畑尾大翔の「私のコーヒー」を飲んでみた

「継続は力なり」とはよく言ったものです。

あれは「継続することで力をつけていくことができるよ」という意味だと思っていたのですが、微妙に違いました。

実際は「継続してるだけですでに素晴らしい力を持っていて、とんでもない才能があることを証明している」のだと思います。

私はなんの才覚もない、ただの凡人でございますから。
そんな感じで、約3ヶ月ぶりのnoteやっていきましょう。


この記事を読むと
・畑尾大翔とは何者か?「私のコーヒー」とは何か?
・私が「私のコーヒー」を飲むまで
・皆さんが「私のコーヒー」を飲むべき理由

がわかるようになっています。

ハウツー系のSEO記事のような書き方をしていますが、要は私がコーヒー飲んで美味しかったよって話です。
本編行ってみましょう。


畑尾大翔について 〜PiiS Road〜

コーヒーの話を始める前に、まずは畑尾大翔という人物とPiiS Roadという会社について知ってもらう必要があるでしょう。

彼は2024年シーズンからツエーゲン金沢でプレーするサッカー選手で、同時に株式会社PiiS Roadの代表も務めています。

これは埼玉県にある「障害者就労継続支援B型事業所」に通う方々が、コーヒーやハチミツ、雑貨などの製造・販売を行っている会社です。

詳しくは会社のHPを見てもらうのがいいと思いますが、畑尾氏がこの事業に出会ったのは彼の経験した闘病生活が大きく関わっていました。


畑尾はFC東京ユース時代にキャプテンを務めてチームをクラブユース選手権優勝に導いたほか、
早稲田大学では1年生から試合に出場し続け、4年生時にはここでもキャプテンを務めるなど、将来を嘱望される選手でした。

しかしこの時、畑尾は肺の病気を患ってプレーを続けられなくなってしまいました。
彼の順風満帆に見えたキャリアには思わぬブレーキがかかってしまったのです。

どこで見たかは忘れてしまったのですが、闘病中の写真はサッカー選手とは思えないほど痩せこけていて、その闘いは想像するに余りあるものだったと思います。

それでも闘病やリハビリを終え、プロサッカー選手としての活動を始めることができた畑尾が始めた活動が、PiiS Roadにつながっているわけです。


推しチームの選手として畑尾を半年ほど見てきて感じるのは、「とても信頼できる選手」ということです。

他のチームにいる時から、鋭い読みで相手FWの機先を制してボールを奪ったり、遠くの味方にまで確実にパスを繋げられるフィード力だったりと、総合的な能力が高い選手だと思っていました。

味方になると、思っていたよりもっと能力値高いなと感じましたし、負傷交代した八戸戦の後半は彼の不在に苦しんだ印象がありました。

開幕した頃の畑尾含む選手評はこちらから。


しかしここで私が言いたいのは、彼は「絶対にサボらないし、常に出せる100%の力を出してくれる選手」だということです。

サッカーなんて頭がおかしいくらいきついスポーツです。たった1年プレーしただけでも体はボロボロになるだろうし、どこかで手を抜きたくなる瞬間だってあるはずです。

誰とは言いませんが、そういうプレー・態度が見える選手っているものですが、それを頭ごなしに責めることはできないかもしれません。手を抜くのもひとつの能力ですから。


しかし畑尾は決して手を抜きません。
パフォーマンスは90分を通して安定しているし、自分より体の大きい相手でも果敢に立ち向かって壁になってくれます。

特にFC大阪戦は2度もオウンゴールをしてしまう難しい試合になりましたが、最後まで集中してゴールに蓋をしようとしているように見えました。

みんなキツい時に、決してサボらず走ってくれて、相手に体をぶつけてくれる。
チームメイトから信頼されるのはそういう選手だと思います。
うまい、へたとかは関係なく、人間性・キャプテンシーの為せる技だと思います。

思えば畑尾と同じく大学時代に病気を経験している大槻優平もそんな選手でした。
誰よりも全力で走って、チームのために汗をかいてくれる選手でした。

新潟の早川史哉なんかもそんな選手かもしれません。


私は幸いにも大きな病気を経験していないので想像でしかありませんが、
きっと病気と闘った経験が、彼らを強くしているんじゃないかなと思っています。

大好きなサッカーを続けられなかったかもしれない、でも今はそれができている。
夢を断たれるかもしれなかった恐怖や、それを乗り越えて得たプレーの喜びは、誰も獲得し得ない覚悟になるんじゃないでしょうか。

いいこと言おうとしてる陳腐な言い回しな気がしますが、きっとそうだと私は思っています。


そんな選手だからこそ、我々ファンは応援したくなります。
大槻が引退試合で劇的で感動的なゴールを決めてくれたように、畑尾とも特別な時間を共有したいものです。

特別なテクニックがあるわけでもないし、別にゴラッソでもない普通のゴール。それでも100%戦える選手にはこんなプレゼントが贈られるんですよね。

ちなみに私はこの日、帰り道にかつやでカツ丼(松)を食べました。
なんかもったいなくてレシートを捨てられずに残してあります。


「私のコーヒー」を飲むまで

さて、PiiS Roadのオンラインショップを見られた方はご存知と思いますが、「私のコーヒー」とはそこで取り扱われている商品のひとつです。

私は畑尾氏が金沢に来る前からこのことをなんとなく知っていて、でもなんとなく気になる程度で、ぶっちゃけ買ってみようとまでは思ったことがなかったです。

そしたら彼が金沢に来てくれて、さらに震災復興のために特別販売までしているというではありませんか!?

幸い私は震災で特に大きな被害に遭うことはなかったのですが、だからこそ「いつかまた能登に遊びに行こう」と思っていましたし、何かできることがあればなぁ…と考えていました。

そんな矢先に見かけたこの支援商品、買わずにはいられませんでした。

ぶっちゃけちゃいますが、こんなもん偽善だと思って購入しました。
被災地に家族や友人などもいないし、知らない人のためにコーヒーを送ってやったと思って復興支援したつもりになるなんて、私にとっては偽善です。
(プロジェクトそのものや畑尾氏を批判するものではありません。私の考え方の問題です。)

コーヒーを渡すくらいならボランティアにでも行って、復興を直接手伝う方がいいに決まってます。

でも、やらない善よりやる偽善かなと。


そして被災地の人に向けて買ってるのに、自分が飲まないのはなんか変だよな…と思って自分用にも一袋購入。
(こっちがメインだろとか言うなよ。本当に支援したいが先だから。)

そして届いたのがこちらです。

明らかに撮り方が下手

決して安いものではないし、何か特別な日に飲めたらいいね、と家族で話していました。

そこでGWにキャンプに行くことになっていたので、その日に飲むことにしました。

これが毎年贔屓にしてる「白山吉野キャンプ場」。
確か昨年か一昨年、廣井さんがここでイベントしてましたよね。

キャンプ場近くで撮影した風景
相変わらず撮り方が下手


しかしまさかのアクシデントが発生。
家族の誰もが、「私のコーヒー」を持ってきていなかったのです。

全員が全員で示し合わせたように「アンタが持ってきてると思ってた」と。
うちの家族は皆、すべきことを人任せにしちゃうような、畑尾とは大違いの無責任野郎でした。


そういうわけで絶好の機会を逃した我々。

特別な日に飲みたい、でも賞味期限もあるし、何よりホットコーヒーは暑くなる前に飲みたい。

私たちに残された道はあとひとつでした。
それは、「畑尾のゴールを祝って飲む」


「私のコーヒー」を飲んだ日

GW以降、ずっと待ち焦がれた日がやってきました。
2024年6月1日、J3第15節は八戸でアウェイ戦が行われました。

この日も先発出場した畑尾は早速、前半25分にマリソンのゴールをアシスト!

ひとりだけ裏に抜け出していたマリソンはさすがストライカーという動きでしたし、畑尾もよく見逃さずにパスを出したと思います。

コーヒーを楽しみにしている我々家族は得点にこそ大いに喜びつつも、ちょっとだけ「畑尾打てよ!」と思ってしまったことをここに懺悔します。
これしかない、素晴らしい選択だったとは思ってますよ。

しかし畑尾神は私たちを見捨てませんでした。
大谷が負傷交代して不穏な空気が漂う中、ついに畑尾のシュートがゴールに吸い込まれたのです。

チームとしても大事な2点目ですし、結果的に勝点1を拾う大きな得点にもなりました。
それでも我が家はみんなで

「やったああぁぁぁ!コーヒーだあぁぁ!!」

とりあえず前半もあと10分ほどで終わりそうだということで、ハーフタイムにゆっくりと淹れながら、後半は落ち着いて観戦しようかという話になりました。

なぜかその後の試合の記憶は一切ないので、ここからは実際に「私のコーヒー」を飲んだ感想をお話ししていきますね。

ちなみに次の大宮戦では畑尾は欠場となってしまいましたが、怪我でしょうか?一刻も早い復帰を期待しています。


さて、「私のコーヒー」は一袋で約3人分のコーヒーを作ることができます。

淹れ方は手前味噌で書くとボロが出まくりそうなので、試してみたくなった方は適当に検索してください。


感想としては、とても美味しくて飲みやすいコーヒーでした。

種類としては苦味が強くなく、フルーティーな味わいのものです。南米とかより東南アジア系の豆な感じがしましたね。

このタイプはちょっと質が低いとエグみが出てしまうのでかなり人を選ぶはずなんですが、コーヒーが好きな人は美味しくいただけるし、苦手な人でも飲みやすく感じられると思います。

かくいう私もこのタイプよりは苦味が強いタイプの方が好きなんですが、スッキリしていてちょっと甘ささえ感じるような、本当に飲みやすいコーヒーでした。

コンビニやスーパーのものとは雲泥の差で、喫茶店のコーヒーと同等クラスです。
というか、オキニの喫茶店にこれがメニューにあったら鬼リピすると思います。それくらいです。

そして忘れてはいけないのは、淹れたのが私(ズブの素人)ということ。
素人がテキトーに抽出したコーヒーでこれだけの満足感・多幸感があったのですから、専門スキルがあればそれ以上の味が出せたのでしょう。

繰り返しになりますが、一袋で3杯分のコーヒーを作ることができ、お値段は800円です。
一杯250〜300円と考えれば、喫茶店で飲むよりも安く、同等のおいしさを楽しむことができるわけです。

こんなもん、みなさん試すしかないですよね?

きっと畑尾の活躍やコーヒーの美味しさには、仲良しの野田紘史も喜んでくれてると思います。

https://note.com/daiki41125/n/n6de6bc9e3251

このオチが理解できなかった人はまだこちらを読んでないですね?リンクから畑尾の項目をお読みください。


まとめ

ここまで

①畑尾大翔がPiiS Roadの活動を始めたきっかけと、彼が信頼できる理由
②私が「私のコーヒー」を飲むことになったきっかけ
③ようやく飲めた「私のコーヒー」はフルーティーですっきりとした味わいで、初心者も玄人も楽しめるお味&コスパ最強

という3テーマでお話をしてきました。

コーヒーが好きな方はぜひオフィシャルサイトから購入して、そのお味を堪能してみてください!

詳細はこれまでに貼ったリンクから!
(このnoteはアフィリエイトではありません。つまり私もアフィカスではないということです。)

私ももう一度「私のコーヒー」を飲むことを楽しみに、彼のプレーを見守っていきたいと思います。

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