実例解説!個人事業主が一人で事業再構築補助金をもらうためのマニュアル その④ 書類の準備
事業計画書が書き終わり、見積もりが取れたらいよいよ申請の準備に取り掛かります。
今回のテーマは必要書類の準備についてです。
申請は電子申請1択なので、必要書類を全て電子化しなくてはなりません。この書類の量がなかなか膨大なので、締め切りギリギリに用意しようと思うと時間が足りずに詰んでしまうこともあるかもしれません。必ず事前にスキャンしたりPDFとして出力するなどの準備をしておきましょう。
さて、必要書類はいくつあるのでしょうか。事業再構築補助金のホームページをみると、参考書類として以下が表示されています。
①電子申請入力項目(Word)
②認定経営革新等支援機関による確認書(Word)
③金融機関による確認書(Word)
④緊急事態宣言の影響によることの宣誓書(Excel)
④緊急事態宣言の影響によることの宣誓書(見本)(PDF)
⑤補助対象経費理由書(Word)
⑤補助対象経費理由書(見本)(PDF)
⑥売上高減少に係る証明の特例(PDF)
3番の書類は補助額3000万円以上の人のみ、最後の6番は特例対象者のみなので実質4種類……というのは大きな間違いで、これに加えて以下の書類が必要です。
①事業計画書
②確定申告書
③2021年の売上がわかる書類
④ミラサポプラスの事業財務情報
緊急事態宣言特別枠はさらに書類が増えます。
⑤労働者名簿
⑥売上が30%以上下がったことを証明する書類
緊急事態宣言特別枠で応募するなら、以上10種類の書類を準備し、全て電子化しておかなくてはなりません。
この中で、認定支援機関による確認書は、相手にやってもらわなければならないので、早めにお伝えしておいてください。私の場合、銀行に協力してもらいましたが、銀行だと私が作成した事業計画書を本店で稟議してからなんとかかんとかだったのでお願いしてから5日くらいはかかりました。最低でも締め切り2週間前くらいにはお願いしておかないと間に合わない可能性があります。
ほとんどの書類の準備はめんどくさいですが、ただめんどくさいだけで頑張ったら一人でできます。
しかし、多くの個人事業主が一人では絶対できない書類が認定支援機関による確認書以外にもう一つだけあります。
それは、
ミラサポプラス、お前だ!
ミラサポプラスのホームページ内で事業財務情報を入力し、それをPDFファイルに出力しなくてはならないのですが、事業財務情報の入力がクソ難しいです。財務諸表に基づいた内容を入力するのですが、財務諸表なんか持ってないし、確定申告書を財務諸表に変換することなど普通の個人事業主には不可能だからです!
これだ!
確定申告書出すんやしもういいやんか!とイライラしました。
はあ?流動資産?何それ?の私ですので、銀行の方に協力してもらい、なんとか入力できました。一人では絶対に詰んでいたので、この項目も協力してくださる方と早めに入力しておくことをお勧めします。
書類が全て用意でき、電子化が完了したらいよいよ電子申請していきます。
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