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身体の左右差、気にしすぎてない?

「左右差がありますね。」
「この左右差が原因で肩こりや腰痛になります。」
 この記事を読んでいるあなたも言われた経験がありませんか?身体の専門家に言われたり、SNSなどで情報を見たりするとどうしても気になってしまいますよね。今日はこの「左右差」についての考え方や必要性をお伝えできたらと思います。

左右差がある理由

 いま目の前に鏡がある方は自分お姿を、誰かが近くにいるならその人たちの姿を見てみてください。その外見はぱっと見左右対称に見えるかと思います。ですがそれは内臓や筋肉、骨などを覆っている皮膚があるためにそう見えているだけなのです。

 ではその内蔵にフォーカスして考えていきましょう(構造や位置関係が想像しやすいため)。肝臓の位置は?ひとつしかない臓器が右側に位置しています。左右に存在する臓器はどうでしょうか。肺を例に挙げると、右の肺の方が左の肺よりも大きいのです。このように、サイズや数が違うものが左右非対称に位置しています。
 他にも、生活スタイルや過去に負った怪我の影響で動作に差が出てきたり、楽でやりやすい動作、いわゆる「クセ」が生じて左右差となってきます。

 このように、構造的に考えたり生活スタイルのことを考えたりするだけで左右差がある理由が容易に理解できると思います。言ってしまえば、左右差はあって当然で、今の状態を保つために左右差があると言っても過言ではありません。

動きの左右差は改善した方がいい?

 あなたが無意識にやっていることを想像してみてください。日常生活でやっていること、慣れて動きを覚えたスポーツ動作などがあるかと思います。今想像した動きはどんな動き方をしていますか?おそらく、無意識でやっている動きのため細かく思い出すことは難しいのではないでしょうか。ただ言えることは、ほとんど同じ動きをしているということ、また左右の手足どちらを優先的に使うかもほとんど同じになっているということです。

 現状それで問題なく円滑な生活を送れているのであれば無理にバランスを整える必要はないですし、そもそもそのバランスを意識する必要はありません。もし改善する必要があるとしたら、何か痛みや不調を感じた時に無理な動き方をしていないか、くらいかなと思います。

左右差についての考え方

 ここまで左右差がある理由や動きの左右差を改善した方がいいかという点について書いてきました。お伝えしたいことはほとんど書いてしまいましたが、今のあなたを形成・維持するという要素のひとつとして「左右差」が生まれます。これは悪い状態ではなく必要なものというように心がけていけばそれだけで気持ちは楽になるかと思います。

終わりに

 スポーツや日常で何か不調を感じた時に言われる「左右差」について簡単に取り上げていきましたがいかがでしたでしょうか。バランスよく整っていることが正義、みたいな考え方から脱出できたのではないでしょうか。もしもためになったと思ったら是非周りにシェアしてあげてください。


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