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児童劇を書ききる(頓挫の記録)
11月末までに、小学4〜6年生20名程度で上演する40分の尺の演劇の台本を書いて、コンペに応募します。わたしはなまけものすぎるのでここに宣言して、たまに進捗を記録します。
11月5日までにやったこと
・とある地区の教育委員会に電話をかけて、演劇の大会を見学しても良いか聞いた。断られた。そりゃそうだ。わたしが怪しくないことを証明するのってかなり無理。
・開かれている中学生の演劇の上演をなんとか見つけた。がんばって観に行った。めっちゃふむふむ、だった。エキシビジョン?として上演していた高校生の上演がかっこよすぎた。「10歳年下のあの人たちがあれをやるなら、わたしは一体何をやればいいんだ? 何をやりたいんだ?」とかなり食らってしまった。
・台本を書くときの軸を決めた。
・やりとりがうまくいくことで、上演がよりよくなる台本であること
→設定を説明するセリフが上手に言えること、が大切になってしまうのは嫌だ
→上手に言えることより、相手の声をよく聞いて、相手の身体をよく見て、それに応えようとすることの方がよっぽど大事だとわたしは思う
・セリフを持たない、重要な役をいくつか作ること
→言葉でのやりとりができることだけが、「役」になってしまうのは勘弁
・近くの図書館にある、児童劇のシナリオを検索。目星をつけた。明日借りてくる。
想定のスケジュール
11月16日までにやること
・シナリオを借りる。
・シナリオを読む。
・設定を決める。
・登場人物、大まかなプロットを決める。
・最初の10分を書く。
11月22日までにやること
・初稿を上げる
11月25日までにやること
・最低二人に読んでもらって改善点を挙げてもらう。
11月29日までにやること
・最終稿を書き上げる。
・体裁を整えて、印刷する。
・郵送する(finそしてwin)
実際のスケジュール
11月18日までの進捗
・シナリオを読んで、雰囲気をつかんだ。
・モチーフを決めた。
・モチーフについて調べた。
→そんなにパっと出てくる情報じゃなくて結構時間かかった
・設定を決めた。ログラインもなんとなく。ここが山場というシーンは見えている。プロットまでは行っていない。
・登場人物を決めた。
→20人出る物語やったことなさすぎて苦戦。名前つけるのも大変。子ども1〜15みたいな書き方してるシナリオが多かったけど、「あなたは”子ども3”の役だよ」って言われて、そこからの創作活動に期待を持てるのかという。萎える、わたしだったら。仮で決めてさっさと書き始めたほうがよかったかもと思ってるけど、どの役も大切に書くために、名前だけはどの役も同じだけ悩んでつけたいと思ってしまっている。書ききれないなら本末転倒だから、そのこだわりを捨てる覚悟が必要かもしれない。
スケジュールが大幅におしている。他に書きたい台本もあるからやばめ。シンプルに時間が削られて、結構感情が動くタイプのイベントが立て続いたのは大きい。その日に予定がないからといって書けるわけではない。イベント後に心身を落ち着ける時間を欲している。それを加味できていないスケジュール設定だった。生活と創作のリズムが全く掴めていない。じわじわ「やらなきゃ」のストレスだけあって、休めてもいないし作業が進んでもいない。ピンチ。
とにかく19日は書き始める。役の名前は一旦仮で。
19日のうちに振り返りをする。はい、じゃあ、よーい、どん。
11月19日の進捗
6ページ/40ページ
名前を仮で置いて書き始めようとしたところ、登場人物が多すぎて、全く画が浮かばない。一旦ノートにキャラクターのイラストを描いて整理する。目つきとかでキャラクターの像も少し固めることができてよかった。
書き始めると意外とゴリゴリ進む。人物が多いシーンは、1つのアクションにみんなが反応するだけである程度長さが出てくる。
今の問題は
・多分、今の感じの書き方だと上演の難易度が高い。台本を受け取った小学生がどうしてこのセリフが必要なのか分かりにくい気がする。
→多分、説明じゃなくて、やりとりで進めたいという私のポリシーが邪魔をしている。そのやりとりにどんな効果があるかちゃんと伝わらないとだめだ…難しい…自分が演出するわけじゃないし…
→ドツボにはまりそうなので、一旦最後まで書いて、改稿でなんとかする。
・同時に書き進めなきゃいけない台本があることによる執筆時間の兼ね合い。
→優先度でいうとそちらの台本の方が高い。でも手をつけていない。なんで?やばい。わけわかんなくなっている。一旦、こっちの台本休み。明日はとりあえず一日そっちの台本に費やす。
12月5日に記す
児童劇を書ききる、頓挫。
原因は大きく二つあると思っていて
・近くの公演の台本が優先になった。主催団体や俳優さんに迷惑かけたくないし、自分の団体の信頼に関わることなので、まあそうなるよなという感じ。書けないとやばい台本がさっさと上げられてなかったのがよくない(書けた台本はとてもよいので観に来て欲しい)。誰に頼まれてもいないけど自分のキャリアのために書いておいた方がいい台本の執筆を、どうスケジュールに組み込んでいくか…
・児童劇を書くには知識技術が絶望的に足りない。
→小学4〜6年(おそらく普通級にいる人が想定されていると思う)がどんなことを楽しいと思って、どんなことを難しいと思うか現場での経験が足りなすぎた。
→今回読んだ児童劇のシナリオがひっくり返るくらいつまらなかった。面白いと思うものに出会ってからもう少し勉強したい。リサーチ不足。
→分かりやすい物語を、分かりやすい言い回しのセリフで立ち上げていくことが、技術的に今のわたしにできなかった。この前、シナリオのコンペで審査員の方に「あなたのシナリオは画が危うい、でもそれが強みでもあるかも」と言われて、腑に落ちたところがある。演出や俳優次第で、作品の重心がブレる可能性がある。みたいな意味だと思う。はっきりしなさは、児童劇団に脚本だけ渡す、という状況において、良くなさすぎる。
→今のわたしには書けん。書いても落ちる。と思うと踏ん張れなかった。
原因か、言い訳か。
書きあぐねているいつかの自分へ
書きはじめないとわかんないこと多いからさっさと手をつけろ。今すぐパソコンの電源を入れてWordを開いて、登場人物一覧、書けるシーンを
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以上、頓挫の記録。
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