慶應義塾大7-4明治大
今日の午前中の外の景色は雨模様でしたが、午後からは晴れ、試合時間が1時間延期ながら、無事に観戦できています。
本来であれば、首都大学野球リーグの観戦の予定でしたが、第一試合が中止となっており、天気の回復具合も分からなかったので6大学野球に変更しました。
いつもの様に2階席から観戦をしています。
では、試合の感想を書いていきます。
明治大学
先発は蒔田投手(九州学院)
3回4失点で降板となりました。
中日ドラゴンズの柳投手を彷彿とさせるフォームでした。
おそらく背番号17と柳投手が中日で背負っている背番号と同じですので、意識はしているのでしょうか。
内容としては、1回から四球2つ絡み、萩尾選手(文徳)にセンターオーバーにタイムリーを打たれ、その後朝日選手(彦根東)にもタイムリーを打たれ、いきなりの3失点からの立ち上がりとなりました。
私の印象では、2ストライクまでは追い込んでいたので、相手打者を打ち取るボール、決め球がないということで、打者に粘られ、ヒット、四球が目立っていました。
まだ、3年生ということもあるので、自分の強みを見つけて頑張ってほしいです。
おそらく柳投手の投球術が参考になると思います。
ランナーがいない時でもクイックを使ったりして、タイミングを上手くずらしながら投球をしているそうです。
2番手は石原投手(広陵)
左腕で最速146kは魅力たっぷりです。
後はコントロールなので、登板機会が増えてくると面白い存在になるのではないかと思います。
しかし、内容としては、4回3失点でした。
3番手は千葉投手(千葉黎明)
ランナーを抱えながらも、2回無失点で抑えていました。
投手陣全体で四球7つは多いです。
制球力の改善が求められます。
打線では、山田陸(桐光学園)選手がレフトにホームラン
途中出場の名新選手(明大中野)もホームラン
宗山選手(広陵)が2年生ながら3番ショートを打っていたり、瀨選手(天理)選手は1年生ながらスタメンで出場していたり、来年も楽しみなチームになることは間違いないです。
特に瀨選手は天理高校時代に明治神宮大会で1年生ながらホームランを打ったりしてラッキーボーイ的な存在だったことを現地で見ていたことを思い出しました。
なので、これから成長していく姿を4年間見られることが非常に楽しみです。
慶應義塾大
先発は増居投手(彦根東)
私は何度も増居投手が下級生の時から投げている姿をみているので、4年生になって、チームの1回戦から先発で投げている姿にまず感動しました。
ホームラン2本、タイムリーと6回途中3失点で降板となりました。
ストレートも悪くはなかったのですが、これといったボールがないのが、3巡目を迎えた時に抑えるボールがないのが辛いところです。
2番手は橋本達投手(長田)
最速146kのフォーシーム、落ちるボールを武器の本格派投手の印象でした。
しかし、ヤクルトの木澤投手の様な150kを超えるフォーシームではないこともあり、結構バットに当てられていた印象でした。
打線は1回から、四球が絡みながらも3得点をあげ有利に試合を進めることができたのは大きいです。
下級生から経験を積んでいる下山選手(慶應義塾)、萩尾選手、朝日選手が得点に絡んでいるというのは、慶應らしい野球でした。
結果的にヒット12本を打ち、7得点でした。
しかし、ここ数年の慶應の強さは主力が下級生にもいたということがあり、ドラフトで指名され、プロの世界で活躍している選手(柳町選手、郡司選手、木澤投手、正木選手)は1年生、2年生から主力でしたが、今は廣瀬選手(慶應義塾)、善波選手(慶應義塾)のみであり、投手も4年生がほとんどです。増居投手、生井投手(慶應義塾)、橋本投手が抜けた時の投手力がどうなるのかというのも視野に入れなければ、来年以降が厳しい戦いになってくるのでは無いかと思っています。
大学野球は1年生〜4年生の中で、いかに下級生の時に経験をさせるということがチームの強さに直結をするので、4年生以外の選手が何人出場しているのかという部分に注目です。
特に1年生から出場しているのは素晴らしい素材であり、ドラフトの年になった時にはドラフト候補になっているのかということもわかるので、4年間追っかけができます。
東京に住んでいるというアドバンテージによって、多少天気が悪くても、中止になるかどうかが分からなかったので、念の為表参道で待機しておいて良かったです。