仕事(短歌四首)

パートタイムで保育士をやっている

🕔🕔🕔(17時まで)


文末の丸のかわりにひかえめなハートをかいたほんとに思って

連絡帳のこと


赤いペンぬりたくった手を見せてくるこどもがふたり口で笑った


ただしいとおもってなぐる 正しいと思ってとめる それを何回もやる


向き合ってどうにかなることばかりじゃない へんな顔するというテクニック


👅👅👅(べろべろべろー)


稀にみる、少し余裕のある日で、ゆっくり連絡帳を読んでお返事を書く時間があった。この感じならこの仕事を続けていくことができるけど、この感じのことはほぼないので、この仕事はやめることに決めている。今日の仕事はたのしかった。

ぷるぷるのゼリーみたいに純粋な暴力を見ることがある。受けることもある。あ怒った、あ殴った、のスピードで、暴力が発生する。子どもは別にかわいい生き物ではない。ふつうに人間だ。んで、愛している。というスタンスで仕事をすることにしている。できているかはわからない。

起こったことを掘り下げていっても、もうだれも得しない状況になったら、逸らす、という手段がある。逸らしたというより、その子が向かった、みたいな自然さで逸らせるのが力のあるスタッフ。わたしはへんな顔をして遊びに誘うことしかできなかったのでへなちょこスタッフ。

前に、動物病院の前を通りがかったときに「これなに?」といわれて「動物病院だよ。わんちゃんとかが具合悪くなったときにくるんだ」っていったら「ぞうさんは大きいから入れないね」といわれて、この人は全員を助けようとしている…!と思って興奮した。きらめいていた。

きらめきは、あるほうがいいな。

また🫶

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上牧晏奈
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