなります。

バージョンアップを重ねている

これは単純に予想みたいなものなんですけど、「キュン」にも歴史というかバージョンがあるような気がしました。仮に、少女漫画からはじまった「キュン」がバージョン1だとして、「胸キュン」とか一般的に広く使われるようになったのがバージョン2、メイド喫茶の「萌え萌えキュンキュン」時代がバージョン3で、TikTokの「ポケットからキュンです」でバージョン4の時代を迎えている、みたいな感じです。ほかにも、それぞれの合間に別のキュンがあるかもしれません(もし知っている方がいたら補足してください笑)。この仮説でいくと、現代のキュンは気軽な使いかたができる音になってる気がします。ピースサインに近いのかな。だって、いまや特定の指サインがあるんですよ。そんなオノマトペめずらしいですよね。試しに、いまキーボードで「きゅん」と入力してみたら予測変換に「🫰」が出てきました。あれ待てよ。絵文字って世界的に使われてるわけだから、もうキュンは世界標準になっている? 正確には指ハートですね。K-POPアイドルとか韓国ドラマの影響もありそうです。オノマトペから思わぬところへ飛んできましたけど、個人的にはけっこうな発見があったので満足しました笑。

キュンちゃん

ここからは、おまけみたいな感じです。じつは北海道の観光PRキャラクターにも「キュンちゃん」っていう可愛い子がいたりします。このキュンは、エゾナキウサギっていう北海道に生息するウサギの鳴き声からきてたはずなんですけど、たぶん🫰もかけてありますよね。けっこう可愛いので、ぜひ一度見てみてください。


かわいいオノマトペウィークを終えて、7つのオノマトペについて前よりちょっと深く知ることができた気がします。みなさんきょうも、可愛い一日を〜!🫰

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