人生を知る旅に出よう〜新卒5ヶ月で退職した人間の再起物語〜③
9/5富山から福井・滋賀へと旅立つ
富山での旅を終え、次は福井・滋賀へ向かうこととした。福井にも滋賀にも私の高校来の同級生の友人がおり、普段なかなか会えなかったため近況を知りたい・旧友の現状にエールを送りたいと考えたためだ。
私は大学新卒5ヶ月目での退職ということで、友人は大学院1年目であった。そのため、普段の学業や研究、バイト、遊びなど学生時代にしか味わうことのできない心地の良い忙しさを絶賛味わっているところであろう。
仕事を退職して1週間の荒んだ心を持つ私にとっては、そんな状況がとても輝いて見えてた。当の本人たちからすると多忙な状況に憂う気持ちもあったであろうから、私の文系大学生の4年生以上に自由すぎる生活に羨ましさもあったと思う。お互いまさに「隣の芝生は青い」といった状況だったといえるだろう。
富山から滋賀への旅は夜間の移動となった。晩夏の富山ではあるが日は長く、ようやく沈んだ頃に新高岡の駅を出ることにした。北陸は国道8号線が発達をしているため、金沢市までは国道8号線を通ることとした。
国道8号線は街中では飲食店など多くの路面店が立ち並ぶ賑やかな一面を持ち、山がちな地域に差し掛かればハイウェイのような一面も持つ、いろいろな顔を持つ国道となっています。だからこそ、北陸の多くの人に大事にされ愛されてきたのかなと感じます。8番ラーメンを見るだけでそれがわかると言っても過言ではないです。
金沢にて小休止・満点の湯でリフレッシュ
金沢まで基本的には下道を進み(途中で有料道路?無料の高規格道?を通った気もする)、金沢の「満点の湯」にてリフレッシュ。片町から近くを通るため、繁華街の雰囲気を感じつつもかなり1日の終わりに近づいていたこともあり銭湯付近は落ち着いた雰囲気でもありました。
中はとても広く、飲食ブースが充実していた印象でした。私がかなり遅い時間に行ってしまったこともあって店じまいの雰囲気になってはいましたが、日中であれば温泉と食事を楽しむことのできるとても良い環境だなと感じました。
タオルも売ってますので、持って行かなくてもいいですし記念に買って持ち帰れますので便利です。
滋賀へ車を走らせる
その後、福井で友人を拾い滋賀へ向かう足を進めます。一人で夜の道を走ると、人それぞれではあると思いますが何か考えてしまうような気がします。考えなくても良いことや、心の奥底にあった不安なことが掘り返されてしまうような気がします。長い時間のドライブで自分に向き合う時間が長いからでしょうか。
この時の自分は今後どのように生活していこうか、新たに就活をするのかフリーランスとして活動していくのか、どのような未来を作っていくのか、そのようなことばかり考えていたように感じます。
今の時代、フリーランスで巨万の富を得ているSNSの投稿もあるので夢を感じてしまいますが、面倒くさがりの自分はすぐに投げ出してしまうのではないかなどネガティブなことも考え踏み出せない要素も非常に多くあるなと感じます。
会社員をするにしても、自分のようにコミュニケーションの苦手な人間はどこかで行き詰まるのではないかと、自分の生き方や人生を非常に深く考える時間になってしまいました。
今この投稿を書いている時点では会社員をしていますが、今後できればフリーランスとして活動していきたいとも感じていますので、そのために自分のブランディングやスキルを磨くことは絶えずに続けていかなければならないと感じます。
その後、福井で友人を拾い一緒に滋賀に向かいます。福井の友人も滋賀にいる友人も、どちらも高校時代のクラスメイトで非常に仲良くしてもらっていました。その友人たちも今立派に大学院生として社会人前最後の青春を謳歌しているところです。旧友との思い出話に花を咲かせながら、もう一人の旧友と再会するために滋賀へと足を進めることにします。
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