9/14早稲田大学20-0東京大学
さて、9月最初の3連休は6大学野球の開幕からスタートします。
この後は東京ドームに移動して、翌日は関西の大学リーグからの阪神戦2日間とハードスケジュールですが、心は燃えています。
シーズンも佳境に入ってきましたので、ドラフトに向けてより一層熱が入ります。
天候も9月は外野でゆっくりと思いましたが、とてもじゃない暑さですので内野の二階席から観戦です。
では、早速第一試合の感想を書いていきます。
早稲田大学
先発の伊藤投手(仙台育英)は6回無失点の内容でした。
最速143kmのストレート、スプリット、チェンジアップ、スライダーを投げる投手です。
国際大会でも登板していましたので、成長した姿を見せたと思います。
初回に先頭にヒットを打たれても、ピンチの場面でも内角に制球されたストレートで打ち取りました。
その後はヒットを打たれることなく、ストライク先行で打者と勝負していた印象です。非常にリズムが良いので守りの面でもファインプレーが出たりと、まずは最初のリーグ戦の登板では100点ではないでしょうか。勝負は次のカードからです。
2番手の越井投手(木更津総合)は1回無失点の内容でした。
最速142mのストレート、スライダーを投げる投手です。
ストレートで空振りを取れていた印象でした。
3番手の黄投手(新竹)は1回無失点の内容でした。
おそらく4年生ながら初登板だと思います。
最速は124kmのストレートながら、カーブなど変化球を交えながら投げていました。
先頭にヒットを許しましたが、ダブルプレーでピンチを切り抜けました。
4番手の田和投手(早稲田実)は1回無失点の内容でした。
最速145kmのストレート、スライダー、チェンジアップを投げる投手です。
三者凡退で試合を締めくくりました。
打線は2回に1アウトから6番の小澤選手(健大高崎)がヒットを打ち、盗塁を決めたことで、2アウト3塁から8番の石郷岡選手(早稲田実)に先制のタイムリーヒットが生まれました。
3回には2つの四球が絡み、1アウト3塁、2塁から4番の印出選手(中京大中京)が2点タイムリーヒットを打ちました。
私個人はドラフトで指名されてもおかしくはない選手ですが、早稲田のキャプテンということで縛っている可能性がありますので、今はなんとも言えません。実力はある選手です。
4回にも下位打線からチャンスを作り、1アウト満塁から2番の山縣選手(早大学院)は四球を選び押し出し、3番の吉納選手(東邦)がグランドスラムで一挙この回5点を入れて8得点ですので、この試合は決まりました。
山縣選手、吉納選手は私個人は支配下はあると思っています。その後も吉納選手は3ランホームランを打ち、最高のアピールにはなりましたが、次が大事です。
死球の影響で9回の守備は変わったので、明日以降何もないことを願っています。
ここからは特に打者が打ってもやりたいことができるので、論じることはしません。また、四死球が12では試合にもなっていません。
結果的には控えの選手にもヒット、タイムリーヒットが出ましたので、優勝に向けては良い試合内容だったと思います。
東京大学
先発の平田投手(都立西)は3回3失点の内容でした。
最速143kmのストレート、チェンジアップ、ツーシーム
2回には2アウト3塁から先制のタイムリーヒットを打たれました。
私個人は敬遠で9番の投手と勝負と思っていましたが、、、
3回には2つの四球を出して、捕手が打球を見失った際に進塁され、2点タイムリー2ベースを浴びてしまいました。
右方向に抜けるボールが目立っていました。
2番手の長谷川投手(駒場東邦)は1/3を投げ2失点の内容でした。
いきなり、ヒット、2ベースヒットを打たれ、一人の打者を抑えて降板をしました。
3番手の鈴木投手(国立)は0/3を投げ3失点の内容でした。
1アウト3塁、2塁から登板をして2連続四球を出して押し出しになりました。
次の打者にはグランドスラムを打たれ降板をしました。
4年生で最後の秋季リーグですので、次の登板はあってほしいです。この内容で最後は辛いです。
4番手の江口直投手(海城)は1回2/3を投げ1失点の内容でした。
回跨ぎのイニングでは四球でピンチを作り、ノーアウト満塁でゲッツーの間の1点でなんとか凌ぎました。
5番手の横山投手(新潟)は2/3を投げ4失点の内容でした。
四死球が絡み、押し出し4連続となかなかストライクが入りませんでした。
6番手の佐伯投手(渋谷幕張)は2回1/3を投げ無失点の内容でした。
2アウト満塁から登板して、見逃し三振を奪いました。
回跨ぎでもピンチは迎えましたが、無失点で切り抜けていました。
7番手の松本投手(國學院久我山)は1回7失点の内容でした。
本日ベンチ入り最後の投手です。
最速137kmのストレート、カーブを投げる左腕投手です。
先頭に四球を与え、ヒット2本を打たれ、ノーアウト満塁のピンチから2点タイムリーヒットを打たれました。その後も3ランホームランを浴びるなど、非常に苦しい内容でした。
やはり、東京大学で野球の技術を伸ばすのは難しいことであると感じました。
正直、甲子園でも投げている投手でしたので、1年生ながらも秋のリーグでは二戦目の先発だと思っていましたが、7番手の登板には頷けました。
打線は初回から先頭の酒井選手(仙台二)が初球をライト前ヒットで出塁しましたが得点には繋げることはできませんでした。
その後もヒットがなかなか出ない状況で、投手が変わった8回に先頭の代打竹山選手(修道)がヒットを皮切りにと思いましたが、ダブルプレーでチャンスを潰しました。
結果的にはヒット3本、四球2つと早稲田の投手リレーに完璧に抑えられました。
初戦から20得点と早稲田の打線が打ちまくった展開になりました。
東京大学の試合はドラフトの見方では参考記録と私は考えているので、次のカードに向けての調整という部分では、前述でも書きましたが最高のスタートは切れました。
次の試合は慶應義塾大学と立教大学と春のリーグではなかなか苦しい内容でしたので、夏の期間でどこまで仕上げることができたのか見たいと思います。
以上