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トヨタ自動車4-2ヤマハ

ついに都市対抗野球大会の決勝がやってきました。
本当にこの2週間は全て都市対抗野球の観戦に捧げてきたと言っても過言ではありません。
結果的には12日間の開催の内、8日間も足を運びました。

決勝戦のトヨタ自動車、ヤマハに至ってはこの試合で3試合目となり、もはや社員レベルで観戦しているのではないかと思います。
しかもヤマハに至っては、全てヤマハ側のチーム券をもらっていたので、ヤマハの社員と錯覚するくらいです。

そんな熱戦が続いた最後の試合の感想を書いていきます。

トヨタ自動車
先発の嘉陽投手(亜細亜大)は7回1失点と素晴らしい投球をしました。
この大会を通じて素晴らしい活躍をしており、橋戸賞を今回受賞しました。
本当におめでとうございます。
奇しくも、私はこの都市対抗の試合では嘉陽投手の登板する試合は全て観戦することになりました。
しかも、全て対戦チーム側です。
Honda、日本通運、ヤマハと
最速150kmのストレートにフォークのコンビネーション、ストライク先行で球数少なく抑える投球技術、文句のつけようがありません。
これから先も社会人野球の選手として頑張ってほしいです。
改めて嘉陽投手おめでとうございます。
2番手の渕上投手(星槎道都大)は2回1失点と好投し、見事に胴上げ投手となりました。
この大会は嘉陽投手、森田投手(法政大、Honda鈴鹿)、松本投手(亜細亜大)の3名の投手陣の運用で決勝まで戦ってきたので、渕上投手はこの期間では初登板でした。
正直、現地で観戦をしている中で、渕上投手が崩れる可能性も示唆していました。
ヤマハの応援が特に盛り上がっており、ヤマハの流れにもなっていました。
そんな中でも9回のソロホームランを打たれてからは三者凡退に抑えたのは本当に素晴らしかったです。

打線は初回から先制をしたことで、優位に試合を進めることができたと思います。
私は現地では観戦することができませんでしたが、3番の北村選手(亜細亜大)がホームランの先制点は本当に大きかったです。
嘉陽投手には精神的にも安定させる一発になったと思います。
私が注目したのは、5回の4点目を挙げる場面
3番の北村選手がショートゴロの間に1点でしたが、徳本選手(青山学院大)がエンドランで走っており、そのおかけでゲッツーの当たりが1個のアウトしか取ることができませんでした。
この1点がかなりヤマハ側にも大きく、バントでランナーを進めることができない作戦になっていったので、この1点の重みというのは相手が打って、打ってしかできない状況にしたことが勝利に繋がっていったのだと思います。

この大会を通じて、トヨタ自動車の打線の繋がり、守備と優勝するにふさわしい戦いをしていました。
このままの勢いで日本選手権連覇に向けて頑張ってください。

ヤマハ
先発の辻本投手(駒澤大)は3回3失点という内容でした。
決勝という先発マウンドでホームランを打たれました。
それでも3回を3失点とここまで打線が活発なトヨタ相手には素晴らしい投球だったと思います。
同じ東海ですので、次はリベンジをしてほしいと思います。
2番手以降は昨日同様に継投でした。
清水投手(共栄大)は2回1失点、九谷投手(東京農業大)は1回無失点、近藤投手(青山学院大)1回無失点、佐藤投手(共栄大)1回無失点、波多野投手(東北福祉大)1回無失点とランナーを出しながらもピンチを抑えていました。

打線は9回まで諦めずに攻め続けていました。
結果的には大本選手(立命館大)、秋利選手(カリフォルニア州立大)のホームランの2点のみでした。
2回、8回とランナーを出しましたが、併殺打に終わっていたりと後1本が続かない状況でした。
それでもヤマハの応援団も含め、9回の裏の2アウトまで応援をしている声は私は外野席からでも届いていましたし、この大会を通じて何度も見てきました。
ヤマハ側で3試合観戦することができて本当に良かったです。

都市対抗野球は昨年同様に多くの試合を観戦していきました。
どの試合も白熱しており、多くの選手が活躍していたのは見てきましたし、感じました。
しかし一個心配なのが、「ドラフト」です。

私は社会人野球オタクではなくドラフトオタクでありますので、ドラフト観点から見るとENEOSの度会選手(横浜高)以外はなかなか上位での指名は難しいのではないかと思いました。
ですが、あくまで私の評価ですので、この大会で光ったものがあったり、この先ドラフト会議までに活躍してアピールすれば分かりません。

それでも、都市対抗の一発トーナメントはハラハラしますし、見ていて楽しいので来年も多くの試合を観戦したいと思います。

さて、都市対抗が終わると、プロ野球に変わってきますので、今週は横浜対ヤクルトの試合の観戦をします。

以上。

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