No.017 いってほしいと、いってほしかった。

小6の娘を誘ってみた。
なるほど、そういうことだったのね…。

母; ねえ、イオン行かない？
娘; やだ。

いいじゃん行こうよ。
やだ。

クレーンやるよ？
は？いつもダメって言うじゃん。

今日はやってもいいよ。
は？意味わかんない。

ねえ行こう？
いやだ。

なんでやなの？
わかんないけど、やだ。

じゃあどうすれば行くの？
一人で行けば？

ユナと行きたいから。
じゃあそういえばいいじゃん、最初から。

言ったじゃん、誘ったじゃん！
言ってないよ。

言ったって！
言ってない！

だから、行こ？
やだ。

なんで？ひねくれてるね。
は？そっちじゃん。

よくわかんない、ユナのこと。
わたしもママのことわかんないもん。

じゃあ行かないの？
んー、、、わかんない。

もういいよ。
、、、ねえママ、さっきみたいに言って。

は？なんて？
ユナと行きたいって。

だから行こうって。
んーん、行こうじゃなくて。

ユナも行きたいんでしょ？
ちがう、私じゃなくて。

何が？
だーかーらー！

あー、ママが行きたいって言えばいいの？
そう。

じゃあママが行きたいから、行こ？
ちーがーうー！

え？わかんないほんとに！
なんで？ママは誰と行きたいの？

ユナと。
じゃあそう言って。

ママはユナと行きたい。
うん、それで？

だから、、、。
うん、それで？

行こ？
だから、ちがう。

行かない？
ちがう。

行ってほしい。
そうそれ！全部言って。

あー、じゃあママはユナと行きたいから、一緒に行ってくれない？
いいよ！行く！

はー、そういうことか。
うん。ねえママがさっきクレーンやるって言ったんだからね！