5/15早稲田大学5-8明治大学
緊急事態宣言により無観客が続いていたが、今日から5000人を上限として観客を入れて試合が行われました。
今日は特にリーグ戦も終盤で優勝や順位が決まってくる大事な試合であったこともあり、私は10時前に神宮球場に着いたが、かなりの行列でした。
天候は晴れで、風はそれほど強くもなく、良いコンディションだと思いました。
注目ポイント❗️
①前回立教大学戦で徳山投手(大阪桐蔭)が立ち上がりに打ち込まれした。法政大学戦では良いピッチングをしていましたので、今日は立ち上がりに注目
②明治大学先発の竹田投手(履正社)は下級生の時に見た印象と比べてどこまで成長したのかを注目
試合内容
早稲田大学が初回に3点を先制して良い流れだったが、3回〜6回に失点を重ねてしまい、逆転で明治大学が勝利した。
具体的な考察
早稲田大学
先発は徳山投手は5回4失点の内容でした。
私が気になったことは、確かに立教大学戦での四死球から崩れることはなかったが、全ての打者に対して3球以内に必ずストライクがあったことです。
ストライク先行することでリズムを作ることができるメリットはあるが、逆に初球や2球目、3球目に必ずストライクがあるということが見て取れる。
しかも、3ボールカウントが1度もなかったこともあり、私の中では明治大学側に何か作戦があったのではないかと思ったほどです。
明治大学側は初球からバットを振っていったこともあり、徳山投手の球数は4失点ながら75球と少なかったです。
その根拠となったのが、5回の裏の篠原選手(報徳学園)の時に2ボールの次の球をレフトに引っ張った時に、私の中では「打つかも?」って嫌な予感がありました。
プロ野球の解説者の岩本勉さんが、「四球を出さないコントロールの悪いピッチャー」と現在はテキサスレンジャースの有原投手に言ったことがあります。
四死球を恐れてだんだんボールが真ん中に集まって、連打をくらってしまってノックアウトをされた時に解説で言われていました。
まさに、今日の徳山投手は四死球を恐れてストライクを取りにいった時に、明治側に打球を捉えられたことが敗戦投手になった結果ではないでしょうか。
また、これは今日の早稲田大学の投手全体に言えたことであるが、盗塁やエンドランの様な足を使われて失点をしたことである。
牽制もランナーが1塁に出た時にほとんど1球目に牽制を入れていた印象である。
前回立教大学戦で嫌な予感はしていたが、やはり明治大学も同じ戦い方をしてきました。
岩本捕手(大阪桐蔭)も含めて、バッテリーでこの課題を解決しなければ、投手が100%の状態で打者に向かっていけない状態で早慶戦を迎えてしまいます。
今日の牽制が「走者をアウトにしてやる」といった印象を受けました。
打者は1回の表に蛭間選手(浦和学院)の先制3ランでいい流れではあったが、その後は竹田投手のピッチングで押さえ込まれました。
9回に岩本捕手がホームランを打って3点差まで詰めましたが、8失点をカバーはできませんでした。
明治大学
先発は竹田投手で初回に3失点するが、その後立ち直り7回3失点の内容でした。
私の印象では3回からカーブの緩急、内角のストレートを増やしてリズム良く投げることで、相手打者が早打ちになっていった気がします。
修正をしたバッテリーは素晴らしいです。
竹田投手は平均球速が後5k、MAX150k出れば、質の良いストレートがより武器になる気がしました。
秋のリーグ戦でどこまで成長できるのか期待大です。
打者は足を絡めながら、積極的にバットを出していったことが結果的に8得点につながったと思います。
4番の上田選手(愛産大三河)が3打点❗️
まだ2年生ということもあり、これからの成長が楽しみで仕方ありません。
今年のプロ野球は阪神の佐藤選手がルーキーながら現在大活躍していることもあり、上田選手には佐藤選手のように大型スラッガーになってほしいです。
注目していきたいと思います。
後は、前述にも書いていますが、篠原選手勝ち越しタイムリー❗️
これで明治側に流れが行って、6回の3得点に繋がっていったと思っています。
1番打者の陶山選手(常総学院)が4安打とリードオフマンが塁に出て、4番が返す理想の得点でした。
私の中で1回の3点で「もしかすればやばいかも」と思いましたが、その後の逆転劇を見た時は熱くなりました。
それも竹田投手が2回のピンチを抑えて3点で試合を進めていったこともあったと思うので、投打が噛み合った試合内容でした。