11/10慶應義塾大学2-1早稲田大学
さて、今日は昨日同様に早慶戦の観戦のために神宮球場に来ました。昨日は慶應の圧勝でしたが、今日は早稲田側に座って優勝を見届けたいと思います。
曇り模様で雨もぱらつくので雨具は持参して、上着も持ってきており寒さの対策は万全です。
では、早速試合の感想を書いていきます。
慶應義塾大学
先発の竹内投手(桐蔭学園)は5回1失点の内容でした。
最速135kmのストレートながら、ツーシーム、スライダー、カットボールと緩急を駆使して、コントロール良く丁寧に投げていました。
昨年の秋のリーグ戦のような投球が戻ってきた感じはしました。
初回にヒットを打たれ、送りバントを決められ、2アウトから四球を出し、タイムリーヒットを浴びてしまいました。
3回には1アウトからヒットを許しましたが、盗塁を刺し、チャンスを防ぎました。
同点に追いついてもらった直後の4回には先頭にヒットを打たれ、送りバントで得点圏に進まれ、サードファールフライで2アウトを取り、パスボールで3塁に進まれましたが、ファーストゴロに抑えて、無失点で切り抜けました。
5回には先頭打者を味方のエラーで出塁を許し、送りバントを決められ、得点圏からファーストゴロで2アウトを取り、セカンドの当たりを味方の守備が助け、無失点で切り抜けました。
2番手の小川投手(小松)は2回無失点の内容でした。
最速144kmのストレート、スライダーを投げる投手です。
クリーンナップから攻撃でしたが、三者凡退に抑えました。
回跨ぎの7回にもマウンドに上がり、先頭に四球を与え、送りバントを決められ、得点圏に進められましたが、センターフライ2つでピンチを切り抜けました。
3番手の広池投手(慶應)は1回無失点の内容でした。
最速147kmのストレート、スプリットを投げる投手です。
先頭にヒットを打たれましたが、ダブルプレーで切り抜けましたが、死球を出しましたが、次の打者をサードゴロに抑えました。
4番手の渡辺和投手(高松商業)は
昨日に続く連投になりましたが、4年生最後の試合ということもあり、勝てば今シーズン最後の登板になるので、この場面は仕方ないです。
先頭を相手の送球エラーで出塁を許しましたが、送りバントをキャッチャーが送球で2塁を刺し、センターの当たりを途中出場の丸田選手(慶應)がスーパーキャッチをして2アウト、最後はセカンドゴロに抑え、4年生に最後は勝利をして卒業させることができました。
1点を追う打線が1アウトから3番吉野選手(慶應)が四球を選び、4番清原選手(慶應)の打席で捕手が前に落とした際に2塁に進み、内安打で3塁、1塁のチャンスを作り、5番中塚選手(智辯和歌山)はショートフライに倒れ、6番本間選手(慶應)が昨日に続くタイムリーヒットを打ち、同点にしました。
同点のまま8回に先頭の8番渡辺憩選手(慶應)がヒットを打ち、代打古野選手(岸和田)が送りバントを決め、1番水鳥選手(慶應)が内安打を打ち、2番林選手(報徳学園)が犠牲フライを打ち、勝ち越しをしました。
勝てば、4年生の最終回となる9回には1アウトから5番途中出場の佐藤選手(慶應)は死球で出塁し、6番本間選手がヒットを打ち、4年生で作ったチャンスを代打二宮選手(慶應)はショートゴロに倒れ、8番渡辺憩選手は死球となり、満塁として9番途中出場の古野選手はファーストゴロに倒れましたが、4年生が出番を得ての9回の攻撃でした。
早稲田大学
先発の宮城投手(浦和学院)は7回1失点の内容でした。
最速144kmのストレート、スライダー、スクリュー、チェンジアップを投げる左腕投手です。
先制をもらった2回には三者凡退に抑え、これで昨日の悪い流れを断ち切ることができたと思います。
4回は1アウトから四球を出し、バッテリーミスもあり、内安打を打たれ、3塁、1塁のピンチをショートフライで2アウトまでは取りましたが、続く打者にタイムリーヒットを打たれ、同点に追いつかれました。
6回には味方の守備もあり三者凡退に抑え、しっかり試合を作ることができました。
2番手の安田投手(日大三)は1回1失点の内容でした。
最速137kmのストレート、魔球のチェンジアップを投げる投手です。
先頭にヒットを打たれ、送りバントを決められ、得点圏に進められ、打ち取った当たりが結果的に内安打となり、犠牲フライを打たれて勝ち越しをされました。
その後も盗塁を決められますが、ショートゴロに抑え、最小失点で抑えました。
1年生での早慶戦、勝たないと優勝決定戦に進むという状況の中で良く投げたと思います。
3番手の田和選手(早稲田実)は1回無失点の内容でした。
最速146kmのストレート、スライダー、スプリットを投げるスリークォーターの投手です。
1アウトから死球、ヒットを打たれ、ショートゴロでアウトを取り、死球で満塁のピンチを背負いましたが、ファーストゴロに抑え、同点、サヨナラへ繋げることができました。しかし、結果はそのまま試合が終わりました。
打線は初回に先頭の尾瀬選手(帝京)がヒットで出塁し、2番山縣選手(早大学院)が送りバントを決め、3番吉納選手(東邦)は見逃し三振に倒れ、4番印出選手(中京大中京)は四球を選び、5番前田選手(大阪桐蔭)がタイムリーヒットを打ち、先制をしました。
同点に追いつかれた4回には先頭の4番印出選手がヒットで出塁し、5番前田選手が送りバントを決め、6番小澤選手(健大高崎)、7番梅村選手(早稲田実)が倒れ、かつ越すことができませんでした。
5回には先頭の8番石郷岡選手(早稲田実)が相手の送球エラーで出塁し、9番宮城投手が送りバントを決め、1番尾瀬選手はファーストゴロで3塁には進め、2番山縣選手のセカンドゴロでヘッドスライディングをして精一杯のプレーをしましたが、アウトになり、勝ち越すことができませんでした。
7回には先頭の6番小澤選手が四球を選び、7番梅村選手が送りバントを決め、8番石郷岡選手はセンターフライに倒れ、代打岡西選手(智辯和歌山)もセンターフライに倒れ、無得点に終わりました。
勝ち越しをされた8回に1番尾瀬選手はセカンドへの内安打を打ち、2番山縣選手は送りバントができず、結果的にダブルプレーとなりました。
この場面でゲッツーになるのが、ノーアウトでランナーを出しても送りバントをした要因だと思います。
その後、3番吉納選手が死球となりましたが、4番印出選手がサードゴロに倒れ、同点に追いつくことができませんでした。
この試合負けると明治との優勝決定戦に回る9回には先頭の代打中村敢選手(筑陽学園)は相手の送球エラーで出塁し、代打松江選手(桐光学園)の送りバントが失敗に終わり、代打薗部選手(早大学院)のセンターフライの当たりを相手の守備がスーパーキャッチをして2アウト、代打粟田選手(山梨学院)はセカンドゴロになり、試合が終了しました。
まさかの早稲田が2連敗をするという結果になりました。
日本シリーズでソフトバンクが敗戦をしたりと、必ずしも最強が勝つとは限らないというのが野球だということを思い知った今シーズンです。
しかし、まだ早稲田が負けた訳ではありません。火曜日に明治との試合で勝てば明治神宮大会に出場できるのです。
宗山選手がまだ見られ、この先も見ることができるのか、早稲田が宗山選手を抑え、この先に進むのか非常に楽しみです。
来週は東都野球リーグの入れ替え戦を観戦します。
以上