6/1慶應義塾大学1-8早稲田大学
さて、ついに早慶戦の日がやってきました。
この試合で勝てば、早稲田大学が久しぶりの優勝に大手をかけます。
コロナ禍の時に楽天の早川投手がいた時に優勝はしていましたが、その前となると2015年の楽天の茂木選手や巨人の重信選手が4年生、日ハムの石井選手が3年生で先発は阪神の大竹投手が2年生ながらエースとして投げていた時です。
私はその時から大学野球を見ているので、歴史を感じております。
そんな思い出に浸りながら、早速試合の感想を書いていきます。
慶應義塾大学
先発の外丸投手(前橋育英)5回3失点の内容でした。
2回に自身の四死球が絡み、2アウトからタイムリー2ベースを浴びてしまい失点をしました。
3回にはソロホームランを浴びて追加点を取られてしまいました。
4回は1アウト3塁、2塁のピンチを招きましたが、空振り三振、セカンドゴロでピンチを切り抜けました。
5回にも4番の印出選手にタイムリーを打たれてしまい、早稲田打線に捕まってしまいました。
2番手の荒井投手(慶應)は2/3を投げ5失点の内容でした。
好調でエースの外丸投手を降板させた早稲田の打線を止めることができませんでした。
3番手の小暮投手(小山台)は2回1/3を投げ無失点の内容でした。
右サイドからの技巧派投手は貴重なので、今後もしんどい場所で投げることが多くなりますが、ストライク先行できるかどうかが鍵なので、期待しております。
打線は1年生が3人出場と完全に秋季リーグ以降に向けてのレギュラー争いが加熱をしている状況です。
先制をされた直後のイニングで2アウトから1番の水鳥選手(慶應)が2ベースを打ち、チャンスで2番の丸田選手(慶應)がカーブで見逃し三振をして同点に追いつことができませんでした。
その後は4回から7回までヒット、四球で出塁することができませんでしたが、
8点差を追う8回に先頭の7番横地選手(慶應)がセーフティバントを決め出塁、代打の吉野選手(慶應)が死球でチャンスを拡大し、代打の真田選手(慶應)がヒットでノーアウト満塁として、9番の途中出場の古野選手(岸和田)が1点は入りましたがゲッツーを打ってしまい、その後も続くことができませんでした。
結果的にはヒット3本と早稲田の投手陣に完璧に抑えられた形となりました。
早稲田大学
先発の伊藤投手(仙台育英)は8回1失点と早慶戦、優勝への大手をかけた最高のピッチングを見せました。
3回には2アウトからチャンスをつくられますが、丸田選手をカーブで見逃し三振を奪い、ピンチを切り抜けました。
その後は4回から7回までランナーを一人も出さない完璧な投球を見せました。
8回にはノーアウト満塁のピンチを作ってしまいましたが、ゲッツーのみの1点で最小失点で凌ぎました。
2番手の安田投手(日大三)は1回無失点の内容でした。
翌日の先発だと思っていましたが、今日投げるのは驚きでしたが、私は初めて現地で観戦できた投手なので見られて嬉しかったです。
かつての私と同じ世代の出身高校も含め、吉永投手を彷彿とさせています。
最速は136kmとスローカーブ、チェンジアップと1年生ながら3者凡退と堂々としたピッチングでした。
打線は2回1アウトから5番の前田選手(大阪桐蔭)が四球を選び、6番の小澤選手(健大高崎)がバントを決め、7番の梅村選手(早稲田実)が死球となり、8番の石郷岡選手(早稲田実)がショートのグラブを弾くタイムリー2ベースを打ち先制をしました。
3回には2アウトから3番の吉納選手(東邦)が逆方向へのホームランを打ち追加点を奪いました。
全日本に出られればそこで、その後の秋季リーグでアピールできれば、長打の打てる左打者の外野手として指名がある可能性があると思います。
4回にも5番の前田選手がヒットで出塁し、6番の小澤選手が送りバントを決め、7番の梅村選手がセーフティーバントの処理を外丸投手が捕球できず出塁し、8番の石郷岡選手が偽装スクイズの間に1塁ランナーが2塁に進みましたが、9番の伊藤投手も凡退して追加点を取ることができませんでした。
まだまだ猛攻を仕掛け、5回には先頭の1番尾瀬選手(帝京)がヒットで出塁して、2番の山縣選手(早大学院)が送りバントを決め、3番の吉納選手が凡退しましたが、4番のキャプテン印出選手(中京大中京)がタイムリーヒットを打ち追加点を上げました。
6回には伊藤投手自らタイムリーヒットを打ち、楽な展開にすることができました。そして、尾瀬選手が犠牲フライ、吉納選手がこの日2本目となる3ランホームランを打ち試合を決定づける8点目を取りました。
早稲田の盛り上がりも含めて、2015年の様な協力打線が復活したような部分も垣間見えて、学生の時の記憶が蘇ってきました。
明日は天候もありますので、確認をしながら、都市対抗二次予選 南関東の試合を大宮まで行って観戦をしたいと思います。
以上