【イエスマン】行動する事、上を向く事。幸せは後からついてくるんだ。

こんばんわ。映画大好き大学生です。

前回は、今話題の映画をご紹介させていただきましたが、
今回は10年以上前に公開された超ハッピーな映画をご紹介します。

”イエスマン~Yesは人生のパスワード~”（2009年）
もしも全ての問いに”Yes”と答えたら。
仕事でもプライベートでも何かと後ろ向きな考えを持ち、「ノー」、「嫌だ」と答え続けてきたカール・アレン。親友の結婚パーティーまでをすっぽかし、「生き方を変えなければ、お前は一人ぼっちになる」と脅されたカールは、勇気を振り絞り、とあるセミナーに参加する事となる。全ての事に”Yes”と答える。それが唯一のルールであり、難しい事は何一つもない。セミナーを通して考え方を改めたカールは身の回りに起こる出来事全てにYesと答える様になる。すると不思議な事に彼の周りでは良い事が沢山。だが、全てが好転し始めた矢先に思わぬどんでん返しが...。Yesで始まりYesで終わるそんな波乱万丈な男の物語。

”イエスマン”の面白いところは何と行ってもその人間味の濃さ。

今まで人生に魅力を感じる事なく生きてきた1人の男・カールがセミナーをきっかけに大きく生き方を変えていく。

そもそもそんな簡単にセミナーを信じるかという疑問もあるかもしれませんがそこもこの作品の面白いところ。

単純で、真っ直ぐなカールだからこそ”Yes”の教え一つで行動する。

勿論、初めは”Yes”と返事をする事に躊躇し、戸惑う場面もありますが、次第に物事をポジティブに捉えていく事の喜びを知り、最終的には自らが積極的に”Yes”を求めていく事となります。

作中のエピソードの中でも特に面白いと思った場面は、ホームレスとのやりとりから1人の若い女性に出会い、話の流れでキスまでしてしまう所です。

始めはホームレスの良いなりで”Yes”と返事をしてしまうので、
携帯電話や所持金は失うし、乗っていた車もガス欠になり、ガソリンスタンドまで歩かなければいけなくなってしまいます。

しかし、その向かったガソリンスタンドでその若い女性に出会い、
それまでの憂鬱な気持ちが嘘だったかの様に笑顔が戻ります。

一つの”Yes”がその後の彼の運命を良い方向にも悪い方向にも導いていき、観ている自分たちでさえ、その先にどういう結末が待っているのかがわかりません。

その他にも沢山の出来事の中で、物語は進み、登場人物が出てきますが、話自体もカールが一つ一つの選択肢に迷う事がないので、ものすごくとんとん拍子で進みます。

しかし、そこが逆に気持ちの良いところで、人生を左右する様な出来事も何でも無い様な出来事として進むのでスピード感があり、観ていて非常に気持ちの良い作品です。

人生には数多くの選択肢があると思いますが、
私たちは知らず知らずの内に楽な方を、そして先が見えている選択をする事が当たり前になっている気がします。

例えば、新しい事を始めたいと思った時。
好奇心より先にめんどくさいと思ってしまった経験はありませんか？
変化よりも継続を求めている瞬間が知らぬ間に多くなっていませんか？

正直、自分はよくあります。
その決断がこの先に自分に与える影響やマイナスな結果にならないか、
決断をする段階で考えてしまいます。

しかし、この”イエスマン”を観た後に、
少しだけ行動してみようと、自分の気持ちを無視した選択肢を
取ろうと思える様になりました。

自分の利益だけを追いかけて決断するのではなく、

「他人が喜んでくれるかどうか、単純にその決断が面白いかどうか」

を判断材料にすると意外な結末だったり、思いも寄らない
ハッピーエンドが訪れると知る事ができました。

どんな些細な事でもいつもと違った選択肢を取ってみる。
すると今まで体験した事のない喜びが待っているかもしれないですね。