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オンライン開催された大学院入試の話(志&志望校選出編)

こんにちは、初めましての方、どーも笑

ご覧いただきありがとうございます!

本日は先日開催された大学院入試の話をしていきたいと思います。私は現在所属している大学とは別の他大学院を受験しました。なお、この記事は外部受験を考えている方、私の体験記が気になる方、勉強のモチベアップ、オンライン入試について知りたい方向けに記述していきます。


・私が受験した大学院

奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の2校を受験しました。

結果:奈良先端科学技術大学院大学・先端科学技術研究科・情報科学領域に合格しました!

皆さんご存じでしょうか?理系界隈では有名な大学ですが、一般的には知られていない学校でもあると思いますので、ここで紹介していきます。

実際に私が受験したのはNAISTのみです。NAISTの合否発表後にJAIST受験が控えていたので、NAISTからの合格通知をいただいた私はJAISTの受験を辞退しました。なのでこれより先はNAIST受験中心の話を進めていきます!

NAIST、JAISTは大学院大学という学部を置かない、修士課程、博士課程のみの研究教育機関です。また、学部時代とは専攻を変更して入学する方も多く、海外からの留学生も多数在籍するなど、様々なバックグラウンドの方々と共にすることになり、非常に刺激的な環境です。また、教員1人あたりの研究費用が多く、研究設備も超最先端、実力ある有名な先生が多数在籍。海外への積極的な留学や充実した教育プログラムなど、研究を行う場としてこれ以上ない環境だと思います。まだまだNAISTについて伝えたいことがありますが、ここでは書き切れないのでもしご興味がございましたらご自身で調べていただけたらなと思います。

有名な方で言いますと、京都大学のiPS細胞研究所所長である山中伸弥教授はNAISTでiPS細胞の開発に成功し、後にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。現在は奈良先端科学技術大学院大学の栄誉教授になられています。

NAISTが気になる方は以下リンクからホームページをご参照ください。

・そもそもなぜ外部大学院を受験?

多くの方がこの疑問を持たれるかもしれないのでお話します。理由は2つ。

1つは、現在所属している大学からは私が目指しているような企業への就職が極めて困難であると判断したため。

2つ目、単純にやりたい専攻が学部を通して変わってしまったため。

同じような境遇の方もいらっしゃると思いますので是非参考にしていただけたらなと思います。私は大学受験に失敗し、第一志望の大学(関西有名私大)に行くことができず、浪人は両親に反対され現在の大学に進学しました。

今の大学が嫌いなわけではありませんが、何の刺激を得ることがなく、大学生として生活する意義さえ疑いはじめました。今までとは違った価値観を持っている方々と接してみたいと考えるようになり、さらに自分自身が成長できる環境に身を置きたいと考えた結果、他大学院を検討するようになりました。

他大学院への進学を考えているとき、ほとんどの入試でTOEIC、数学、4力が出題されていることを知り、まず一番時間がかかりそうな英語力向上を目指しました。少々時間はかかりましたが、入学当初からTOEICの点数は約450点ほど向上させることができ、ギリギリ入試で使えるかなという点数にまではもってくることができました。

外部大学院を受験することは日本では少数派ですが、海外では一般的です。そこまで変わった選択だとは私は思いません。しかし、大変なことも多いです。大学受験と異なり、ただ闇雲に勉強だけしていれば受かるという訳ではありません。事前に研究室を訪問して教授と面会したり、研究室の先輩方と仲良くなっておくことは本当に大事です。(ここの重要性を別途記事に記載しています)

また、最悪の場合を想定しておく必要があります。すべて受験に失敗したらどうするのか、最悪の場合を考えておく(リスクヘッジする)ことで精神的に余裕を持って挑むことができると思います。

私の場合、そのリスクヘッジが就職でした。受験に失敗したら就職をしようと思い、就活+院試対策を行いました。(ここで現実を知ることになる。。。)私はインターンにも積極的参加して就活を進めていましたが、希望する大手が全然受からない。院試と並行してできるほど甘くなく、私の大学からだと書類で落とされることが本当に多かった。(もちろん自分の実力不足も加味していると思いますが笑)

「あぁーーーーー。。。。無理やぁ。。。まじでやばいやん。。」

「就活やめて、院試だけに絞るか。でも落ちたら。。。」

かなり精神的にも思い切りが必要な選択ではありました。

「Optimism in face of uncertainty」・・・不確定なときは楽観的な選択をする

という強化学習のバンディットアルゴリズムの考え方があり、私たちの人生の岐路でもこの考え方は参考になるのではないかと思います。(結構この言葉好きなんです笑)

もちろん上を見なければ就職はできたと思いますが、この先何十年働くこと(もちろん世の中的にも転職しやすくはなったが)を考えると、いまの実力で働けるようなところに就きたくないと思い、自分の可能性を信じて院試1本に絞りました。私の大学では、推薦を用いると大手企業への就職も可能性が高くなりますが、内定をもらうと絶対に行かなければならないので推薦ではなく一般応募でエントリーしていました。

私は現在ロボット工学を専攻していますが、入学当初は医工学を学びたいと志していましたが、学生生活を送る中でもっと情報系に関する勉強をしたいと感じて専攻を変えることになりました。


・なぜ大学院大学を選んだのか

理由は2つ。

一般大学の入試は、

・試験範囲が広く、内部進学者が有利すぎる

・研究室に溶け込めるかが不安すぎる

試験は大学によって特徴が出やすく、出題をする教授の学部時代の授業資料や授業で用いた教科書からの出題が多いため、外部生にとってかなり情報収集の点で苦労する。また、試験科目も多いところが多く、かなり前もって準備を行う必要がある。 私には無理だった。笑

また、研究室の学生のほとんどが内部進学者であるため外部生が溶け込めるかはその人の対人力にかかる負担が大きいと思います。教授とのコミュニケーションに関しても内部生の方が教授と円滑に進んでいるので、外部生の能力を詳しく知らない教授との間に相違が生まれる可能性も否定できない。あまり思うような大学院生活を送ることができない可能性があると聞き、私は一般大学を受験することを諦めました。

もちろん、すべての研究室がそうだとは思いませんし、対人能力に優れている人、教授とのコミュニケーションがうまくいっている人に関してはそのような不安要素は少なくなるのではないかと思います。あくまで、1意見として参考にしてください。

その点大学院大学は学部がないので、同級生は全員外部からという点で比較的スタート時の差が生まれにくいのではないかと思います。

また試験科目に関しても、NAISTは数学(線形代数、解析)、TOEIC、小論文、面接と勉強範囲も他大学に比べても少ないため対策は行いやすいのではないかと思います。JAISTに関しても試験は小論文と面接だけになります。

以上の点と私の状況から判断して、大学院大学を受験しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。気になる方は、試験対策編もご覧ください。

p.s.スキもらえるとすごくうれしいことを前回の初投稿記事を通じて知ることができたので、私もいろんな方々の興味深い記事には積極的に「スキ」を表現していきます笑


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