5/14立教大学3-6慶應義塾大学
今日は雨予報ということもあり、6大学野球を観戦するかどうか悩みましたが、春季リーグをまだ1試合も観戦できていないということもあり、流石に行かないといけないと使命感に駆り出されたこともあり、神宮球場に向かいました。
ナイターでヤクルト対中日戦がありますが、チケットなど準備をしていないかったので、6大学の2試合のみ観戦をすることにしました。
早速第一試合の試合の感想を書いていきます。
立教大学
先発の沖投手(盤城)は3回を投げ、3失点という内容でした。
昨年にチラッと見たくらいであまり印象には残っていませんでしたので、本格的に見るのは初めてに近かったです。
感想としては大学野球によくいる投手の印象でした。
140kmのストレート、カーブ、スライダーで試合をまとめていました。
しかし、特徴があまりないので、打たれる時は打たれる、抑える時は抑える
その日の相手打線との兼ね合いで結果が変わってくるそんな感じです。
2番手の野口投手(東海大相模)は1回を投げ2失点の内容でした。
ここでの失点が響きました。
私の感想としては、慶應打線は廣瀬選手(慶應)、栗林選手(桐蔭学園)の上位が右打者が揃っているイニングにも関わらず、登板したことに疑問を感じました。
野口投手はスライダーやカーブの変化球が特徴でもあるので左打者には有効ですが、右打者には打者に迫ってくるボールになるので、サークルチェンジなど、外に逃げるボールがない以上は、右打者はインサイドに的を絞ることができるので、詰まっても外野の前に落ちることがあります。
正直別のイニングでも良かったと思います。この結果は仕方ないです。
3番手の小畠投手(智辯学園)は4回を投げ1失点という内容でした。
その1失点は9回のフォークのワイルドピッチでしたので、難しいとは思いますが、キャッチャーの戸丸選手(健大高崎)が止めてほしかったです。
ランナー3塁でフォークを逸らしてしまうと、相手打者にフォークはないと見られ、球種を絞られやすくなったり、フォークのサインが出ても、投手がワンバンを恐れて、緩んでしまう可能性があるので、絶対に止めないといけないのです。
打線は2番の菅谷選手(市船橋)のホームランで逆転はしましたが、結果的には得点は暴投の間の1点の合計3点のみに終わりました。
6回以降ヒット1本ではなかなか追いつき、逆転が難しい試合展開でした。
慶應義塾大学
先発の谷村投手(桐光学園) は4回を投げ2失点の内容でした。
2番の菅谷選手にホームランを打たれた失点のみですので、結果はそこまで悪くはありませんでした。
第二試合に出てくる先発としては合格点ではあります。
2番手の荒井投手(慶應)は登板したイニングに暴投で1失点はしましたが、回またぎ以降はテンポよく抑えていました。
3番手の森下投手(米子東)は2回を投げ無失点の内容でした。
制球もよく、内容的には完璧だったと思います。現在4年生ですので、社会人に進んだら面白い投手になるかなという印象です。
打線は上位打線がヒットを打ち、クリーンアップで得点をとるという理想的な試合の進め方でした。
プロ注目の廣瀬選手(慶應)は初回にレフト前にヒット、第二打席以降はヒットは出ませんでしたが、出塁をしていました。
さて、廣瀬選手の評価はドラフト1位または2位、3位には入ってくるという予想がされていますが、私は2位と見ています。
比較としては過去のドラフトで慶應の打者で楽天に2位で指名された岩見選手、
去年のドラフトで巨人に2位で指名された萩尾選手クラスだと見ています。
特に岩見選手は大学通算21本のホームランながらも2位でしたので、5月14日現在で17本の廣瀬選手も同じくらいホームランを打ちますが、その分三振もありますし、セカンドの守備もそこまで上手いということではないので、サードにコンバートなどを踏まえると1位で獲得までには至らないのではないかと思っています。
去年の立教大学の山田選手で指名漏れということがあったので、強打のセカンドだけで指名されることは限らないので、もう少しスカウトの評価を見ながら、判断をしていきたいと思います。
慶應はここ数年プロに指名される選手が毎年の様に出てきていますが、廣瀬選手を除くとなかなか光る選手がいないので、少し苦しい印象です。
毎年下級生で打線の主軸にいたり、1試合目に投げていたりしますが、4年生が打線の主軸になっていたりするので、来年が心配だなという印象です。
立教大学、慶應の第二試合ということなのかどうかは分かりませんが、少し投手のレベルが落ちている印象です。
ドラフトでプロが育成選手を多く指名した影響なのかどうかは分かりませんが、6大学野球として見た投手にしては、良い投手との差がはっきりしている印象でした。
コロナの対策が終わり、制限がないので、今までのような練習ができるので、秋季リーグでは150kmを投げる投手が第二試合でも出てきて欲しいです。
以上