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5/14早稲田大学3-6明治大学

まずは、明治大学優勝おめでとうございます。
私は今日しか観戦していませんが、野手、投手ともに完成度が高かったです。
調べると、優勝までには慶應相手に1回敗戦したのみで、他を寄せ付けない強さはお見事です。
次は全日本大学野球です。ここで優勝することを願っています。
私も全日本大学野球の準決勝は現地です。

では、そんな明治大学が優勝をした試合について感想を書いていきます。

早稲田大学
先発の清水投手(履正社)は2回3失点という内容でした。
初回から4本のヒットを浴びてしまい、3失点を喫してしまいました。
140kmに満たないストレート、緩急のカーブ、スライダーでは昨日15得点をしている明治打線を止めることができませんでした。
それでも、2回はランナーを背負いながらも無失点で抑えましたが、次の回に代打を送られ降板になりました。
4年前の2019年に夏の甲子園の決勝でも投げた投手であり、早稲田に鳴り物入りで入ったと思いますが、正直4年の間に成長は見られませんでした。
2番手の伊藤投手は6回3失点という内容でした。
昨年に投げているのを見ていた時は、これからの伸び代に期待していましたが、小さく纏まっている印象でした。
まだ2年生ですので、もう少しストレートで押してもいいのかなと思いました。
9回のマウンドに関しては、昨日5人の投手全員が失点をしていたので、信頼できる投手がいなかったのでしょう。
本来であれば、代えて良かった場面でしたが、投げさせて、結果的にホームランを打たれてしまいました。
シンプルに投手力不足です。
夏の間に整備しないと、秋季リーグでも同じ結果になると思います。

打線は吉納選手(東邦)の3ランホームランで1点差まで詰め寄りましたが、ヒット3本ではこれ以上得点することができませんでした。
1番〜4番までは3割超えていますが、5番以降で得点どのようにして取るのかが今後の課題だと思います。
6番の野村選手(山梨学院)は1年生から小宮山監督に使ってもらっていますが、なかなか期待していた以上成長することができませんでした。
下級生の頃から経験を積んでいる選手が、どの様に結果を残すのか、秋季リーグはそこに注目して見ていきたいと思います。

明治大学
先発の石原投手(広陵)は6回3失点という内容でした。
5番の吉納選手にホームランの3失点のみでしたので、試合は作ったと思います。
左腕から繰り出す最速149kmのストレートは空振りを取れるので、非常に見ていてまだまだプロでも伸び代のある投手に見えました。
今年のドラフトは大卒投手の左腕は豊富なので、その中で石原投手は魅力的な投手であることは間違いないです。
課題はスタミナだと思うので、6回から急にボール球が増えたり、ストレートが140kmそこそこになっていたので、途中体力温存をしながら投げているのは見ていて分かりましたが、ある程度は145km前後で100球を投げることができれば、プロの先発でもローテーションを回ることができると思います。
2番手の久野投手(報徳学園)は正直驚きました。
2年生ながら左腕で147kmのストレートで押すピッチングはこれからの可能性しか感じません。
タイプ的には中日の大野投手を彷彿させる感じです。
これからの活躍を見ていきたいと思います。
3番手の蒔田投手(九州学院)は9回のマウンドに上がり、優勝投手になりました。
昨年は先発をしていましたが、今年の春季リーグは村田投手(春日部共栄)、石原投手に譲る形になっています。
明治の投手陣の層が厚いです。

打線は11安打6得点と昨日に続いて早稲田投手陣から得点を奪いました。
初回の3得点で完全に試合の主導権を握ったかの様に見えましたが、一時は1点差まで詰まった時がありましたが、9回の7番小島大選手(東海大相模)の2ランホームランの瞬間、優勝を手繰り寄せる一打になったことは間違いないです。

また、プロ注目の4番でキャプテンの上田選手(愛知産業大三河)は1安打1打点の結果でした。
9回にエラーをしましたが、その前にバスターを至近距離でキャッチしたり、守備の動きは悪くなかったです。
私の中では慶應の廣瀬選手(慶應)よりも上田選手の方が守備の面で潰しが効くことを踏まえると、評価は上の方が気がします。
高卒であれば、間違いなく長打が打てる廣瀬選手ですが、大卒は即戦力性も求められるので、いきなり1年目から1軍の舞台に立ちやすいのは上田選手かなと思っています。
しかし、サードはプロ野球ではある程度固定化できていたり、現時点でできていないチームは外国人選手を獲得することがあるので、そこは争いになってくるので、入るチームに恵まれるかどうかで変わってくるのは間違いないです。

来年のドラフト1位がほぼ確定している宗山選手(広陵)は守備でエラーがありましたが、動きがプロ並みであるので、どれくらいのチームが獲得するのかが楽しみで仕方ありません。

本来であれば、6大学野球の後にプロ野球の日程を組むのですが、雨の影響があり、なかなか実現することができませんでした。
秋季リーグでは6大学野球の後にプロ野球を観戦できるようにしたいと思います。

以上

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