受託のWebデザイナーでもできる実践的UXデザインことはじめ(UX道場 Meetup 01-レポート)
UX道場 Meetup 01「受託のWebデザイナーでもできる実践的UXデザインことはじめ」に参加してきました!
・クライアントとの打ち合わせに同行できる/したいと思っているWebデザイナー
・ワイヤーフレームを自分で描きたいと思っているWebデザイナー
こんな人におすすめだそうです。
早速レポートしていきたいと思います。
ワイヤーフレームの手前からデザイナーとして関わるべきなのはなぜか?
ディレクター側(発注側)とデザイナー側(受注側)で意識がずれやすいから。
スタンスとか立場が違うことによって意識がずれやすくなる。
ギャップを埋めるためには、
・デザインをするためには最終的にはどういう人なのか
・特定の誰かがいたとしてその人がどういう目的なのか
・どういう背景なのか
・どう行動するのか
引き出してまとめることによって設計やデザインの論拠を作り、そのまとめたものを仮説検証するという流れに持って行く。
そのときにUXデザインドキュメントが活かせるじゃないかという話になりました。
簡易ペルソナの作り方
UXデザインドキュメントがいくつかある中で今回の勉強会では簡易ペルソナを取り上げられていました。
●簡易ペルソナとは?
・調査に基づかないペルソナのこと。
・10分くらいでサクッと作るとのこと。
・ユーザーの観察やユーザーインタビューはせずに関係者の推定で作る。
簡易ペルソナを作る理由としては、「こういう人に向けてわれわれはものを作って行くということを考えてる」と合意を取るのが目的。
●ただリスクはある
・ 誤ったデザインターゲットを重視してしまう
・ 製品を差別化できたはずの重要な振る舞いをデザインに組み損ねる
・ 暫定ペルソナの作成に参加していない個人やグループからの指示を得にくい
・ ペルソナの評価を下げ、ペルソナを使うことを長期的に会社に拒否されてしまう
●簡易ペルソナを進める上で大事なこと
・ 暫定ペルソナであることを明示して説明する
・ ビジュアル表現は、写真ではなくスケッチとし、暫定的なものだということを強調
・ できる限り多くの既存データを利用する
・ どの部分がデータでどの部分が推測かを記録する
・ ステレオタイプを避ける(フィールドデータがなければ難しい)
・ 人口統計学的変数ではなく、振る舞いやモチベーションを重視する
デザイナーがワイヤーフレームより前段階の要件定義や企画に関わるには?
クライアントとその場で色々と決めて来ないと仕事が回らないのである程度決めるけど、その際にディレクターとデザイナーで意識がずれやすくなるので、一番はデザイナーもディレクターとクライアントとの打ち合わせに連れてってもらう方がいい。
なので、デザイナーがワイヤーフレームより前段階に関わるには
・打ち合わせに連れていって経験を積ませてくれるディレクターとかリーダーの下につく
・デザイナーではないディレクター的なロールをしっかり学んでデザイナーポジションから一回ディレクターになる
・転職する
という話がでました。
感想
受託や自社開発に限らず、デザイナーやエンジニアが「特定の誰かがいたとしてその人がどういう目的なのか、どういう背景なのか、どう行動するのか」と理解することはより良いものを作る上では非常に大事だなと改めて思いました。そのためにはディレクターの方としっかりコミュニケーションを取ったり打ち合わせに参加しないといけないなと。
久しぶりに勉強会に参加しましたが、非常に勉強になりました。また今回初めてのnoteに投稿してみましたが、記事をまとめる上でより理解が進んだので、今後もどんどんアウトプットしていきたいなと思います。
▼今回の勉強会の詳細は動画で配信されていますので、詳細は動画をご覧いただければと思います。
<特別番組> UX道場 Meetup 01「受託のWebデザイナーでもできる実践的UXデザインことはじめ」
読んでくださってありがとうございました!
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