【データでみる】ツイッターで本当に見るべき指標はRT数ではなく○○だった!
こんにちは、Daiです。ツイッターのフォロワーを上げる際に、僕が参考にしている指標についてみていきたいと思います。また、もっともみるべき指標についても解説してみたいと思います。
指標はいわばコンパスです。フォロワーを伸ばす冒険に出た時に、適切に自分の歩みを確認できる、コンパスが指標です。数字で振り返り、効果がある施策があるのかを振り返るために、振り返るために必要な指標を確認しておきましょう。
◯KGI
KGIとは、Key Goal Indicatorの略で、最終的にあげたい数値となります。ここでは、フォロワー数がKGIとなります。
◯KPI
KPIとは、Key Performance Indicatorの略です。
◯フォロワーを取得するためのKPIは何か
フォロワー獲得のために意識しているKPIは
・インプレッション数
・プロフィールクリック数
・プロフィールクリック率
・フォロー数
・フォロー率
です。それぞれ、ツイッターアナリティクス上でデータを確認できるので、見てみてください。
◯インプレッション数
インプレッションとは、ユーザーがあるツイートを見た数になります。たくさんの人に見られれば、その分インプレッションは増えます。
◯プロフィールクリック数
あるツイートを見た時に、プロフィールをクリックした人の数です。
◯プロフィールクリック率
プロフィールクリック数をインプレッションで割った数です。ツイートを見た人のうち、何割がプロフィールクリックしているのかを確認することができます。プロフィールクリック率は、インプレッション数にもよりますが、僕のツイートを見ると、1%を超えると比較的高い値のようです。
◯フォロー数
プロフィールを見てくれてから、その後フォローしてくれた数です。
◯フォロー率
プロフィールを見てから、実際にフォローしてくれる確率です。
◯それぞれのKPIのサブKPI
それぞれのKPIを上げるための、定量的なサブKPIを紹介します。
◯インプレッション数のサブKPI
インプレッションのサブKPIに関しては、以下の指標を意識しています。
・RT数
・いいね数
RT数に関しては、リツイートをさればより多くのユーザーにツイートを見てもらえます。その結果インプレッション数を増やすことができます。
いいね数も同様に、他人のいいねが他人にリコメンドされる仕組みになっているので、インプレッションを伸ばすサブKPIとして有効です。ただし、RTのようにかならずフィードに乗るものでは無いので、RT数の方が参考になる指標かと思います。
◯ここまでのまとめ
ここまでのKGI、KPIを総括すると、以下のような式になります。まず、インプレッションでユーザーが個人を認知し、その後興味を持ってユーザーアイコンをクリック、その後プロフィールをみてフォローボタンをクリックという流れを数値で管理すると、以下のようになります。
◯フォロワーを伸ばすためのKPIと最適化方法
それぞれのKPIを伸ばすために、打つべき施策の方針は以下の通りです。
◯RT数、いいね数を上げる:シェアされやすいコンテンツの配信
よりシェアされやすいコンテンツを発信することで、インプレッション数を増やすことができます。シェアされやすいコンテンツは、(1)発信されるコンテンツの内容と、(2)シェアされやすいツイートの書き方の2点が影響します。(1)に関しては、この記事を見てみてください。
(2)に関しては、以前Qiitaで書きましたが、以下のような特徴がありました。
・文字数が多い
・ページの中にURLが存在するツイートが存在する
・断定口調(です、ますで言い切りのツイート)
・おすすめという言葉が入っているツイート
・箇条書きのツイート(多分まとめ系?)
◯プロフィールクリック率を上げる:オリジナリティのあるコンテンツの配信
さてさて、本題がここからです。実はタイトルで一番みるべき指標は何かという疑問を投げかけましたが、もっともみるべき指標はプロフィールクリック率となります。
気を付けるべきなのは、単純にRTされるコンテンツがプロフィールクリック率が高いわけではありません。これもデータで分析しましたが、ツイートの内容に個人のオリジナリティがないと、プロフィールクリック率が上がりません。むしろ、RT数が少なくてもオリジナリティがある方がプロフィールクリック数が伸びるのです。
例えば、僕が過去にしたサービス紹介系のツイートはプロフィールクリック率が低いです。
▶IBMのAPIを紹介したツイート
インプレッション:272276
RT数:1115
プロフィールクリック率:0.26%
プロフィールクリック数:712
▶Web Flowというサービスを紹介したツイート
インプレッション:620267
RT数:2303
プロフィールクリック率:0.26%
プロフィールクリック数:1623
一方で、オリジナリティのあるコンテンツ、つまりツイートの内容と発信者の内容に一貫性がある場合、プロフィールクリック率が向上します。
▶Pythonとマーケティングに関係するツイート
インプレッション:185973
RT数:261
プロフィールクリック率:1.21%
プロフィールクリック数:2255
▶Pythonでフォロワーを伸ばした系のツイート
インプレッション:93326
RT数:101
プロフィールクリック率:5.75%
プロフィールクリック数:5372
つまり、①2303RTもされていて、プロフィールクリック率0.26%のオリジナリティのないツイートよりも、②101RTしかないけどプロフィールのクリック率が5.75%の、オリジナルの情報を発信しているのツイートのほうが、プロフィールクリック数が3.3倍多いのです。(①1623:②5372)
つまり、フォロワーを伸ばすという面で、ツイートで最も大事なのは、ただRTだけされるツイートというよりも、オリジナリティのある有益な情報を発信することになります。
また、もっと別の考え方をすれば、プロフィールクリック数を100獲得したい場合、10000インプレッションでプロフィールクリック率を1%になるツイートをするか、1000インプレッションでプロフィールクリック率を10%にすることと、やっていることはあまり変わらないわけですね。
◯フォロー率を上げる:フォローしたくなるプロフィールの作成
フォロー率を上げると、プロフィールを見てくれたユーザーがよりフォローしてくれやすくなります。ここで必要なのはプロフィール最適化です。
ポイントとしては、発信している内容と自分のプロフィールを合わせることが重要になります。こちらは時間があったらデータで見てみたいですね。
○最後に
ということで、各指標とオリジナリティの重要性についてまとめました。
自分の言葉でしっかりと発信して、オリジナリティのある内容を伝えることがもっとも大事なのがデータからも証明できるのは面白いですね。