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わかっていても。
トイレから聞こえてくる。
「マイヌェームイズ、ドゥアーイキー!」
次の日も聞こえてくる。
「オールウェイズ!オールウェイズ!」
大きな独り言だ。
彼は、新しい挑戦としてオンライン英会話を始めた。
「英会話はじめようかな」と言った翌日には、もう授業を受けていた。流石の行動力である。
"日本語喋れます"の先生を血眼になって予約しているにも関わらず、いざレッスンが始まると、日本語はカタコトすら話せない先生ばかり。
彼の英語レベルは小学生以下なので、私だったら心が折れてしまいそう。
しかし毎レッスンほぼ理解できないながらも、楽しそうに続けている。
(習ったばかりの拙い英語を織り交ぜ、常にルー大柴のような喋り方をしてくるのが少し気になるが…)
無事、相性の良い先生も見つかったようだ。
ちなみに私は、ずっと興味があるにも関わらず、
・授業の受け方もシステムもわからない
・全く話せないから少し勉強してからがいいかな
・先生怖かったら?怒られたらどうしよう
・続かなかったらもったいないしなあ
とか、そんなことを考え続けて行動せずに2年が経つ。
彼は、挑戦へのハードルが異常に低い。むしろない。
怖気付いて何もできない私に向かっていつも言う。
「やってみたらいいやん。ダメだったらやめたらいい。
タダソレダケノハナシ〜♪」
そんなことはわかっている。
わかっていても、そう簡単にはできないのだ。
今回の英会話に限らず、新しいことへの挑戦は、それが大きければ大きいほど、とてつもなく勇気がいる。
「でもこれが…」「だってあれが…」と、できない理由・やらない理由を次から次へと思いつく。まさに言い訳の天才だ。
子どもの頃はいつだって、勇気要らずで飛び込めたのに。
続けられなかった過去の自分、うまくいかなかった過去の日々、そんな記憶たちが、足首を掴んで離さない。
彼に質問してみたことがある。
「新しい何かを始めるとき、怖くないの?」
彼の返答は、まとめるとこうだ。
少し、怖い。でもワクワクが勝つ。
だって失敗はない。あるのは成長のみ。
…
んぬぅーーーー!わかっている。
例え表面上は失敗に思えることでも、そこから得た知識や経験は財産だ。
別の形になったとしても、いつか必ずそれを活かせる時が来る。
わかっている。わかっていても。
…
英会話という同じハードルを前に、2年間ああだこうだと言い訳を並べて、いつのまにか諦めていた私と、1日で超えてしまう彼。
立ちはだかる巨大な壁くらいに思っていたハードルは、実はただの石ころだったのだ。
いや、実際に私の前では立ちはだかる壁だった。
なぜ彼の前では石ころになるのかは、彼の持つ純粋クレイジーなわくわく心と、持ち歩く勇気の大きさなのだと思う。
何かを始めたいとき、それは必ず未知だから、言い出したらキリがないくらい不安がある。
あるよね。あるのよ。あるけれど、
彼の勇気を少し拝借して、新しい扉をたたいてみようかな。わかっていてもは封印して。
(そんな気持ちでエイッと飛び込んだので、フォローとスキをしてくださると、とってもとっても、励みになります。いつも見てくださっている方、本当にありがとうございます🌿)
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🏀堀田大暉を知らない人のために↓🏀
□元プロバスケ(bリーグ)選手/現スキルコーチ
□CRECER basketball life代表
□高知県でバスケスクールを運営しつつ
全国各地へ出張指導に出向いている
□YouTube・Instagramにてスキル動画を配信
→バスケ人口の増加にも注力している
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